お相手が精神疾患をお持ちの場合 私の経験:一人で抱え込み諦めたこと。
お相手が精神疾患をお持ちの場合
私の経験:一人で抱え込み諦めたこと。
ご結婚された方は皆さん、二人のさまざまなご事情で結婚を決意された事と思います。
永遠の愛を誓い合って結婚してから、お相手が不治の病や事故で障害をお持ちになったり、元に戻れないほどのダメージを抱えてしまった場合、あなたならどう考え、どう行動しますか?
このようなことは考えたくもないことですが、実際には誰にでも起こり得ることですよね。
私も以前、結婚していた人がいたのですが、結婚してから妻が統合失調症だと分かりました。
いろいろなことがあり、妻が精神的に病んだことがありました。
最初は、鬱だと思っていましたし、自宅近くの心療内科で診察した結果も鬱でした。
しかし、なかなか快方に向かわないので、私はセカンドオピニオンを取ろうと別の病院に妻を連れて行きました。
そこで診察した結果、思いもよらない診断結果が出ました。
統合失調症でした。
診断結果を聞いた当初は、統合失調症の知識もなく、病気だったら治せばいい、必ず治せると軽く考えていました。
ご存じの方もいらっしゃると思いますが、鬱は脳からの神経回路が正しく伝えることができない病気です。
統合失調症は、脳そのものの欠損で、当時は治すことができないとされていました。
それを知り愕然とした私は、それでも一緒になったのだから、二人で生きていくことを諦めることはしませんでした。
そして私はいくつかの決断をすることになりました。
まず、子供を作ることを諦めました。
幸か不幸か、子供に恵まれてはいませんでした。
仮にこれから先、子供を授かることがあっても、養育環境を整備しきれないと思いました。
そうなると生まれてくる子供も責任を持てないと考えました。
従って、妻とのセックスもできないと思うようになり、それが次第にできない体になっていき、セックスレスになっていきました。
次に私の自由な時間を諦めました。
当時、働きに出ていた私は、日中妻が自宅に一人だけで留守番しています。
症状がひどかった時期には、私は週末に食材の買い出しをし、料理の作り置きをし、毎日自分の弁当と妻の昼食を用意して出かけ、ランチタイムに妻に電話をして食事を取るよう確認の電話をしていました。
帰宅後は夕食の準備をし、食後は妻を風呂に入れて寝かしつけていました。
そうして妻が寝てから私が眠気を覚えるまでのわずかな時間が私の自由な時間でした。
このようにできる限り二人で生きていこうと思っていたのですが、それでも統合失調症の家族を一人で支えることは大変でした。
ある出来事があり、妻を実家に戻す事となり、結果その数ヶ月後に離婚いたしました。
統合失調症の家族とは生活ができないと言いたいわけではありません。
統合失調症の家族を支えて生活を営むためには、一人で支えるとなった場合、あまりにも大変ですよということが言いたい事です。
せっかく神様の前で永遠の愛を誓ったわけですから、相手が病気くらいで見捨てるものかと思って自分の持てる力を惜しみなく出したのですが、私の場合は力が及びませんでした。
こう言ったケースは、一概にどうしたら良いと言えることではないと思います。
個別具体的なご事情として考える必要があることと思います。
まして、家族や親しい友人にこそ打ち明けられない事情もあると思います。
そのような時には一人で抱え込まずに是非打ち明けてみてくださいね。
私は、家族にも打ち明けることができずに、一人で抱えていました。
その時に話ができる人が周囲にいたら、どれだけ気持ちが軽くなっただろうと思います。
ご自身でお悩事など抱えていらっしゃるのであれば、是非お話を伺いますので、ご連絡をお待ち申し上げています。
私の経験からいろいろな方のお悩み事を伺っております。
お一人で悩んでいて解決できなことや、答えが見出せていても前に進む最初の一歩が踏み出せない方も大勢いらっしゃいます。
そういった皆さんに何かお役に立てればと思い、個人セッションを受け付けております。
ここでお話しいただいたことは、他言しないでというご希望であれば、外に公害は致しませんのでご安心ください。
またお互いに顔を見せないでの音声だけでのセッションですので、特にセンシティブな内容でも安心してお話いただけると思います。
心の中で蟠っていることをお話しいただいて、心が軽くなった、解決の糸口が見つかった、前に進むことができたなどといったきっかけになればたいへぬれしく思います。
まずは下記ページからご連絡いただければ幸いです。