面貸し美容室・シェアサロンの「月額固定費用」についてサロンワークステーションの担当者が考えてみた。
サロンワークステーションのnoteをご覧いただきありがとうございます。
サロン運営を担当している立花克也と申します。美容師としてお店に立ちながら、お店の経営をしています。また、このコラムページを綴っています。
簡単ですが、はじめに私のプロフィールを紹介します。
愛媛県出身
高校卒業 地元JAに就職
2002年 上京し、東京の美容専門学校に入学
2004年 専門学校卒業後、渋谷区の美容室に就職
2014年 美容室開業|MOF HAIR SALONを始める
2015年 面貸しサービスを開始|サロンワークステーション渋谷を始める
話を面貸しに戻します。
面貸し美容室を運営してきた中で、私は様々な理由から登録を望むスタイリストが、それぞれのスタイルでお客様を担当する姿を見てきました。
そこで、面貸し美容室に関心のあるスタイリストに向けて、なにか「発見」があるような記事を残していきたいと思います。他社と比べて見えてきた「得する使い方」や「無駄な使い方」についても触れていきます。
今回のテーマは「月額固定費用」について
サロンワークステーションでは、スタイリストから、毎月、固定費用をいただいておりません。
しかし一方で、面貸し美容室の利用料として、毎月1万円から5万円前後の月額固定費用をもとめる美容室もいくつかあります。もしかすると、この費用を支払うことが当然だと思われている方もいるかもしれません。
その月額固定費用について、私の考えを述べるのですが、そのヒントになる「生産と消費の同時性」という考え方をはじめに紹介したいと思います。(私なりの解釈ですので検索などもしてみてください)
生産と消費の同時性とは?
身近な例として公共交通機関の電車で考えてみましょう。
これから電車に乗って移動するとします。
移動することが目的なので、電車に乗って鉄道会社が「生産」した交通サービスを、利用した時から「消費」がはじまります。
このような事を「生産と消費の同時性」といいます。面貸し美容室でも、生産と消費の同時性が起きています。
お客様の担当場所として利用することが目的なので、面貸し美容室が「生産」した面貸しサービスを利用した時から「消費」が始まります。
そして消費は費用を生み出します。
これらを元に考えると、
美容室を利用しない時間でも繰り返し求められる「月額固定費用」は、生産と消費の同時性に欠け、スタイリストの負担にしかならないのでは?という疑問が生じます。
もちろん、契約内容は様々なので、毎月一定の金額をもとめられる納得感のある理由が見つけらたら、全く問題はないでしょう。しかし、お店を利用するための登録条件としてもとめられるとしたらいかがでしょうか。
電車の例でたとえるならば、消費の度に毎回運賃と定期代を二重に支払っているようなものです。月額固定費用があると、スタイリストの負担はその分増えます。しかし、一方でサロンは利益を得やすくなります。
私は、面貸し美容室とスタイリストの関係性として、利益を循環させるためには。
スタイリスト一人ひとりが利益を作りやすい形で面貸し美容室が利用され、同時にサロンの利益を求めて行く。
私はこの考えを追求しながら、サロン運営を続けています。
スタイリストが面貸しサロンを利用する理由は様々ですが、誰もが納得する形で、お店選びをしていただきたい。
お店選びの参考になれば良いなと思い、今回は月額固定費用について書いてみました。
次回は、面貸し料金の価格について考えます。
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