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どうなるかはわからないが、できることはやった

写真はシーポートと呼ばれるエリアからのボストンの夜景です。会社の新年会はここでした。というのも、この辺一帯の再開発にかなり関わっています。昔は鮮魚市場、繊維産業や貿易港として栄え、1900年代は軍の造船所でした。発電所さえあったんですよ。

その後は寂れ、開発前は古い倉庫、駐車場と線路しかないような殺伐とした埋立地でした。こんな歴史ですから土壌汚染も当然あり工事もなかなか大変なのですが、大昔の建築やインフラ図面、ボーリング調査を見ると当時のアメリカ人の技術の高さと精度に驚かされます。凄い国だと再認識します。

現在は高級コンドミニアム、ホテル、ショッピング、レストランが並び、アクセスも便利なホットなエリアとなっています。人工的過ぎる感はありますが、最新の建築トレンド、公園と一体化した歩行者視線のレイアウトで、都市デザインの例としても楽しめるエリアになっています。

このビデオがよくまとめてあります。この再開発の発端となったBig Digという大規模高速道路トンネル工事が紹介されていますが、これが氷河期の私が日本から出て最初に雇われた工事です。右も左もわからない、日本の大学を出ただけの移民エンジニアが雇ってもらえたんです。年収は$45,000でした。残業抜きでです。ちなみに残業はたまにしかにありませんでした。当時(2000年)のレートは1ドル107円なので480万円です。当時の日本の平均大卒初任給20万円ですからね。しかも女性はやや低い。平気で差別していた時代だから。

まさかのコネ無しでいきなりこれを達成。新聞の求人広告を見て応募しただけですからね。自分で作った日本語の水道工事の計算書と図面(架空)を持って。(大学院時代のバイトでスキルがあった)英語のなど作れない。笑

こういうのわかるのね。作れるのね。
ハイ。
じゃあ来て。
ハイ。
渡米してあっという間にフィールドエンジニア。次の日からひたすらスケジュールとトンネルの配筋を追う日々。だが日本の初任給の倍。

恐るべし建設業!

究極の氷河期脱出人

もしかして騙されてカイジになったのかと思うこともあったのですが、なんだかんだ、一戸建てに子供2人にペット、起業、米国籍取得までたどり着きました。

アメリカンドリームってこれでしょ?

やってやった。

あ。でも先週、極寒強風の中、鉄骨の上歩いたけれどね。更年期だっつうのに。笑

さて、明日からトランプ政権が始まります。

いやあ。ここまで来て収容所に入れられて、給料や年金がトランプミームコインになったらどうするよ。ペリカじゃん。

でももう人生に悔いが無いところまでやった感あるから、もうなんでもいいわ。

ってナイナイ。笑

明日はキング牧師の祝日だっつうのに、あたしゃ治水で忙しい。

ボストンにあるキング牧師と妻のコレッタ・スコット・キング氏が抱き合う像



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