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【第12話】ヘアサロンでの会話はNG?

お疲れ様です。
サロン参謀の官兵衛
と申します。


まだ実は参謀としてのサービスは
できておらず、
初回投稿の2年後(2026年中)を目途に
サービスを提供できるよう
準備をしている段階です。

最近は美容室のカルテに「静かに過ごしたい」と選ぶ欄があったり、当店は話しませんということを売りにしたり、

サロンでの会話が敬遠されている流れがありますが、それは絶対に間違っていると思います。

今回は私が思う、サロンでの会話、についてをお伝えしたいと思います。


なぜうざがられるのか?

あなたは一般の人が投稿している「美容師への口コミサイト」を見たことはありますか?

その中で会話に関して
「雑誌見てんだから話しかけてくんな」
「会話を周囲に聞かれるのも嫌」
「今日はお休みですか?何のお仕事されているんですか?お子さんは?何人ですか?学校は?…延々と質問を続ける美容師さん、大嫌いです。」

と、なかなか辛辣なご意見が投稿されています。

昔、昭和の初期頃は美容所が近所の情報交換場所として使われていた、と専門学校の教科書で読んだ記憶があります。


その流れはいまだに受け継がれており、私も美容師現役時代は先輩から天気の話でもなんでもいいから話して、と言われたこともありました。

このように、昔の流れがあるため、美容師としてはなにか話さないといけない。
一般の方はどうでもよい話はしたくない。

こういったギャップが生まれ、お客様にうざがられています。

本当に話す必要は無いのか

先ほど書いた「美容師への口コミサイト」を
よく見てみると
「髪のこと以外は話さない人がいいです」
「無駄話はいらないです」
「スタイリングの方法を聞いたら丁寧に教えてくれました」

というコメントがあり、裏を返せば髪のことに関しては教えてほしい、とも取れます。

余計な話をしない美容師さんの意見としては、「カウンセリング時はちゃんと話しています」というのを見ましたが、カウンセリングだけでは絶対的に足りません。

カウンセリングでは、その時のスタイルを作る、今後のスタイルをイメージしてもらうことでたいてい10分以上はかかると思います。

では、他にどんなことを話す必要があるのでしょうか?

美容師側が伝えること

別の記事でも書きましたが、お客様はあなたのサロンをすべて知ったうえで来ていただいているわけではありません。

美容師さんとしては
「ホームページに情報は載せている」
「SNSでスタイルを載せている」
「お店の前に置いてあるリーフレットに書いてある」
ということで、お客様が自分のサロンの事を
知っていると勘違いされている方が多いです。

お客様のほとんどはあなたのサロンの情報は
10%も知らない状態で来ていると考えた方が良いでしょう。

意外と数年通っていただいている方も、サロンの特徴やあなたの想いなどは伝わっていないことが多いと思います。
実際、店名も覚えていない常連さんもいらっしゃいました。

ということで、私はあなたのサロンの特徴や想いをお客様に必ずお話した方が良いと思います。

こういうとおそらく大半の美容師さんは
「いまさら恥ずかしい」とか「そんなこと伝えて何になるの?」と思われると思います。

ですが、あなたのサロンにせっかく来ていただいたお客様に、通っていただくメリットやあなたの想いをきちんと伝えることで、お客様とサロンの共通点をたくさん見つけてもらえたら、お客様は「今後もお願いしたい」という気持ちになると思います。


先ほど申したように、大半の美容師さんがそれをお伝えしていないと思いますので、逆にこれができるようになるとリピート率はかなり改善すると思います。

お客様側の知りたいこと

お客様の髪をお任せいただくうえで、
・お客様の仕事内容
・家族構成
・どこに住んでいるか
・休みの日は何をしているか
これらはまっっっっっったく必要ありません。

では、なにが必要かと言いますと

  • 髪の悩み

  • お客様自身で思う自分の髪質

  • 使っているヘアケアアイテム

  • どんなスタイルが好みか
    これらは把握しておく必要があります。

カウンセリングの中で聞くこともできますが、サロンワーク上、そこまで時間は取れないと思いますので、施術中のどこかで聞きだす必要があります。

話すタイミング

  • シャンプー

  • カットなどの施術

  • 放置時間

  • ブロー、仕上げ
    この4点のタイミングですが、ブローはドライヤーの音がうるさいので基本的には話さない方が良いですね。

カラーやパーマ、縮毛矯正の場合はだいぶ時間がありますので、焦る必要はありませんが、カットだけの場合はかなり短いので、世間話をしている暇はありません。

また、施術中は集中したい、という方もいらっしゃると思うので、その場合は別のツール(POP、動画)でお客様に見てもらうことで
伝える方法を考えてみましょう。

聞きだす必要のあるものは、アンケート形式で取得するのも可能ではありますが、会話をしながらの方が内容が発展しやすいので、できるだけ話すようにしましょう。

まとめ

一般的に毛嫌いされている美容師との会話ですが、私としてはその内容に問題があると思います。

プライベートな話、これからどこに行く、天気の話などヘアスタイルを提供するうえで関係のない話は、基本的に好まれないと考えた方が良いです。

ですが、逆にお客様の髪を今後も任せていただきたい、当店の想いや技術はお伝えするべきですし、お客様の髪を担当するにあたって必要な情報はお聞きする必要があります。

意外と話すのが苦手な美容師さんも多くいらっしゃいますが、
その場合はお店の紹介動画を作ってみたり、お客様のスタイルブックを
作ってみたり、話さなくてもできるアプローチから始めましょう。

ただ、やはり話して伝えた方が気持ちが伝わります。
一人サロンさんだと練習相手もいないので、私が参謀役になれたら
そういったこともお手伝いさせていただきます。



そして参謀へ・・・

私は今までの経験を基に、美容師さんからヒアリングをし、
どのような未来を描きたいのか、そのために何をするべきか一緒に考え、
行動する参謀役になりたいと考えています。

サービス開始までの2年の間に私の考え方などを発信していき、
友人のサロンにも協力してもらい、どのような手伝いができるか
実績を作っていきたいと思います。
まだ少しかかってしまいますが、少しでもご興味を持っていただけたら
引き続き、応援していただけますと幸いです。
Youtubeチャンネル登録もよろしくお願いいたします。

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