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オリジナルのウールリネン、誕生です

デザイナーの藤冨が「SALUÉ」というファッションブランドを始めるきっかけになった"リトアニアリネン"という生地との出会い。無骨で質実な雰囲気に魅せられ、この布で洋服を作ってみたいと思ったことが、今に至ります。

SALUÉはブランドをスタートした当初から、リトアニアの工場でオリジナルのリネンを生産。その生地を使い、日本の素晴らしい技術者と共に洋服を作ってきました。

これまで数々のオリジナルリネンを生み出しましたが、この秋に初めて、ウールを混ぜたオリジナル生地「wool linen jacquard」がデビューします。

「wool linen jacquard」は、ウールを15%混ぜた、厚手のリネン。
でも、ただのウールリネンではなく、3本の糸で織られた六角形のハニカム模様のジャガード織りで、生地に立体感を感じさせます。

平織りよりも厚みが出るので、生地としての耐久性も増しつつ、細かな模様が品良く目に映ります。

今回作ったオリジナル生地「wool linen jacquard」は、2色での展開。

「black」 はハニカム模様が目立たず、それでいて、シンプルな平織りに比べると高級感が増す印象です。

もう一つの「tan×blue」は、SALUÉの中でも個性が光るオリジナルカラー。

ブルーとホワイトのメランジェ生地を土台に、タンをハニカム模様に乗せて。
淡いブルーに、ピンクブラウンの優しいカラーが浮かび上がっています。

この新しいオリジナル生地「wool linen jacquard」を使った洋服として、最初に発表するのは「puff sleeve shirt」です。

これまで「light weight linen」「cotton」の2種類の生地で展開していた、SALUÉの定番シャツ。

お客様の中には、各色揃えてくださっている方もいらっしゃるほど人気の型です。

新たにウールリネンで製作することにより、冬も含めてより長い季節、袖を通していただけるようになりました。

生地に厚みのある「wool linen jacquard」を使うことにより、見え方にも変化が。

light weight linen」はくたっとした生地感でパフも大人しい印象でしたが、「wool linen jacquard」だと袖山の形がリネンの割にはっきりしています。

遠目で見ても立体感があり、よりパフらしい袖を楽しめます。

また厚みがある分、全体のフォルムを保ちやすいため、裾のAラインもはっきり。

インせずに着てもバランスの取れるよう意識して作ったシャツなので、ぜひ裾を出して、きれいなAラインを楽しんでください。

もちろんインしてもOK。ボトムの中でもたつかず、裾がはみ出すこともなく、ちょうど良い丈感に仕上げています。

ウールリネンというと秋冬物とイメージされるかもしれませんが、ウールは吸湿性があり、夏の肌着にも使われるほど機能的な素材。
日本の気候の変化にも対応できるバランスの良い生地なんです。

「wool linen jacquard」を使った洋服は、春・秋・冬の3シーズン、幅広い季節に着ていただけるアイテムに変身します。

デビュー作の「puff sleeve shirt /wool linen jacquard」は現在予約受付中。この秋からぜひ、ワードロープに加えてみてください。

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