ファシリテイテッド・コミュニケーション(FC)を見破るシリーズ その1
会話をする事が困難な知的障がい者に、介助者がつくと、マジックのように話ができてしまうFC。日本では東田直樹さんが有名ですよね。
彼の映像はNHKだったりするので、ここに貼れませんが、「お母さんの声だ」という設定で観察していれば、皆さんも「あれ?」と気が付かれる事でしょう。彼が書いたとされる出版、投稿文、ブログも何も証拠がありません。いかにも自身で書いている風の写真なんかが付けられたりはしていますが、講演会でもインタビューでも必ず母親が右隣りにいます。講演会のテーブルの前面はいつも折り畳みテーブルで隠され、許可なしの撮影は禁止となっています。
もし、重度自閉症の14歳の私の子が本当にFCで会話できていると知ったら、私だったら全世界の医療や教育のプロに、全てを隠すこと無く公開するでしょう。テーブルなんて置きません。足元は隠しません。カメラを全方向に置かせます。
だって全ての理論がぶっとぶレベルの話ですから。
社会システムを世界中が大改革しないといけないレベルの話ですから。
それでも実は私もちょっと信じてた人なんです。
身体やキーボード(文字盤)に直接触れていない系のFC。
だってさ。もしも。もしも。があるじゃない?
それを親が見逃したために、本人が苦労するとしたら悲しいじゃない?
これがね。こういう子の親の弱みっすよ。
なのでRapid Prompting Method(RPM)の本も持っています。インチキだとしても、もしかしたらなんかのヒントがあるんじゃないかって。
今はSpelling to Communicate(S2C)なんて2番煎じもあるみたいですね。言っときますがあれは思いっきり商売です。
あの東田さんの翻訳をやったイギリス人の映画がここと組んでいましたけど。宣伝映画ですよ。あれ。
NHKさん?文部科学省さん?
いずれにせよ、この手のは介助者が文字盤を持っているので、コックリさん系で最初から怪しいと思っていました。ネットに動画がたくさんありますが、それこそ、文字盤動かしまくっているお母さんが「どうして文字盤を机に置くとできなくなるのかしら?」みたいな事を言う動画までありますからね。
でもね。触らない系もあるんです。それがもう不思議でさ。
そんなある日。
テレビに出たり出版しているような方では無いので、ここには動画は貼りませんが、お母さんと息子がベッドに座って、息子はタブレットでタイプしている。雰囲気からして重度。
お母さんの話では、彼女の母が亡くなった時に「Sad」とタイプしたのがキッカケだと。
これで私は信じかけたんです。自分の息子を見ていても、驚いたり、感情的に揺さぶられた時にパッといつもとは違う様子が見られる事があるのでね。
そして何度も何度も動画を観ました。どういう事だと。
そして気が付いちゃいました。
これがキッカケで、有名FCユーザーを観察しまくる事にしたんです。そして一見ハイレベルの人たちも同じだと気が付けたんです。
賢馬ハンス。
不思議なのは…これやっている人は、本当に自分がこの操作している事に気が付いていないのか?ってとこ。
次は有名どころの具体例を書きます。