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クラシックコンサートなどへお出かけの時のお洋服
みなさまごきげんよう。
昨日のライオンズゲートのピークはいろいろと素敵なことがあったひとが多いようですね...私は久しぶりの頭痛に苛まれておりましたが、初めて利用した「ジモティー」で、不用品を引き取っていただけてとても嬉しく思っています。
自分にとって必要ではなくなったけれど、ゴミとして処分するのは惜しまれる...そうしたものを、必要としているどなたかにお譲りすることができる。
まさにサスティナブルなプラットフォームですね。
さてさて、本題です。
先日記載しました通り、私の趣味は合唱です。
クラシックのコンサートなどにはよく足を運びますが、実はポップスやロックといったジャンルのコンサートには行ったことがありません。
その昔、ポルノグラフィティというバンド(グループ??)が好きでファンクラブにも入りましたが「コンサートでの振舞い方が分からなさ過ぎて怖い」という思いから、せっかくファンクラブに入っていたのに結局一度もコンサート行きませんでした。
ちょうど、私の幼馴染などはロックが好きで、そうしたコンサートへ行った時のお話を聞いておりますと人が頭上を流れてくるというではありませんか!そして曲によって聴衆側もお決まりの「振り」があるという...
未知すぎて、恐怖でした(笑)。
逆に、クラシックコンサートへまったく行ったことがないという方からは「何を着て行っていいかわからない」
「拍手のタイミングがわからない」
「だから怖くて行けない」
というお話を耳にします。
ですので、今回は、「まだクラシックコンサートホールへ行ったことがないのだけれど、行ってみたいと思っているんだ。」
とうい方へ向けて少し書いてみたいと思います。
コンサートにも種類がある
▼日常的なコンサート
クラシックコンサートも比較的頻繁に行われています。ホールも様々で個人のサロンぐらいの小さな会場もあれば、ちょっとした文化会館のようなところから日本を代表するコンサートホール、サントリーホールのようなところまで様々です。
特に小規模なホールになるほど、「カジュアル感」が増しますので、男性の中にはT-シャツとジーンズという方も見受けられます。
基本的には「清潔感があって、肌の露出が控えめ」であれば何の問題もありませんが、推奨されるのはバケーション風のものよりはオフィス・カジュアルのようなものの方がご自身が落ち着くと思います。
小規模なコンサートホールであっても、ホワイエ(幕間/休憩時間にお客様が利用するちょっとした広間。多くの場合はカウンターでサンドイッチなどの軽食とアルコール類を含む飲み物が販売されていて近くには立食用の背の高いテーブルが配置されています)は高級感を演出しているところもありますので、足元はサンダルなどではなく、きちんとした靴を履きましょう。
▼”ガラ”と言われる特別なコンサートや祝祭的なコンサート
多くのオーケストラはいわゆる「定期公演」という毎月開催される演奏会やカジュアルな単発のコンサートを開催していますが、そうした「いつものコンサート」の他に「ガラ・コンサート」と呼ばれる特別なコンサートを行う日もあります。
これは概ね祝祭的な意味合いを含むことが多いので、来場するお客様のお召し物も普段よりぐっと華やぎます。
特にインターナショナルなコンサートであればお着物やドレッシーなワンピース姿の淑女やスーツやファンシータキシードの紳士が増えます。
例えば「東京春祭(ハルサイ)」と呼ばれている東京の春の国際的な音楽祭の中でも海外の大御所アーティストを迎えて行われる目玉になるようなコンサートや「大阪国際フェスティバル」などもそのひとつです。
また、大晦日や新年に行われるコンサートも祝祭色が濃くなり、壇上が生花で飾り付けられたりもしますし、会場の雰囲気も普段より華やかになりますのでいつもよりちょっとお洒落に装い、ご自身もその祝祭の雰囲気を盛り上げるとより楽しめます。
分かりやすく「ガラ公演」「ガラコンサート」「ガラオペラ」「ガラバレエ」...などなど、コンサートの名称に「ガラ」とついていることもありますので、参考にされてみてください。
▼海外のコンサート会場
海外のコンサート会場やその内容も千差万別です。
むかしは社交場としての要素の方が強かった時代もありますので、そうした頃はどんなコンサートでもドレスアップするのが普通でした。
しかし、今はカジュアルな装いの方が多いです。
とはいえ、事情が違ってくるのが例えば国立歌劇場の、その国や土地を代表する、いわゆる顔のような会場です。
ウィーンにあるシュターツオーパーと呼ばれる国立歌劇場は、そのホールの中のどの席に座るのかを意識されると良いでしょう。
例えば前出のシュターツオーパーの場合、同じ日の同じ演目でも平土間やボックスシート、バルコンの他にいわゆる天井桟敷というものもあり、平土間と天井桟敷ではお値段もまるで違います。
演目やお席によりますが、平土間だと一番高いものは1席300ユーロほどしますが、同じ公演でも天井桟敷なら10ユーロ前後で観ることができるのです。
いくら会場がシュターツオーパーで周囲が華やかだったとしても、購入したチケットが天井桟敷なら必要以上にドレスアップすると場違いになります。清潔感があればシャツにデニムでも特に問題にはなりません。
逆に、平土間のチケットを購入したのにシャツにデニムでは場違いになります。男性ならばジャケットをきちんとお召しになって、女性ならばワンピースなどのドレッシーなものが良いでしょう。
現地の方々は女性はフルレングスのドレスなどをお召しになっている場合も珍しくありません。男性もディナージャケットでばっちりと決めて女性をエスコートしている姿もよくお見掛けします。
オペラ、ミュージカル、バレエに宝塚は?
オペラとバレエは先述のコンサートのケースとほぼ同じです。
ミュージカルや宝塚はそれより若干カジュアルなかたの方が多い印象ですが、女性はまったくの普段着よりワンピースなどでお洒落を楽しむと、より会場を楽しむことができるでしょう。
気軽に観劇を
いろいろ書きましたが、基本的には「TPOに合わせる」というのが一番です。
そして実は演奏している方はお客様のお召し物がどうだとか、そんな些末なことはほとんど気にしておらず、むしろ気軽にコンサートホールへ足を運び、ナマの音でしか味わえない空気を楽しんでいただきたいと思っています。
ぜひ、気負い過ぎずに。
でもせっかくならば...そうですね、パートナーとのデートで高級なフレンチレストランへお出かけするのをイメージして、その時に着たいお洋服をお召しになるときっと間違いがないと思いますよ。
それでも、「とにかく不安なのでもっとはっきりした指針をください!」
という場合は女性なら袖の長さが半袖~七分袖以上、裾は座った時に膝頭が隠れる長さのワンピース+ジャケットやカーディガン(会場は寒いこともありますので、防寒もかねて)、男性はパリッとしたシャツとパンツが良いでしょう。
ときどき、女性から「私、スカート苦手なんです!」と言われることがありますが、そうした場合には身体のラインがはっきりしない、比較的ゆったりとしたパンツをお薦めしております。和田アキ子さんがよくお召しになっているパンツを思い出していただくと分かりやすいでしょう。
それより更に細かく詳しく!
という場合はレッスンへおいでいただけますと幸いです(笑)
立秋も過ぎてもうじき芸術の秋。
座席数も絞られてのコンサート会場ではありますが、ナマでしか味わえない響きの交わりを楽しみに、コンサートへお出かけになってみてくださいね。
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