それでいいのかトゥースフェアリー!
日本での知名度はよくわかりませんが、西洋には「トゥースフェアリー」というかなりヤバめのフェアリーがいます。
なんとうちの近所の歯医者さんの待合室の壁に住んでいます。
こっそりドアの窓から覗くと、
壁紙が歯柄。そして怪しげな巾着が!
トゥースフェアリーは、乳歯が抜けた子供がそれを枕の下に置いて寝ると夜中にそれを回収し、代わりに現金を置いていく妖精。怪しさ極まり無い奴なんです。
うちの次男が小学校低学年の頃は1ドル置いていっていました。しかし一体何のためにこんなことを…。ハッ!
バイオテックに売っている…?!
たったの1ドルで子供を騙して…とんでもない奴だ。せめて親の許可を得てもう少し払いなさい。そんな風にモヤモヤしていると、
次男が小4の頃、10ドルが置かれていた事があったんです。
どうした!?
そうか!ボストンはバイオテックブーム。歯医者のデータと合わせて高く売れるのだろう。そうか!道理であそこに住んでいるわけだ!
いい商売しているなあ。
夫に何か知っているか聞くと、
と訳の分からないことを言っているので、トゥースフェアリーの相場を調べました。
トゥースフェアリーインデックスというものがあり、ほぼS&P500の動向に沿っているようです。サイトによると現在はアメリカでは$ 5.36、日本は619円が相場だそうです。という事は10ドルはやはり高めのようです。ボストン価格なのでしょうか?
しかしその後、どういうわけか、5年生になって最後の方の乳歯では1本5ドルに減額されていました。次男はそれでも嬉しそうでした。
子供だと思って…トゥースフェアリーめ。
でもまあ向こうにも事情があるのかもしれませんね。このところS&P500はパッとしていないので今年はどうなるのでしょう。このインフレに合わせられるのでしょうか?うちの子たちはもう乳歯が無くなってしまったので、知る事はできません。
あと気になるのは、最近はかなりキャッシュレス化しているではありませんか。
そもそも人体の一部と誰が触ったかわからない現金を素手で交換という時点で、このご時世に衛生的にどうかと思います。
それにキャッシュ持って子供が買い物に行く場所も限られています。アメリカだと、せいぜいコンビニ、ファストフード、ドーナツ屋、アイスクリーム屋くらいでしょうか。本屋やおもちゃ屋はほとんど消えてしまいましたし。トゥースフェアリーとしては、折角与えた現金をそんな歯に悪そうなところで消費して欲しくは無いでしょう。