自分のコンプレックスを子供に投影する親
自分のコンプレックスを子供に投影する親
この様な母親がいます。
ご自身がかつてなし得なかった夢を子供に託そうとする。
これだけを見ると、見方、伝え方によっては美しく見えることもあるかと思います。
これをもっと具体的に例を挙げてみると、自分が合格しなかった東京大学への受験の夢を子供に託し、子供に受かることを前提にした声がけをする。
言葉の使い方ひとつでニュアンスが変わりますが、いつしか「私の夢」が「あなたの夢」に変わってしまい、それを実現するのは子供自身がさも願っているかのような話の仕方、声がけをする様になっていることがあります。
これは、親から子供へのシチュエーションだけでなく、職場でもよく見受けられる変換です。
相手にどの様になって欲しいか、最初はただ素朴な願いしかなかったはずです。
それが時間が経過するごとに、相手への期待値に変わり、プレッシャーに変わる。
私が子供だった頃の話をいたしますと、私は受験で失敗しました。
その後、やはり自分が進みたい方向へ再チャレンジしましたがやはり失敗し、第2候補の学校に進みました。
しかし行ってみると案外そこでの生活も楽しくて、今となってはこの学校に行って本当に良かったと感じています。
そして私の親は、この紆余曲折を黙って見てくれていたのです。
今から思い返せば、本当に心労を与えてしまったと申し訳なく思います。
ですが、失敗も含め、自分で納得がいくまで戦い続けることを認めてくれたことが、今の私を形作っているとも思います。
何が相手にとって本当に良い方法なのか、答えなんてないと思います。
このように、相手に合わせて考えて答えを出すことが大切なのではないかと思いますが、いかがでしょうか?
私の経験を元に、いろいろな方のお悩み事を伺っております。
お一人で悩んでいて解決できないことや、答えが見出せていても前に進む最初の一歩が踏み出せない方も大勢いらっしゃいます。
そういった皆さんに何かお役に立てればと思い、個人セッションを受け付けております。
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