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作業所ってどんなとこ?2つの作業所体験リアルレポ
本記事では「作業所」が実際どんなところなのか? という疑問を持っている方に向けて、筆者が実際に作業所体験を通して感じたことをレポートします。
「作業所は気になるけど雰囲気どんな感じ?」
「発達障害やHSPの特性があっても大丈夫?」
「具体的にどんな作業をするの?」
「福祉の環境って実際のところどうなの?」
こういった不安や疑問を持っている人、多いはず!
筆者も実際に行くまでめちゃくちゃ緊張しました・・・(笑)
でも、実際に作業所体験をしてみたら新しい発見が!
そこで、今回は2つの作業所体験をレポートとしてまとめました!
「自分にも合うかも?」と思えるヒントになれば嬉しいし、なにより不安を少しでも解消できればと思います。
1┃作業所Aの体験
💡 やったこと
✅ mikimikiさんのCanva講座を視聴
→ 基本操作を学ぶ
✅ Pinterestから素材探してデザイントレース
→ 完成度が高いと褒めてもらえた(嬉)
✅ 架空の顧客を考える「ペルソナ制作」
→ お題【北新地の高級焼肉屋の常連客】
✅ デザイン制作(Pinterest素材探し・デザトレ)
→ 考えたペルソナが通う焼肉屋のデザイン作成
🌟POINT
ペルソナ設定
・名前【焼肉さん太郎】
→ あのおやつからいただきました
・年齢【40歳】
→ 家族構成から考えて決定
・出身地【神奈川県】
・住まい【大阪市の堺筋本町】
→出張設定、ビジネス街で高級焼肉屋にも通いやすい立地チョイス
・家族構成【 妻、長男(12)、次男(8) 】
→ ありそうな感じに(笑)
・職種【プラント施工管理】
・年収【700万】
→ 高級焼肉常連という条件・年収から職種を決めた
色々と裏取りしつつ決められた!
💭 感想
💡 福祉の強みを実感!
作業は 1時間ごとに10分休憩 があり、集中力を保ちやすい環境。
💡 Canvaの特徴を再認識
普段はAdobeやFigmaを使う筆者。
Canvaは「手軽さが最大の強み」というのを再認識!
ただ、細かい調整がしにくいのが難点(笑)
でも気軽にデザインを楽しむのにはいいツール!
インスタ運用にCanva利用を検討している身からすると
かなりいい勉強になった〜(ほくほく)
💡 ペルソナ設計が意外と楽しい!
「北新地の高級焼肉屋の常連」という設定で
名前や住まい、年収まで細かく考えたら
思いの外スムーズにアイデアが湧いて驚き!
「意外とできちゃった」って嬉しさも最高!
💡 トラブルもあったけど・・・?
作業中に PCエラーで再起動 するハプニング発生
でも自動保存機能のおかげでデータは無事!
(自動保存って素晴らしい)
初日から 「やること盛りだくさん」 な体験。
疲れたけど成功体験を確実に積んで「自分にもできる」って気持ちになれるのが就労復帰に大切な要素なんだと初日の体験を通じて、少し分かった気がする。
2┃作業所Aの雰囲気と「ん?」と思ったこと
実際に行ってみると、 私語が思ったより多いことに驚きました。
作業所の雰囲気は場所によって違うとは聞いていたものの、集中したい人にとっては少し気になるかも?
もちろん、人によっては「和気あいあいとしていて通いやすい!」と感じるんだろうけど・・・
わたしは「もう少し落ち着いた環境の方がいいかな?」と迷いが生まれました。
3┃1日だけで判断する?悩んだポイント
「1日しか体験してないけど、もう判断していいのかな?」
実は作業所の体験は 複数回行ってみて決める人も多いらしいです。
でも、「合わない」と思ったら無理に続けなくてもいいのが「体験」のいいところ。
私の場合、作業所Bの体験も控えていたので、そちらと比較してから決める ことに。
4┃作業所Bの体験
💡 やったこと
✅ 朝のZoom朝礼に参加
→ 通所している人とリモートの人が混ざっていたのが新鮮
✅ タイピング練習
→ 作業の準備運動にもなるし、ちょっとしたゲーム感覚で楽しめた
✅ アイデア力・作文力の訓練
→ 発想力、思考力を鍛えるワークで性格が出るらしく面白かった
✅ 日報作成
→ 出勤時間、体調や作業記録・・・日報で自分を客観視できそう
✅ 利用手続きのヒアリング
→ 利用するにあたって支援員さんと手続きの流れを確認
市役所での手続きも確認もしてもらって感謝・・・
💭 感想
🔹 落ち着いた環境で集中しやすい(環境が分けられている)
🔹 支援員さんが気さくで、質問しやすい雰囲気
🔹 ヒアリングがとにかく丁寧!情報共有も信頼度が高い!
5┃作業所Bに決めた理由
作業所Aと作業所B
どちらも体験してみたわたしがBを選んだ決め手は・・・
1️⃣ 落ち着いた環境で集中しやすい
2️⃣ 支援員さんに相談しやすい(Aでは少し話しかけづらかった)
3️⃣ 仕事のスキルアップにつながる訓練内容(作文やアイデア力UPなど)
「ここなら続けられそう!」と感じたので、作業所Bに決めました!
6┃利用手続きの流れ
作業所Bを利用するために、今後は以下の手続きを進めていきます。
✅ メンタルクリニックで診断書を取得
✅ 市役所で手続きをする(地域差が凄いので各々しっかり確認を)
✅ 利用開始に向けた契約を進める
7┃作業所選びのポイントって?
作業所A → 1日で終了
雰囲気が合わず、通い続けるのは難しいと判断。
作業所B → 継続決定
支援員さんが丁寧で雰囲気も落ち着いていたので、ここで頑張ることに。
作業所はそれぞれ特徴があって、自分に合う・合わないがあると実感。
体験に行ったからこそ納得して決められたので、気になる作業所があれば
まずは体験してみるのが大切だと思います。
そこでわたしが感じた「選ぶポイント」を少しまとめてみました。
✅ 作業の内容(やりたいことと合ってる?)
✅ 雰囲気(静か?にぎやか?)
✅ 休憩の頻度(福祉ならではの配慮は?)
✅ 通いやすさ(家からの距離や交通手段)
このあたりを意識して自分に合う環境かどうかを見極めていく。
ぜひ参考にしてみてください!
さいごに┃作業所を検討している方々へ
今回は「1日だけでも体験をやめる選択肢がある」ということを実感。
合わなかったら無理に続ける必要はないし、自分に合う場所を選ぶのが大切なんです。
そして自分の特性の奥底の部分も分かったのは大きな発見で・・・
わたしは話すのは好きなのに「業務中の業務外の会話が苦手」だった。
前職でまわりがガヤガヤしてても平気だったから感覚過敏を克服したと思い込んでいたんですが、作業所Aでの私語のストレスは異常で本人も困惑。
作業所Bでは多少のガヤガヤはあったけど苦ではなかったのは「無駄話・私語がなかったから」ということが判明。
これだけでも大きな重要な一歩!
社会復帰のための福祉。
選ぶ時はちょっとくらい自分本位でいいんです。
なのでもし作業所を探している人がいたら
・自分に正直に
・複数の場所を体験して比較する
これがオススメ!
私もしばらく通いながら新しい環境に慣れていきたいと思います〜!
作業所Bの詳しい利用開始レポを書く予定にしているので
気になる方はフォローしてお待ちくださいね!