8年前の機種だけどいいよ、E-M5
マイクロフォーサーズを使っている私なのですが、マイクロフォーサーズがお買い得な理由は以前の記事で書きました。
今日は具体的に今使っているカメラ、初代E-M5の好きなところを軽く紹介したいなと思います。
結論
①画質はフルサイズには負けるけど、小さく軽いメリットは思っている以上にメリットが大きい
②お金はカメラにかけないで、レンズとモデル報酬に使ったほうがいい
これが今回の結論です。
現行機との違い
2020年現在、たくさんのカメラが発売されていますが、私が使っているのは8年前の2012年発売のモデルE-M5です。
現行機とどのような違いがあるのかといいますと、はっきり言って初心者~中級者にとってはあまり違いを享受することは少ないように思います。主にここ8年間で進歩したのは次の通りです。
・高画素化
・AFの精度の向上
・動画機能の充実
・Wifiとスマホの連携向上
他にもあるんですが、大きくは以上のような感じです。いずれも初心者~中級者にはあまり有利になる機能ではありません。
2012年の機種で大丈夫なの?という気持ちになるかもしれませんが、もともと一眼レフカメラは2008年のフルサイズカメラから革新的な進歩は少なく経過しています(動画は別ですが・・・)。
2008年以降、徐々にセンサーもよくなってきまして、2012年くらいには、どのセンサーサイズでも、だいたいISO1200くらいで及第点を撮れるようになったと思います。
まとめると、大体2012年以降のカメラを買ったら、そんなに機能に不満はないといえると思います。
軽いと何がいいの?
ズバリ疲れにくいのです。当たり前ですが。持ち疲れにくいカメラであったら、もう1枚だけ良い写真が撮れるかもしれません。
私が年寄りだということもあるかと思いますが、写真を撮っていると、やはりどっかのタイミングで集中力が切れてくることがあるんです。
以前、12年くらい前にD3という機種を使ていたのですが、重くてやめました。本当に気に入っていたカメラで、出てくる絵もすごく気に入っていたんです。
しかしながら、使ってゆくうちに三脚なしでは腕が振るえてきてしまい、撮影どころではなくなりました。加えて1日ずっと首から下げるのでは大変つらいことになってしまいました。
ちょうどそのころから、小さくても性能の良いカメラが出始めた時期だったので、Canon 5D M2に買い替えたのでした。
現在は小さくてよいカメラがたくさん出てくれて、すごく楽しい時代になったものです。
小さいことは正義である
ということで、前述したように、私がとても重視しているのは、小さく、軽いということです。そうすると、やはりセンサーサイズが小さいマイクロフォーサーズのカメラになるかと思いますが、最初は不安がありました。感度が弱くて、ボケにくいのです。
引用:https://torisetsu.biz/
確かにα7のような小さなフルサイズカメラがあるのですが、レンズが大きくなりがちですし、いかんせん高額になりがちです。
マイクロフォーサーズの弱点である感度が弱くて、ボケにくいことは、ある程度克服可能です。カメラが安い分、良いレンズを買えばよいのです。良いレンズといってもそれほど高くはないのですが、3~5万円ほどでよいレンズを買うことができます。しかもレンズはカメラと違って価値が下がりません。普段からきれいに使うと、それほど値段は下がることなく売却が可能なアイテムなので、資産として所有することができるものです。
「感度が弱くて、ボケにくい」は
レンズである程度克服できる
マイクロフォーサーズでボケをたくさん出す方法は過去に記事を書いたので、こちらを読んでいただければ嬉しいです。
というわけで、改めてE-M5を紹介してゆこうと思います。(ここまで前置きだったのかよw)
カメラスペック
◆撮像素子◆ 4/3型 Live MOSセンサー
◆有効画素数◆ 1,605万画素
◆手ぶれ補正◆ ボディ内蔵式(撮像センサーシフト式5軸手ぶれ補正)
◆質量◆(本体のみ) 373g
大事なところだけを抜粋するとこのような感じになります。
動画紹介
海外の動画ですが、小さくて軽快であるのが伝わると思います。
もともとは中級者向けのカメラ
引用:Fliker
もともとはフィルムカメラ時代に存在したOMシリーズという、2003年前の約30年もの長きにわたって発売され続けてきた名シリーズでした。そんな下地があり、2012年のデジタル復刻版みたいな位置づけです。
このシリーズを一言で表すと、小さくて高機能であるということです。デジタル時代になっても、大きくなりがちなフルサイズ機種を出すことなく、小さく高機能を目指したマイクロフォーサーズ規格を作り続ける姿勢を見る限り、その心意気は現在も伝承されています。
安い
中古は2万円で買えます。発売した当初は10万位したと思うのですが、もう3世代目になったため、さすがに初代は値幅が開いています。現行機種は3世代目であるということは、それだけ需要があるともいえると思います。
軽快である
ポートレート撮影で結構大切だとおもうのが、テンポです。「撮る→確認」の繰り返しになるので、表示に時間がかかったり、読み込みに時間がかかったりすると大変ストレスになりますし、撮影時間も長くなります。
”比較的”早いAF
発売当初の2012年以前はマイクロフォーサーズはAFが今一つでした。FUJIFILMのAFがひどかったので、その陰に隠れる感じではあったのですが、マイクロフォーサーズは十分に不正確で遅かったと記憶しています。
そのことはオリンパスさんは承知していたみたいで、この機種からは気合を入れてAFを開発しています。なんせ「世界最速AF」と謳っていただけあって、確かに早くなりました。ただし、明るい場所に限ります(笑)
ポートレートは中央1点が正確であればいいので、便利ではないけど、不便には感じないレベルで及第点だと思います。
ちゃんとボケもできる
センサー的にボケがそれほど期待ができないのですが、意外にちゃんとぼけてくれます。フルサイズのD800との比較がありますので、見ていただけるとわかると思います。
手振れ補正が強力
結構強力です。私は暗い場面で撮ることが多いので、ブレにくくなる恩恵を多大に享受しています。5段分の補正能力があり、画角によるものの、50㎜換算で100㎜の焦点域で1/4でも8割ブレなかったというプロの人たちがいましたが、私は1/10秒が限界でした(笑)
一通りの説明をしてみましたが、文字だけではこのカメラの魅力は伝わらないと思うので、そのうちにYoutubeとかを作ってみたいなと思っています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。また記事をアップしてゆこうと思います。皆さんの何かの参考になりますように!