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【第17話】アシスタントの代わりになるもの
お疲れ様です。
サロン参謀の官兵衛と申します。
まだ実は参謀としてのサービスはできておらず、初回投稿の2年後(2026年中)を目途にサービスを提供できるよう準備をしている段階です。
ここ数年、美容業界ではアシスタントの奪い合いが起きています。
自身の売上を上げるには、サポートしてくれるアシスタントがいてくれた方が良いのですが、
早期スタイリストデビューの施策を打ち出すサロンも多く、1年でスタイリストになってしまうので、アシスタントはもはや絶滅危惧種です。
今回は私が思う、アシスタントの代わりになるもの、についてをお伝えしたいと思います。
一人サロンで生き残っていくには
一人サロンで求人をかけたところで、社保も無しでは絶望的でしょう。(パート採用は時給次第ですかね)
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ということは、これから生涯一人で美容師を続けていかなければなりません。
売上を上げるには、マンツーマンで最初から最後までの施術のスピードアップ、店販の提案、集客などのマーケティングと、山積した課題をこなさなければなりません。
その中で、うまく立ち回っていくには外部の助けも借りていきましょう。
オートシャンプー
おそらく美容師さんの中で、実は一番こだわっている方も多いのがシャンプーではないでしょうか。
そのこだわり、非常にわかります。
私も最初に勤めたサロンでは「シャンプーで眠らせる」をテーマとしており、実際にそこまでできるようになると、シャンプー指名も多くいただきました。
それはスタイリストになったときも変わらず、シャンプーは一生懸命にやった思い出があります。
実は最初に勤めたサロンの仙川にある店舗では、シャンプーにこだわっているサロンでしたが、オートシャンプーを導入していました。
私も当時体験しましたが、こそばゆくてされている間、笑ってしまうほどでした。
それがもう22年前の話です。
時は流れ、昨年(2024年)訪れた育毛をウリにしたサロンでは、プレシャンプーをオートシャンプーでおこなっており、覚悟を決めて受けましたが、、、
あれ?気持ちいい。
私が歳を取ったのもあるのかもしれませんが、地肌の毛穴をしっかり洗われている感じは、手技のシャンプーでは味わえない快感でした。
22年の間にオートシャンプーも随分進化していたようです。
手荒れや腰痛の大きな原因でもあるシャンプーを自動化すれば、かなり負担が軽減されます。
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こだわりたい気持ちもよくわかるのですが、シャンプーの負担でカットができなくなってしまってはもったいないのではないでしょうか。
是非一度ご自身で体験してみて、候補の一つにお考えください。
スキルマーケット
広告もよくされているのでご存じの方も多いと思いますが、ココナラやくらしのマーケットなど、自分のスキルを販売できるサイトです。
ここでいうスキルは美容師の仕事ではないので、シャンプーやカラー塗布をしてもらえるわけではないのですが、ちょっとした雑務などをお願いするのに便利です。
例えば、エアコンや外壁、排水溝などのクリーニング。ポスティング用のチラシデザイン。ホームページ作成・修正。などなど。
これらはもちろん自分でできることではありますが、面倒ですし時間もかかります。その手間と時間をスキルマーケットで依頼することができれば、あなたは別のことに時間を使うことができます。
以前お伝えした戦略時間を確保することができるのです。
そういった雑務はコスパの良いスキルマーケットにお願いして、その分サロンの経営に活かせる戦略を考えたり実行する方が得策です。
ただ、スキルはピンキリのようですので、口コミなどで信頼できそうな方を見つけてください。
レンタルタオル
サロンワークにはタオルが必須です。
そのタオルはサロンワーク中や営業後に洗って干していると思いますが、そこも相当な時間を取られていませんか?また、タオルを変えるタイミングが見つからず、使い古したタオルを使っていませんか?
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レンタルタオルにすれば、届いたタオルをしまう時間、使い終わったタオルをまとめて回収してもらう時間、ということでかなり短縮されるはずです。
洗濯機の稼働も減るので水道代と、乾燥機を使っている場合はそのガス・電気代も節約になるので、レンタルタオルのコストと計算してみると「これならいいかも💡」となるかもしれません。
タオルを干すときが精神集中時間、という方以外はレンタルタオルも検討してみると良いと思います。
参謀
そして、今後必要になってくるのが私のような参謀役です。
私は参謀役をコンサルタントと同義とは考えておりません。
おそらく多くの一人美容室オーナーは、コンサルを受けたことがあったり、セミナーに参加したり、本を読んだりしたことがあると思います。
そのときに知った知識やマーケティングは実施できましたか?
私はそこが一番の問題と考えております。
一人サロンだと、やろうと思っても後回しにしてしまって、結局やらないことが多いと聞きます。
現状でそこまで危機感を持っていない方はなおさらです。
でもご安心ください。それが普通の感覚だからです。
多くの人は現状維持を好みます。こなれていることをわざわざ変えたいという方はいません。
ですが、一人美容室がこれから上手く運営していくには普通の感覚を捨てることをおすすめします。
経営はスピードが大事です。
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もしやってみたい、やったら良さそうと思うものがあれば、即実践すべし!です。たとえ上手くいかなかったとしても、学びとなり、次の施策に進むことができますが、実践しないと何も進みません。
ただ、それが失敗したら致命傷につながるようであれば、慎重を期すべきですが、大半のことはそういうものではないはずです。
思いついたらすぐ行動、これができない方の代わりに参謀が動く。
うまくいっているか、だめなら撤退、これらをオーナーと一緒に相談・報告しながらおこなうことで、経営にスピードが生まれます。
独立してから今までは売上だけでなんとかやって来れた方も、年齢を重ねて今後のサロンワークが不安、と感じていると聞きます。
サロンワークを無理のない範囲で安定化させ、それ以外の収入源を模索する必要も出てきますので、そんなときに身近に相談でき、行動する参謀役として必ずお役に立てると思います。
もちろん私も生きていかなければいけないので、きちんと対価をいただきますが、そんなところにお金をかけられないよ、というのではなく、アシスタントの代わりに参謀を雇う感覚で、一緒に売上を伸ばし、お互いが安心して暮らせるように頑張っていきましょう。
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まとめ
美容業界ではアシスタント不足が深刻化し、一人美容室の経営者は施術の効率化や集客、売上向上を一人でこなす必要があります。
そのため、次に挙げたようなサポートを活用するのも一つの案です。
オートシャンプー:シャンプーの負担を軽減し、手荒れや腰痛を防ぐ手段として有効。技術の進化により快適性も向上しており、導入を検討する価値があります。
スキルマーケット:エアコン清掃やチラシデザインなどの雑務を外注し、経営戦略に集中できる環境を整えるべきです。信頼できる業者を選ぶことがポイント。
レンタルタオル:タオルの洗濯・管理の手間を減らし、光熱費削減にもつながる可能性があります。コストと手間を比較し、合理的な選択を。
参謀の活用:一人経営者は施策の実行が後回しになりがち。経営スピードを上げるため、アシスタントの代わりに「参謀」を活用し、行動をサポートしてもらうのも一つの方法です。
一人美容室でも効率よく運営し、売上を伸ばすには「外部リソースを活用し、すぐに行動すること」が重要です。最小限の労力で最大の成果を出せる仕組みを整え、持続可能な経営を目指しましょう。
そして参謀へ・・・
私は今までの経験を基に、美容師さんからヒアリングをし、どのような未来を描きたいのか、そのために何をするべきか一緒に考え、行動する参謀役になりたいと考えています。
サービス開始までの2年の間に私の考え方などを発信していき、友人のサロンにも協力してもらい、どのような手伝いができるか実績を作っていきたいと思います。
まだ少しかかってしまいますが、少しでもご興味を持っていただけたら引き続き、応援していただけますと幸いです。
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