【イベントレポート】ブラームス室内楽シリーズ第3回 ピアノ四重奏
2023年12月2日
サルビアプレミアムクラシック ブラームス室内楽シリーズ 第3回
ピアノ四重奏
出演:直江智佐子(ヴァイオリン)/ 大島亮(ヴィオラ)/ 門脇大樹(チェロ)/ 諸田由里子(ピアノ)
神名川フィルハーモニー管弦楽団首席奏者・大島亮氏をシリーズプランナーに迎えてお届けしてきた、ブラームス室内楽シリーズ。
最終回である第3回は、ブラームスと生涯にわたって交流があった、
シューマンにも焦点を当て、お届けしました。
シューマン:ピアノ四重奏曲 作品47
作曲されたのは1842年。この年は、他にもピアノ五重奏や弦楽四重奏曲を作曲しており、「室内楽の年」とも言われています。
前半の緊張感のある雰囲気から、打って変わってロマンチックな曲調になる第3楽章が、一番の聴きどころとして人々に愛されている作品です。
ブラームス:ピアノ四重奏曲 第2番 作品26
同時期に作曲を始めた「ピアノ四重奏曲 第1番 作品25」とよく比較される、
この作品。第1番の特徴が暗い響きなのに対して、今回演奏された第2番は、
明るい曲調になっています。
全体的にピアノと弦楽器のバランスが絶妙に取れている作品で、そこから
生まれるハーモニーは格別でした。
アンコール
アンコールは、1曲目に演奏された「ピアノ四重奏曲 作品47」の第3楽章を
チェロを変則調弦して演奏しました。(通常では出せない音を使うため)
再び、美しい第3楽章が響き渡り、拍手喝采の中終演しました。
10月末から始まったこのシリーズも、あっという間に閉幕となりました。
この音楽ホールを存分に活かした公演に携わることができて、担当としてもとても楽しめました。
シリーズ・プランナー 大島亮氏 をはじめとした、今シリーズの出演者の
皆さま、ありがとうございました!
(スタッフ りょくた)