見出し画像

宝くじは夢があるけど儲からない(お金持ちの哲学者は少ないが大金を手にした哲学者がいる)

◆哲学者でお金持ちはいない?

成功哲学のナポレオンヒルは有名ですが、彼は哲学者ではないです。そして成功哲学は哲学というよりは自己啓発の類の本です。20年間500名の成功者の取材から学んだことをまとめた本です。彼は確かにそれで財を成しましたが、哲学者の多くは哲学を論じているもののお金持ちになったものは少ないといえます。そんな中で珍しく哲学者が、ある国のあるミスを利用して大金を手に入れた哲学者がいます。それがフランスのヴォルテールという人物です。下の写真が本人画像です。(詳細は後述します。) ※写真はWikipedia参照


◆宝くじの還元率

日本の宝くじは還元率が50%です。理屈のみで考えるなら3,000円購入して3,000円当たった場合は還元率50%なので宝くじは得をしたという考え方になります。

損得勘定ではなくて理屈のみで言うと勝ちになるのです。

日本の宝くじを買い占めても全資産は50%になるのでそもそもギャンブル性が高いのです。

◆フランスで宝くじを買い占めた人

ヴォルテールという人物をご存知ですか?この方は歴史の授業でも登場する、18世紀の哲学者です。この方が有名なのは大昔のフランスの宝くじで全部買い占めると100万ルーブル(およそ10億)儲かることを発見しました。

そして仲間達で借金をして宝くじ全てを買い占めました。それに気付いた主催者側はすぐに支払いを止めて彼らを詐欺罪で訴えましたが、無罪判決が出て結果的に彼らは50万ルーブル(およそ5億円)儲かることに成功しました。

◆運による要素

古代ローマの詩人、ヴェルギリウスは「幸運は大胆な人たちに笑いかける」という言葉を残しています。まさにヴォルテールのような行動力を持つ人だけが歴史に名を残すということなのかもしれませんね。もっとも、大胆と無謀を履き違えて破滅していった者たちも数知れず・・・運が味方するというのも大切な要素の一つになります。

プロ野球・野村克也監督の名言に「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」という言葉があります。勝つ時はまぐれ当たりで勝つこともありますが、負ける時は必ず理由があることを指していう意味です。

同じことを他の人が全く同じようにしても結果が異なる事があります。このことを「生存者バイアスもしくは生存バイアス」と呼びます。

勝ちに不思議な勝ちがあるというのはギャンブルなどのビギナーズラックなども含まれます。でも同じように全員がビギナーズラックに恵まれるわけでもないのもまた事実です。

◆宝くじは夢がある

宝くじはワクワクを購入するものであって当たる確率は天文学的数字なので期待しないのが1番です。

その当選確率は2,000万分の1です。

パーセントにすると、0.000005%。

これは東京ドーム(5万5,000人収容)363個の中から、たった1人が選ばれるのと同じ確率、もしくは北海道の面積に1枚1枚宝くじを並べてその中に1枚当たりがあるのと同じ確率と言われるように極めて低いという事が分かります。

そして宝くじの還元率は50%なので中々渋いギャンブルですよね。しかし誰でも気軽にワクワクできるので人気というのもあります。そして毎年1人?運の良い人が現れます。でもその人と同じことをしてもアナタも当選するというわけではないですよね?生存バイアスのせいですよね。

なかなか世知辛いですよね。お金が欲しいのであればやはりお金についてしっかりと学んでいくしかないのかもしれないですね。それでもお金持ちになれるかは生存バイアスによりますけどね。


いいなと思ったら応援しよう!

サルサルキア
よろしくお願いします🥺