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【番外編】次亜塩素酸カルシウムはアルコールの代替となりえるのか
次亜塩素酸カルシウムはもう皆さんの口の中に入ったことがあります。プールの水に含まれたり、食品の添加物として入っている物質なんです。
身近で安全な物質です
結論としては、鮮度が落ちやすいという弱点はありますが、中性に近い次亜塩素酸水を生成できました。
アルコールの品切れ、次亜塩素酸水の品切れ。。。全部品切れな今日この頃です。在庫があったとしても、次々に価格も高くなっていますね。
前に次亜塩素酸水を自作するというお話を書いたのですが、こちらの記事になります。
次亜塩素酸の仲間たち
①次亜塩素酸ナトリウム
②次亜塩素酸水の素
・トリクロロイソシアヌル酸
・ジクロロイソシアヌル酸ナトリウム
③次亜塩素酸カルシウム
と、こんな感じで大きく3通りあるんです。
今日はこの次亜塩素酸カルシウムの話というわけです。
次亜塩素酸カルシウム
次亜塩素酸カルシウムに水を加えることで次亜塩素酸水。要はプールの水の少し濃いやつを作ろうというわけです。
なんでこれをみんなやらないかというと、鮮度が落ちやすいんです。じゃあ、どの程度なのかと。これは買って実際に測定してみないとわかりません。
実際に買ってみました
小分けとは言いつつ、2㎏は多いな。
こういう粒粒になっています。
重さが気になったので、秤を買ってみました。
だいたい0.1gくらいです。細かく言うと0.08~0.12gほどです。
3日間の測定結果
1粒、0.1gを200mlの10ppmほどの精製水に入れました。なかなか溶けにくい。
完成した液体はまさにプールの水!
1日目 200ppm
2日目 181ppm
3日目 168ppm
このように直射日光が当たらない室内でペットボトルに入れました。だいたい3日間で10~20%の塩素濃度の低下にとどまりました。
1Lの水に1粒でおおよそ50ppmが作れるので、低下することを考えて2粒くらい入れて3日くらいで消費すればいいのかなと思います。
PHですが、おおよそ7.5でした。次亜塩素酸水は弱酸性で6.5すので、作った溶液はおおよそ中性でした。石鹸水がph:9.0なので、手に触れるには害のない範囲だと思います。
私は専門家ではないので、わかったのは以上の範囲です。
使い勝手の良いアルコールの完全な代替にはならないかもしれませんが、理論的には安全な殺菌水ができたと思います。