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田舎の考察”思ってたよりも不便なこと”
さて、今回の考察ですが、実際田舎に住んでみて、予想したよりも不便だなーってことを考えてみます。
まずは移動について。ほとんどは自家用車での移動となります。だいたいの家には自動車は2台以上、つまり一人一台持っていることになります。
もちろん公共のバスやJRなどはありますが、正直、いつ使ったのが最後か覚えていません。
路線も少ないし、本数などは一日に数本。計画を立てて移動するなどあきらめています。
うちの娘にバスに乗りたいとごねられたときは、車で1時間走った旭川(北海道第2の都市)にでて、そこで市バスに乗りかえて意味もなく街中をぐるっと回ったりしてました。
まあ、それはそれで楽しかったりもしますが、正直なんでこんなことやってんのかなとも思ったりします。なので田舎の暮らしに自動車は不可欠です。
次の不便自慢ですが、買い物です。もともとお店が少ないのは予想ついていたので、それは想定内です。そこはネットショッピングでまかなえます。
逆にすぐに手に入れたいちょっとしたものを扱っているホームセンターの需要が半端ないのが驚きです。おそらく食品以外のもののほとんどはここで手に入れてます。
週末には入口のゲート前に開店待ちをする人が群がっています。その人波は午前中は続き、まさかのレジ待ちで数十分並ぶこともあります。まるでテーマパークのようです。
ちなみに富良野にはイオンはありません。あるのはDCMホーマックです。あの「ほっ♪ほっ♪ほーまっく♪♪」のホーマックです。分かる人だけですみません。
あとはそうですね、人が少ないことですね。これはそのまま専門職のサービス業の少なさに直結してます。
たとえば大風で屋根がはがれたので大工さんを呼んで直したいとか、納屋に新しく水道を引きたいなとか、日常でよくありますよね。
町の工務店や配管業の人に声をかけても、だいたい他の現場に入っている(先客で忙しいってことです)ので、順番が回ってくるのに数か月待つこともざらにあります。
それを知らない移住したてのときは、「これがよそ者に対する風当たりというやつなのか~」と一人でかってにもやもやしていました。あのころは疑ってごめんなさい。
ちょっと急いでいるので他の業者さんにお願いしようと思っても、やはり同じように忙しかったり、そもそも選択肢が少ない。
これは人づてで行けばどうにかなるものではないので、ひたすらに我慢して待つのが唯一の解決策となります。
ほかにも上げだしたらどんどん出てきそうなので、ここらで止めておきます。まあこれらを不便だと感じるのは都会での生活と比較しているからだと思います。
最近はこれも当たり前だと思えるようになってきてまして、「ああ、これが田舎暮らしなのだよ」と余裕もでてきました。私も一人前の田舎者に出来上がって来てますかね。