米国経済今週のポイント(11月18日~22日)
こんにちは、Saltです。
今週は比較的イベントや統計発表は少ない1週間ですが、為替市場での動きが気になります。先週、円安ドル高が急激に進んだ際には、加藤財務大臣が「投機的な動きを含めて極めて高い緊張感をもって為替を注視」「行き過ぎた動きには適切な対応をとる」などと口先介入を行いましたが、反応薄です。加えて、今週は18日~19日の日程でG20 (主要20カ国・地域首脳会議)開催もあり、積極的な為替対応がとりにくい状況ということで、円売りを助長しています。
さらに週末22日には日本の10月消費者物価指数(CPI)が発表となりますが、ここでコア指数が市場予想と一致、または下回った場合には、12月の日銀の利下げの可能性が遠のく要因にもなります。とはいえ、上昇した場合には利上げを後押しすることになり、円高要因にもなります。
ただし、米国のマーケット、とりわけ米国政治の先行きに一時的に影響を受けやすい環境でもあることにも注意が必要です。
今週もよろしくお願いいたします。