【引継編】(27_ヒューマンエラーではなくシステムエラー)
ヒューマンエラーは深堀り不足かもしれない というお話
(※参考資料 けんすう(2019.12.10)【Voicy】 )
トラブルが起こった際に、
原因はヒューマンエラーであったという調査結果が出ることがあります。
確かに事実を追っていくとそのように推察できることもある、かもしれません。
しかしながら、
ヒューマンエラーが原因だと断定して、根本的な解決に結びついたことがあるでしょうか。
例えば、ミスが多い担当者を配置転換して、別の業務を担当してもらったとします。
別の業務でもミスを繰り返す、もしくは過少な業務量で組織全体のバランスが狂う。
この場合、解決策は見えてこず、徐々に選択肢が減っていきます。
ここで考えてみたいことは、
なせその担当者がミスするのかではなく、なぜその業務でミスが起こるのかです。
前者で考えた場合は、担当者の学力、体力、集中力など、どこまで考えても個人への追及です。
後者で考えた場合は、SOPが不足している、1つのプロセスの容量が大きすぎるなど、仕組み・システムへの追及です。
後者については多くの人の知恵を使って、オープンに考えることができます。
出来る限り多くの人の頭を使う(人を上手く使う)ことで、情報共有して、ブレストして、意思決定ができます。
そして、最大の強みは本人を巻き込んで取り組めることです。
ミスした本人が深堀りして考える環境をつくる、人の力を集約できる風土がある、
このようなシステムをもったチームは強いでしょうね。