やる気のスイッチ 押し方
@この記事で知ってほしいこと
やる気が出なくなったときのひとつの考え方
突然のやる気ゼーロー
それはもうびっくりするくらい急に訪れたやる気0in仕事。やる気がないとかいうレベルではなく、そもそもなかったのではないかというレベルで枯渇。
どれくらいかというと、仕事でやっておかないと絶対まずい(上司に怒られる)ってわかってるのに、指も頭も動かない。困惑する位にやりたくない。単純作業もままならないのに、考えて調整して先のスケジュールを組むなんてもっと無理。
そんな状態が数日続いて、やらなければいけないタスクを実行できず、上司に少し怒られた。私が悪いのは重々承知しているが、怒られるのはやはり気分が良くない。というか怒られるのが私はとても嫌い。困った。やばい。
これまでもやる気がなくなってしまうことは何度もあったけど、いったい私はどうしてしまったんだ。
自分のご機嫌をとってみるも惨敗
こんなときは身の回りにテンションの上がるかわいいものなど置けば自然とやる気も出てくるはず!と身の回りに大好きなペンギングッズを並べたら、新しい文房具を買ってみる。
一向にやる気が出ない。おかしい。
次にプライベートで私の機嫌をとってみた。好きなものを食べる、好きなものを見る、好きなところに遊びにいく…あれもこれも正常に楽しめるが、仕事になると全くやる気が回復していない。
いつもはちょろく自分の機嫌を取れるはずなのに。今回は違うと、ここで確信した。
やる気がなくても仕事はできる
まずは夫に相談した。夫は仕事が好きで、12時に帰ってこようが疲れた様子を見せない仕事人である。仕事もよくできる(と思っている)。
やる気が出なさすぎて仕事に支障が出ている。そう話すと(やる気のある)彼はこう言った。「やる気なんかなくても仕事できる」
それは知っている。今までだってやる気に満ち溢れていたわけではない。ただ、今回は私を動かすだけのやる気が全くない。0である。そう話しても全くピンと来ていない。それもそうだ。私もこんなことははじめてだった。
会社の先輩数人に相談してみた。先輩たちは口を揃えてこう言った。「若いね!やる気なんてとうの昔になくなってるよ」それはそうなのかもしれませんが、ここまで0になったことありますか?とは言えなかった。説明が非常に難しい。
これが新型うつというやつか?とも疑ってみたが、そこまで深刻ではないと考えた。だって会社には行けている。
そこで私は手っ取り早くやる気を探すために、近くの本屋へ飛び込んだ。もちろんやる気が出る本を探しに。
やる気を出す本がありすぎることに衝撃を受ける
本屋に行ってびっくりしたこと。やる気を出す系の本がめちゃめちゃある。そんなに大きな本屋じゃないのに棚の占有率ハンパない!それだけ世の中にニーズがあるということか?
本を読むことにもやる気があまりでなかったので、文字が少なそうで、分かりやすそうで、かつ理にかなってそう(根性論でないもの)な本を探した。それで(結局kindleで)購入したのがこの本である。
めちゃめちゃよかった!
結論から申し上げると、これがよかった。私の求めていた程よい文字の量、私の状況に近いケースの解説、そしてすぐ実践できる方法。光が一筋見えた。
様々なケースの解説が書いてあるのだが、私が特に頷いたものを抜粋してみる。
その1.悪いことが続いたときのメンタルの保ちかた
悲しいことが起きたらすかさず 、 「よくあること 。よくあること 」それでも続くようだったら 、 「修行 、修行 」まだそれでも続くようだったら 、 「まぼろし 、まぼろし 」ととなえてみよう 。
上記の言葉の中で一番しっくり来たのは、「修行」だった。私はこの試練を乗り越えたら、成長できる!(この凹む体験は無駄ではない!)そう思えたら、すごく前向きになれた。これはすぐやった。
ちなみに、私たちの心は一度凹むと、次の凹むことを探し始めるらしい。わかる。特に私はとても気持ちの切り替えが下手だから、よくそういうことがあったので首が曲がるくらいうなずいた。
その2.やる気はなくなってからでは遅い
ノドがかわく前に水を補給する 。かわいたときは 、すでに脱水症状である 。やる気がなくなる前に 、心もメンテナンスする 。やる気がなくなったときは 、すでに動けなくなっているから 。
そしてこれ。今この状況という言葉である。自分の状態を肯定してもらってすとんと腹におちた。やっぱりもう遅かったのね…。こうならないために、スケジュールを確認して凹みそうなら構えておく(いいことを予定しておく)のがいいらしい。なるほど!勉強になりました。
もっとたくさんためになることが書いてあるので、気になる方はぜひ読んでみてください。私はkindleで買ったので、今でもたまに頭から読み返します。(さーっと読むと一冊が30分かからないで読み切れるのでオススメ!)
さて、問題は解決したか
といった内容をうんうん頷きながら、30分もかからずに読み終えた。すごくコスパが良かった。ただし、問題が解決したかと言えばそうではない。なんせ、もうときすでに遅しの状態になっているし、その状態になった場合の対処方は書かれていなかったから。
とりあえず、嫌なことがあったら修行修行と唱えながら日々を過ごしていた。そのうち、単純な作業が少しずつできるようになっていた。結果から言うと、時間が解決してくれていた。すこしだけやる気が回復したので、なぜこういう状態に陥ったかを考えられるようになった。
そこで一つの仮説に行き着いた。これ、燃え尽き症候群というやつなのでは?燃え尽き症候群の症状がいくつか当てはまっていた。
燃え尽き症候群は、別名「バーンアウト」とも呼ばれています。この症状にかかってしまうと、それまで精力的に仕事に打ち込んでいた人が、まるで燃え尽きてしまったかのように仕事への情熱や意欲を失ってしまう状態になります。出典元:https://job-medley.com/tips/detail/894/
これだ。
ではなぜ燃え尽きたのか?
なぜ、燃え尽き症候群ではないかと仮説を立てたのか。それは、やる気がなくなる直前に実施していた作業の資料を、なんとなく見返していた時に感じた心の変化だ。今、楽しいと感じている。最近忘れていた感情がすこし蘇ったのを感じた。
その作業は、新しいサービスの提案だった。提案コンテストに向けて、3ヶ月くらい毎日毎日職場でも家でも考えて、当日社内のコンテストで発表したところ2位だった。講評でいただいたコメントはどれも高評価で、その日は浮かれまくって酒を飲んだ!
そして私は今、製造の作業をしている。社会人生活のほぼ8割を提案の仕事に費やしてきた私に製造の仕事はかなり辛かった。やっぱり向いてない…そう思いながらもなんとかやれていたはずなのに。コンテストに向けてアイデアを練ること、相手を説得するためのストーリー、当日のプレゼン。全てがとっても楽しかった。そして幸運にも結果がついてきた。
ということをこの2年半で実は3回繰り返している。なのに自分は今なぜ製造という慣れない作業をしているのだろう。いくら頑張ってもそのアイデアや経験は活かされることなく、一時的に盛り上がるだけで、なかったかのように日常に戻っていく。そんな虚しさに気がついてしまって、やる気が飛んでいってしまったような気がする。
無力感を感じながら日々やり過ごしているうちに、少しずつやる気が戻ってきたようで、どうにか上司に怒られないくらいには仕事ができるようになっていた。まずはそれで十分です。いつかはアイデアを形にする仕事や、アイデアを生み出す人の手伝いのようなことをしてみたいと思うけど、いまはまだ早いということで、着々と実績を積み重ねて行こうと思った。
すぐに実践できそうな学んだこと
やる気がなくなる前にやる気を上げる。スケジュールを確認して、やる気がなくなりそうなイベントがあったらやる気を上げるイベントを突っ込んでおく。
悪いことが続いたら、修行、修行と唱える。
※出典の表記等、後で見直す可能性がありますが、まずは公開します。
おわり
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