speedboosterでフルサイズの夢を2万円台で叶える
初代eos-mの中古とspeedboosterを使えば、2万円でフルサイズカメラができますよという話です。
Speedboosterとは
私はフルサイズカメラを(欲しいけど)要りません。欲しがりません!ここで紹介するのがSpeedboosterです。これはレンズとカメラの間に挟む1枚のレンズです。
これを取り付けると、だいたいフルサイズに近い写真を撮ることができます。
ご覧の通り、海外の皆さんもたくさん紹介動画をUPしています。実は昔からSpeedboosterは存在していたのですが、10万円ほどしていました。現在はやっと値段が下がり、質の高い中華製品が登場したことで、実用性が出てきたのです。
フルサイズとAPS-C+Speedboosterの比較
作例を先に載せておきましょう。「APS-Cカメラである初代eos-mとspeedbooster」と「フルサイズカメラの6D」を85㎜のレンズを付けて近所で比較してみました。
Speedboosterはフルサイズセンサーを100%の画角とすると、107%のズームしたような画角になるので、7%だけズームした写真になるはずです。
こうするともっとボケ感がわかりやすくなります。F1.8で固定した比較ですが、やはりフルサイズのほうがボケ感は劣ってはいます、しかしながら、ここからが本番です。
Speedboosterはいわゆる集光レンズなので、F1.8のレンズはF1.2まで開放できてしまいます。それではF1.2だとどうなるかを比較してみます。
ボケ感はF1.2まで開放すると、フルサイズをむしろ上回ります。若干四隅に行くにあたってレモン型になってしまいますが、被写体を端っこに移さない限り大丈夫な範囲だと思います。
Speedboosterの絞り開放での中心部分の解像感
ボケの次に気になるのは、開放での解像感だと思います。今回のレンズの開放はF1.2なので、比較してみます。
開放F1.2でこのような感じです。背景ボケもあまり違和感ないと思います。中心部をZoomしてみます。
結構優秀じゃないですかね。次はF4に絞ってみます。
F1.2とF4.0を比較する限り、F1.2も結構検討していると思います。
フルサイズカメラのメリット
フルサイズセンサーのカメラって高いので、最低でも7万は覚悟しなければいけません。皆さんは写真を見て、フルサイズで撮ったを判別できますか?多くの人は判別は難しいとおもいます。ちょっと知識がある人だったらボケ感と四隅の解像度とかで判断すると思うのですが、それでも元画像を拡大してみなければ判別は難しいと思います。
ここでフルサイズのメリットを列挙したいと思います。
フルサイズのメリット
・画質が良い
・大きく背景をぼかすことができる
・暗い場所に強い
挙げると他にもいろいろとあるのですが、この3点が大きいメリットです。特にポートレートを行う上では背景ボケが有利な点は大変魅力的です。
これを安いEOS-Mの中古でSpeedboosterを使用することで格安フルサイズシステムの完成させるというのが私の方法です。
EOS-MとSpeedboosetrでフルサイズもどきが完成
初代のEOS-Mは1万円ちょっとで買うことができます。
というわけで今回はフルサイズもどきを作る方法を検証していました。次回は実際にこのシステムを使ってポートレートを撮ってみようと思います。