「女が階段を上る時」
過去の日記より。
実家にて写真整理。
祖母のブロマイド的な写り方している写真を発見。
ちょっと、とっぽくて親近感が湧く…笑
母方の祖母は銀座のBARやクラブで歌っていたことがあった。
ブルーズや流行歌を歌っていた。本人曰くあまり上手ではなかったようです。
祖母は私に声をかける時
「どうだい?あんた、歌のほうは?(^^)」と話しかけてくれた。
のちに遺品を整理したところ、プレイヤーと共に私のCDが出てきて泣いた。
私が歌っている事をとても喜んでくれていた。
銀座七丁目で『BAR 環(たまき)』という店を経営をしていて、
東宝の映画製作関係者がよく飲みに来ていたいたようだ。
誰かにドーンと店を出させてもらったのではなく、当時としては珍しく仲間を募り少しずつ出資してもらう
今風で言うとクラウドファンディング?と言うのかな
祖母は自らのアイデアで逞しく渡っていくビジネスウーマンだったようです。
店へ続く階段や店内は
成瀬巳喜男監督『女が階段を上る時』のロケに使われ、
劇中その階段は、主人公の決心や女の覚悟の象徴というか
そんな感じで、バッチリ映像に残っている。
戦後の焼け野原から女でひとつで母を育てた祖母。
パワフルでかっこいい女性でした。
生きていたら九十代。
今だからこそ、
聞きたいこと話したいことたくさんあるのにな。
※祖母若かりし頃、前歯の金歯はおしゃれだったそうです。ヒップホッパーみたいだ。笑