応用情報技術者試験: 合格体験記
はじめに
2024年4月、応用情報技術者試験を受験してきた。
次また何かの試験を受けるとき、もしくは応用情報を受けるかもしれないので(笑)
手ごたえのあった勉強法についてまとめようと思う。
追記: 7/4(木) 合格した!!!
午前71.25 午後64.00のギリギリだった。
合格率23.6%(8677/36730人)でしたので試験自体の難易度としては難しい部類になるのではと思う。
(物理士とか放射線主任者第一種とかもこのくらい)
前提条件や勉強期間
受験した私のバックグラウンドをお伝えしておく。
基本情報技術者試験合格(昨年6月)
IT業界経験1年、SIerをしている
今年で30歳。
勉強期間は3ヶ月弱
1日あたりの勉強時間は平均2時間程度。
土日で増やしたかったができなかった
最初の1ヶ月は10分とかだったと思う。
勉強期間は3ヶ月弱だったが、不安が残る感じで受験したので、3か月~4か月前から勉強したほうが安心して受験できると思う。
使ったもの
過去問道場→午前対策
参考書①→午前対策(ほぼ使ってない、必要ないかも…)
参考書②→午後対策
午後問題の対策には下記を使用
進め方
1ヶ月目
まず勉強習慣をつくる。
同時に基礎知識を身につける。
そして参考書を買う。
基礎知識を身につけるために過去問道場をやり込む。直近2回はあまり出題されないので、それらを除外した過去9〜10回分を解く。
過去問道場では科目指定や試験指定ができるのでそれらを駆使する。
ちなみに、1科目(情報システムとか)を3回分指定すると大体10問前後のボリュームになるので、私は通勤時間の合間に勉強していた。これで大体所要時間10分くらいになる。
間違えた問題は直後に復習し、一週間後くらいにまた同じ問題を解くと定着した。
解く際に、「明らかに全然わかんないやつ」は赤チェック、「勘だけど60%くらいの確率で解けそう」は黄チェック、「絶対わかる」は緑チェックを付けておく。
通勤途中とかお風呂の間とか隙間時間にやるのがおすすめ。計算問題は赤チェックを付けて飛ばしてもいい。
2ヶ月目
午後問題を解き始める。
まず、文章を読むことに慣れる。
参考書を使用して解法を頭に叩き込む。
この間隙間時間の午前問題演習は続ける。
応用情報はCBT形式ではないため、紙とペンを使った勉強法がいいと思う。
2か月目に入ったら参考書をとりあえず1巡する。
明らかに苦手なものは科目ごと飛ばしてもいいけど、1回はとりあえず全部解いてみるのがおすすめ。
セキュリティは必須で解く必要があるが、他4問は得意なものを選択する必要があるため、自分が何が得意か判断しないといけない。意外と解いてみたら思わぬ科目と相性が良かったりするので解くのを勧める。
他サイト等でDBはおススメしないって書いてあったが、私はなぜかDBと相性が良かった。
解き始めると平日は大体1問しか解けないと思う(疲れて)。こちらもまずは「長文を読むことに慣れる」ことを意識して最初の2~3週間は「毎日1問解く」を目標にする。
慣れてきたら1日2問解いてみる。おそらく見直し含めて1時間30分くらいかかるはず。
3ヶ月目
午前問題で赤チェックを付けた問題を解く。
計算問題を解きまくる。
午後問題は二巡目を解く。
午前対策は過去問道場で赤チェックを付けた問題や計算問題を解く。
ここで自分の苦手な傾向がわかるので、参考書で基礎知識の補強をする。
また、計算問題もまとめて解くと、試験で問われるパターンがそんなにないことがわかる。捨て問題のパターンを頭に叩き込む。
午後問題は二巡目に入る。ここでは「本番に解く科目 + 予備1科目」を解く。これを3か月目の2週間~3週間目までに終わらせる。
最後の1週間でほか心配なところを詰めていく。
3ヶ月分の計画を立てて進めるのもおすすめ。その際は一週間のうち1〜2日ほどバッファを持って計画を立てるとよい。
また、1回は模擬問題を当日と同じスケジュールで解いてみるのもおすすめ。午前試験、午後試験はそれぞれ2時間半。説明時間も含めると3時間くらいかかるので、「試験時間内に椅子に座り続ける」という練習もしておいた方が安心。
受験会場は大学が多かった印象。広いクラスや講堂で実施していたが、椅子が板張りでお尻が痛かった。
前日当日までの心得
証明写真を撮っておく。これは早めにやっておいたほうが安心。直前に焦ると精神衛生上よろしくない。
前日は持ち物チェックを入念にしておいたほうがいい。午前はマークシートなのでえんぴつがあるとおススメ。
午後はマークシートのようなつるつるした紙にマス目が書かれているタイプの記述問題。裏面にも回答欄がある。シャーペンでOK。時計は会場にない可能性があるので持参したほうがいい。シャー芯は机に置けないので、前日にシャーペンに入れといたほうがいい。
当日は試験集合30分前には会場についておいたほうが安心。
大体大学で試験が行われると思うが、大学付近のコンビニは売り切れが多発するのでお昼ご飯+飲み水は買っておいたほうがいい。女性はトイレが混むので注意。
試験時間が始まってから名前を書くことを指示される。試験時間中に必ず記名・午後問題は回答した問題に丸を付けたか確認はしたほうがいい。
受験してみての感想
思ったより会場が寒かった。気温調整できる服にしておけばよかったと思う。
椅子が硬くてしんどい。2時間半×2コマとてもつらい。
10分前に試験会場には到着できたが、ハラハラした。大学構内って広いんだよね。早めに到着しておいたほうがいいと思った。
余裕もって合格するには3か月は必要!
計算問題は「知識」が必要なタイプよりも単純に「計算」ができればいいものもあるので、案外解きやすい問題が多い。四則演算でどうにかなる。めげずに解法を身に着けたほうがいい。どう頑張っても理解できんってのは体感720問(9回分×80問)中3問くらいあるけど諦めても合格できるから安心していい。
結婚して配偶者がいると配偶者のリラックスタイムに勉強することになるためなんだか心苦しい2か月を過ごした。家事もあるので独身時代のような勉強はできない。特に土日!全然時間作れなかった(笑)
効率を上げるため、計画を立てて勉強したのは良かったと思う。
「今日どこやろっかな〜」と悩む時間を勉強に充てるのがポイント。
疲れている中勉強していたので、時間のメリハリがなかった。「集中」というアプリがあるが、時間を図ってメリハリをつけて勉強すればよかったと少し後悔。
おわりに
結果が出るのは2か月後!気長に待つことになる。
私も今回で合格しているかわからないので、次回は今回の反省点が活かせればよいと思う。