自分は何でもできる?バベルの塔
授業紹介④自分は何でもできる?
実践例:小学校3年生 1時間扱い
本時の目標:旧約聖書「バベルの塔」の話を通して、自分は何でもできるという心・態度に気づき、改めることができる。
授業の流れ:
① 「バベルの塔」という言葉を聞いたことがありますか?
・3年生では、1/3は「聞いたことがある」、2/3は「聞いたことがない」という反応だった。
・ブリューゲルの絵画「バベルの塔」を見せる。大きくて高い塔である。昔、作ろうとしていた。
・旧約聖書に出てくるお話です。
② パワポを使って、絵本『バベルの塔』を読む。(約5分)
③ 読後に、プリント学習を行う。
・問⑴バベルの塔は〇〇でできている。(創世記11章)【答え:レンガ】
→私には想定外の答えが返ってきた。「王様の欲望」「人々の苦労」「王様の憎しみと神の怒り」など。
・問⑵神さまはなぜ、人々の言葉が通じないようになさったのでしょうか。
【私の答え:神様みたいになるんじゃと言って、世界一の塔を作ろうとしたから】
→子供の答え「神に届く人はいないから」「自分を優先して、神に背いたから」「王様の命令をさせないように」など。
・問⑶人々はなぜ、塔を建てることをやめたのでしょうか。【答え:言葉が通じなくなったから】
・問⑷このお話「バベルの塔」は何が言いたいのでしょうね。難しい問いなので、挿し絵も見せた。挿し絵は子供たちが石を積むシーンを見せた。
【私なりの答え:王様みたいに威張らないで、楽しく仲良く一緒に過ごすように】
→子供の考え「欲張りな心を持ってはいけない」「助け合う」「素直な心」
・最後に感想を書いてもらう。そのときに「バベル」は「混乱」という意味であると伝える。
使用した絵本:至光社ブッククラブ 国際版絵本2015
『バベルの塔』かすや昌宏:絵 佐久間彪:文