今後のファッション業界
アフターコロナの世界において、ファッション業界においてもデジタル化が必須になる。
現状はというと、、、
①デザイナーがイラストレーターやフォトショップを使い絵型を描き、サンプル作成を工場へ投げ込む(ここでのデザインとは大抵が小売からこんなものがやりたいと写真が送られてくる)→
②上がってきたサンプルのチェックをし、修正箇所があれば即座に直し、そのやり取りの合間に生地が足りないなんてこともしばしば、、、
③やっとこさ上がってきたサンプルを展示会にかけるor営業が持ち出し、各得意先へ赴き受注を取る→
④取ってきた受注に対して仕様書、オーダー書を作成し工場へ投げ込む。
ここまでが、一般的な流れである。
日本では、、、
海外ではすでにデザインは3D CADで描き、落ち感、ドレープ感を確認しながら服を作ることが一般化してきている。
これによりサンプルアップの精度があがり、納得のいく服がスピーディに出来上がる。
ましてや、小売から提案された売れ筋に追いかけ回され、それ用のサンプルを作り、それの採寸をし検品するだけの名ばかりデザイナーもいる事だろう。
そんなことを続けてきたわけで、これだけ店頭に並ぶ商品に個性がなさ過ぎるのは大問題である。
自分主体で動けるほど、デザイナーには与えられた作業が多すぎる。横を見れば同じような服を量産している。
AIは今後重要なテーマになってくる。膨大な顧客データを並べて、売れたものを進化や退化させて行けば自ずと売れ筋を生み出すことができる。そうなればデザイナーとしては死んだもの同然。
そうならないためにもコロナショックは原点回帰になると思う。
デザインするということの本質に立ち返り、今求められているアイデア、情報にいち早く耳を傾けてスピーディに形にする。(ここでは精度が超重要である)
もうすでに賢きデザイナーはすでに動き出している。この業界に大きな変化が訪れるのもこれからすぐだろう。今のうちに自分自身を使ってもらえる。プラットフォーム力を蓄えることが大切になるだろう。
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