終わりなき旅はバラード?君がいた夏はバラード?
ミスチルファンの皆さん。どう思うでしょうか。僕は、終わりなき旅も君がいた夏もギリギリバラードじゃないと思います。
今回は、「バラード」ってなんなのか、どんな曲がバラードなのか、自分なりの解釈をお届けしたいと思います。
そもそもバラードとは、
バラード(〈フランス〉・〈英〉ballade)
《「バラッド」とも》
1 中世の欧州で盛んに作られた定型詩。3詩節と1反歌により構成され、それぞれ同一行の繰り返しで終わる。譚詩(たんし)。
2 素朴な言葉でうたった短い物語詩。譚歌(たんか)。
3 物語詩的な内容をもつ声楽曲や器楽曲。譚詩曲(たんしきょく)。譚歌。
4 ポピュラー音楽で、ゆっくりしたテンポの感傷的な曲。
コトバンク https://kotobank.jp/ より引用
らしいです。はい。ミスチルにおけるバラードは、4の意味で間違いないでしょう。
では、バラードとバラードじゃない曲との差は、違いは、境界線はいったいなんだろうか。。。
ここで大事になってくるのは、引用にもある「ゆっくりしたテンポ」と「感傷的」の2つ。この2つの要素がうまく共存している曲が、晴れてバラードと呼ばれることとなる。
例をあげてみよう。まず「抱きしめたい」はどうだろう。これは紛うことないバラードだ。どう考えてもバラードだ。「ゆっくりしたテンポ」でありながら「感傷的」。どちらもの要素を完璧に満たしている。
では「innocent world」はどうだろう。「感傷的」といえばそうとも取れるが、如何せんテンポが早い気がする。個人的に、人の歩調に近いテンポの曲はバラードとは言えないと思う。てか歩調なんて人それぞれよね。
では「ニシエヒガシエ」はどうか。テンポは歩調よりすこし遅いぐらい。まあまあ合格点だ。しかし、お世辞にも「感傷的」とは言えない。グッサグサに感情をえぐられる曲だ。とてもバラードとはいえない。
これを踏まえて終わりなき旅と君がいた夏を考えてみる。終わりなき旅と君がいた夏はそれぞれテンポ、感傷的さで合格ラインを越えている。てか合格ラインってなんだ。
では終わりなき旅の感傷的さはどうか。微妙なラインだ。バラードの反対は「ロック」だと思う。終わりなき旅はギターの効いたかなりのロックであり、感傷的かと言われると少し疑問が残る。世には「ロックバラード」という言葉もあるが、「ロック」である時点で「バラード」とは到底言えない気がする。
君がいた夏のテンポに関しても、バラードにしては早めなのではなかろうか。
よって、僕の中でのバラードの定義は、
終わりなき旅よりもロックっぽくなくて、君がいた夏より遅い曲
となる。
他にも、「I'll be」「ロードムービー」「彩り」「Stating Over」「himawari」あたりはバラードの当落線上にいると思う。皆さんはどう思うだろうか。この問題に関しては、人によって全く違う見解が出ると思うので、ミスチルファン複数で徹底討論会を開きたい。みんなちがってみんないい。絶対楽しい。みなさんどうです??