100展と山手線
結論、人の縁をストーリーにした優しい世界でした。2023年1月24日火曜日まで、無料なので、ぜひご覧いただきたい。
【概要】
カメラマンのカズさんが100人撮影をして、その映像を見る個展です。
音楽は優しい音が流れていて、心地よい。
見せ方に特質あって、
剥き出しの天井から、100個の灯籠が高さランダムで吊り下がっている。
一つ一つの半透明の灯籠の中には、小さい投影機が入っていて、拡大鏡を通して、映像が白い床に映し出されている。
灯籠が風に揺られるので、無数の映像が床に重なって、緩やかに並ぶ。
そして、灯籠の高さがランダムなので、淡い色が床に広がっている。
歩いた感覚は、例えるなら彩りの花びらが散った中をゆっくり歩く感じ。
【感想】
優しい気持ちになる個展だった。
いろんな人の映像が重なる床、ランダムに並ぶ半透明の小さな100個の灯籠、個展の見学者を見ていると、不思議と優しくなる。
この空間は、
黒い布で遮光されていて、閉鎖されてるのに、なぜか窮屈を感じない。
むしろ、広場にいる感がある。
一つ一つ映像をみて廻ると、特徴がある。山手線の駅に一つ一つ停まるように。
ストーリーがある不思議な空間。
ぜひ行って欲しい。
それでは
ごきげんよう
【あとがき】
難しい事なのかもしれないが、一言。
寄付箱はあっても良いと思いました。
大きい灯籠があって、上から吊り下がっていて、お札を入れたら、映像の色が変わって綺麗だろうなー。
そっと、お金を入れたい人もいると思うから。