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「男性への性教育事業」:第二回ワークショップを実施

みなさんこんにちは!ソルト・パヤタス ボランティアの川﨑です。

7月上旬、「男性への性教育事業」のワークショップの二回目を実施しました。

第二回ワークショップの目的

第二回目のワークショップでは、前回実施した「経済リテラシー」のセッションの続編である、「消費行動」に焦点を当てたワークショップを行いました。

セッションでは、自分たちの「消費行動」をより深く理解するために、「欲しいモノ」と「必要なモノ」に分類するアクティビティを実施しました。
また、「教育の費用対効果」についても話し合いました。お父さんたちが、教育の潜在的な利益について知ることで、子どもの教育とお金についてより投資対価を得られる決断ができるようになることを目指しています。


第二回ワークショップのカリキュラム

  • 前回の「経済リテラシー」の振り返り

  • 「欲しいモノ」と「必要なモノ」に分類するアクティビティ

  • 教育への投資について

「欲しいモノ」と「必要なモノ」に分類するアクティビティ

参加者は、配布されたアイテムが記載されたカードを「欲しいモノ」か「必要なモノ」に分類し、その理由を説明しました。以下はそのアクティビティの結果の一部です。

「欲しいモノ」
パソコン(スマホでも十分だが、子どもの調べものや教育のため)
・アルコール(習慣)
・映画館(娯楽のため)
・スマホ(性能が良いものにしたい)
・バイクのアップグレード(余分なお金がある場合)

「必要なモノ」
・食料品(生き残るため)
・薬/ビタミン剤(健康のため)
・学用品、学校の制服(子供の教育のため)
・スマホ(仕事とコミュニケーションのため)
・誕生日のお祝い(人生を祝うため)
・タバコ(ストレス解消のため)

予算が厳しい状況では、合理的な判断をすることが重要です。自分の「必要なモノ」と「欲しいモノ」認識することで、何に優先的に出費するべきかを可視化しました。

教育への投資について

教育の費用対効果についての説明では、子ども1人が大学卒業までにかかる教育費と、教育投資の結果で得ることができる利益を参加者と共有しました。教育投資はすぐに利益を享受できるものではなく、見えづらいものであるが、将来的にはリターンを得られるということを図解を見せながら詳細に説明をしました。

第二回ワークショップを終えて

第二回ワークショップでは「今すぐに欲しいもの」を買うのではなく、少し我慢して「子どもの将来のために投資」をするという点を強調した内容でした。
コミュニティーで生まれ育ち、周囲に大学を卒業した人がいない場合は、なかなか教育投資という考え方に触れてこなかった方が多くいらっしゃいます。
このワークショップに参加するだけで、日々の行動を改めるということはなかなか難しいということは当然だと思います。
ただ、参加したお父さんたちが、いつかお酒を買うときに「そういえばあの時の話で・・」と、このワークショップの内容を思い出してもらえることを期待して、第二回のワークショップを終えました。

次回は第三回ワークショップ内容をお伝えします!

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