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JAMAICA#1 ココ見習いたい①ポジティブシンキング


日本の真裏にある国、ジャマイカ。

ジャマイカというと「ボブマーリー」や「レゲエ」
ぐらいは、どんなに知らない人でもイメージがあると思います。

最近だと、陸上のウサイン・ボルト選手、冬季オリンピックの時期に金ローで「クール・ランニング」やっていたので、それでジャマイカのボブスレーチームとかも耳に残っています。
あと、セブンイレブンで発売された「ジャークチキンサンド」!
ジャークチキンもジャマイカの代表的な料理ですね。

ただ、なかなか実際に現地に行ったという方は少ないのかなと思います。

私が初めてジャマイカに行ったのは2011年でした。

海外旅行ほとんどしたことなかった私がなぜジャマイカに行ったのかというと、1番はジャマイカのRaggaeカルチャー(音楽やダンス)が好きだったからというところにあります。

ジャマイカに行き、音楽の文化に触れることができたのと、私はさらにジャマイカの国民性にとても魅力を感じました。

そこで、私が感じたジャマイカのココが好きについてあげていきます。

そこには日本が抱えてる問題の解決に繋がるヒントがあるような気がしてならないのです。



Bob Marley&The Wailers が歌う楽曲で有名な
 「Three little birds」や「No woman no cry」


これらの歌詞にもある

Every little things gonna be all right.
どんなに小さなことでも全てうまくいく
Everything's gonna be all right.
きっと大丈夫/どうにかなるさ

ジャマイカではこのようなポジティブな言葉が普段から飛び交っています。

挨拶の時も
「Wa gwaan (元気?)」に対しては

「Anything all right!」エニティンアーライ
(元気だよ! 何も問題ないよ!)

だいたいこれが挨拶のルーティンで、若い子とも年配の人とも出会い頭はこの挨拶をしていました。

なんかちょっとしたトラブルがあっても、

アーライ
アーライ
エニティンアーライ!

(たまに、アーライじゃない問題でもそれ言われてイラっとしたことありますが笑)

なんか、ポジティブになる魔法の言葉みたい。
言霊みたいに、口に出してポジティブなワードを発信し続けると何事も自然といい方向にいく気持ちになっていくものなんですね。


ジャマイカは気候の温かさにプラスしてポジティブ思考なので、陽気な人がとても多いです。
それが、陽気も通り越して発想が予想を遥かに超えてくるのでギャグ漫画のような事も日常的にあるので、ほんとに笑いが絶えなかったです。


・車のスピード鬼速い
・挨拶代わりぐらいのクラクションの嵐
・10歳未満〜おじいちゃんぐらいになっても、しっかりナンパしてくる。 執着してこないし、ナンパが挨拶代わりぐらいなのでこっちも気楽に断れる。(たまにしつこい人もいます。)  断ると、隣りにいる友達を目の前ですぐナンパする。諦めない!
・エンタメの話を、様々な場所で数時間討論していたりする。結構本気。
・明らかに「それ嘘じゃん!」ってことも真顔で話す。( 自称アーティストはたくさんいて、日本の有名人と友達だとかも割と言ってきます)

などなど。
大袈裟にいうと、日本でどことなくふわっとしている事柄をジャマイカ人は全力で向かってくるのが私はすごく面白味を感じました。


陽気で人柄も温かい国ではありますが、
その反面、貧困差やギャング同士の争い、殺人など、治安の悪い場所も数多くあります

私はほとんど首都のKingstonで過ごしていましたが危険な目に遭うことは幸いありませんでした。
しかし、別の時期で日本の友達が強盗などの被害に遭った話はたくさん聞きました。

外務省/ JAMAICA より

さらに仲良くなったジャマイカの友達が住んでるエリアで、ギャング同士の銃撃戦があって友人が亡くなったという話も聞きました。

陽気な国ではあるけど、命が一瞬で奪われてしまう中で人々は生活をしているんだなと知りました。
日本でももちろんその危険はあるけど、確率としてはジャマイカの方が遥かに上です。

これは、私が感じたことなんですが
なんとなくジャマイカのポジティブ思考は
「死ぬこと以外かすり傷」
に近いのかなぁ。。。
口に出してはいないですが、そのポジティブワードの奥には"生きてるんだから小さいこと気にするな"が含まれている気がします。

今回出会った友達が、次行ったら死んでいるかもしれない。
命が尊いものであるからこそ、自ら絶つなんて考えはほとんど無いのかなと思います。

ジャマイカは世界で教会が最も多い国(人口に対して)と言われていて、人口の65%がキリスト教(プロテスタント)だそうです。

カトリックやイスラム教などでは一般に自殺は罪とされており、タブーとして深く信仰されているのもあるのでもしかしたら宗教的な所も関わっているかもしれません。

日本では昔から自殺率が問題となっています。
最近でも、学生などの若い方、芸能人の自殺のニュースを見て心が傷みました。
ジャマイカは日本と比べると自殺率も非常に少ないです。

【世界保健機関(WHO)による、人口10万人中の粗自殺率】
(2010年)
             ・日本    18.8
             ・ジャマイカ  1.97
(2015年)
             ・日本    14.8
             ・ジャマイカ  2.17
(2019年)
             ・日本    12.2
             ・ジャマイカ     2.28


今は順位付けはしてないようですが、過去のランキングみても日本は常に10位以内に入ってます。

教育や経済の状況も違うので比較するのはおかしいかもしれないけど、"同じ人間"として思考を変えるだけでも変わってくるんじゃないかなと思うわけです。

日本の満員電車では笑いは起きないけど、
ジャマイカの満員のバスでは笑いが起きたりします。

ジャマイカでも誹謗中傷はあるけど、それを乗り越える強さやポジティブな思考があるのではないでしょうか。
(もちろん誹謗中傷する方が1番悪です。ただなかなか無くならないのも現実...)

憂鬱なことも笑いに変えることができたら、もっと心が豊かになる。
ジャマイカでそんなことを学びました。

ジャマイカに住んでいた知り合いが話していた事で心に残っている言葉があります。

「ジャマイカでは99は嫌な事で、
1良い事がある。
 その1が99を超えるぐらい本当に最高の出来事なんだ。」

これは私もジャマイカに行ってほんとに感じました。
嫌な事もたくさんあるし、心の底から怒ったり、泣いたりもしました。
良い出来事は、そんな出来事も吹っ飛ぶぐらい
言葉では表せないけど"人生って最高だ"って思えるぐらい幸せを感じたものでした。

日本にも、そういった幸せは必ずあるはずですが
灯台下暗しでなかなか気付けないですよね。

悩みがある人こそぜひジャマイカに行ってみてほしいと心底思います。


ぜひReggaeも聴いてほしいです♪


ポジティブシンキングで行きましょう!


●おまけ●

ジャマイカのPartyにいる名物ダンサー(?)
CYAH TIAD (キャンタイア)

現在もいるのか不明ですが、時には公衆電話をもってきたり、レジを打ちながら踊ってダンスフロアがレシートだらけになったり笑
ジャマイカのpartyもすごく笑いが溢れてます。

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