【前編】体癖×SNS集客〜体癖から潜在的な欲求を知る
せっかくビジネスを始めたけれど、お客様がいらっしゃらない…
と嘆く個人事業主さんは少なくありません。
巷では「インスタ集客」とか「LINE集客」など色々な集客法がたくさん出回っていますが、それでも集客に悩む方はとても多いです。
このnoteではちょっと変わった視点から、SNS集客について語っていきます。
SNS文化の流れ、時代の節目節目でビジネスにおいて意識するキーワードを解説しながら、どのような発信がお客様の心に響くのか自然に理解できる構成となっています。
ビジネスをやっていくのに注目すべき3点を挙げるとすれば、その商品やサービスに下記のものがあるかどうかです。
1つ目は「成長性」。
ここでの「成長性」の定義は、今後その商品やサービスの市場が拡大していくか?ということです。
とても残念なことですが、商品やサービスには寿命が存在します。
過去にとてももてはやされていたとしても、旬をすぎてしまえば見向きもされない商品やサービスは星の数ほどあるのです。
たとえば、これからタピオカミルクティーのお店をやりましょうと言われても、ちょっと無理ですよね。
2つ目は「リピート性」。
たとえば、パーソナルカラー診断や骨格診断などの場合、一度診断してしまえばそれで終わりなので、あらたに新規集客をするか新たなリピート性の高いサービスをオススメしなければなりません。
脱毛なども一度ツルツルになってしまえば、そう何度も通う必要性はありませんよね。
そうすると、また新しいお客様を見つけなければならなくなってしまいます。
新規集客にはコストがかかるので、ずっと新規集客をし続けるのは合理的ではありません。
「成長性」「リピート性」といったものは、ビジネスで成功するために不可欠なものですが、今回は3番目の『潜在的な欲求』を体癖から見て行きたいと思います。
「体癖って何?」
という方は、世界で唯一の体癖サロンの院長・ソシャフィアさんのこの記事を読んで頂けると、より理解しやすくなります
https://note.com/social_fear/n/n48431678f022
《潜在的欲求について》
「潜在的欲求」ちょっと耳慣れない言葉かもしれません。
しかしながら、お客様の持つこの潜在的欲求に応えられるかどうかがサロンの売上を左右するのです。
基本的に人間には大きくわけて、2つの欲求があります。
それは
「顕在的欲求」とは「欲しい」と自覚している欲求のことです。
例えば、「ラーメンが食べたい」「シャネルの財布が欲しい」「痩せたい」「ポルシェに乗りたい」などです。
「そりゃ自分の欲しいものなんて、ちゃんと自覚してるよ」
と思われるかもしれませんが、意外とわかっていないものです。
「シャネルの財布が欲しい」1つを取っても、一人一人の感受性によって「本当に欲しいもの」が変わってくるのです。
「仲間はずれにされるからシャネルが欲しい」
これは『闇金 ウシジマくん』という漫画の『若い女くん』という回でまさにその通りの女性が登場します。
この回の主人公は若いOLさん。
この女性が会社で属している女子グループは、エステや旅行、合コン、高級ランチ、ブランドの服などにお金を惜しまない華やかなグループです。
グループのメンバーたちはお金の使い方が派手(多分実家がお金持ち)なので、普通のOLの主人公は仲間に合わせるためになんとか金策をしようと頑張ります。
しかし、そんなことを続けるうちにお金が足りなくなって、ウシジマくんという闇金業者にお金を借りに行くことになってしまいます。
その時のセリフがコレ↓
このOLさんは、別に旅行にも行きたくないし、ブランドの服が欲しいわけでもありません。
ただ、女子グループから仲間はずれにされたくない。
これが彼女の本当の欲求なんですね。
だから闇金にまで手を出してしまう。
それほどまでに強い欲求なのです。
この場合、OLさんは仲間はずれにされたくないことを自覚していますが、さらに掘り下げていくと彼女の中には『一人でいることは辛いこと』『みんなと一緒が幸せ』という価値観が存在するかもしれないですね。
OLなら誰もが女子グループのみんなと仲良くしたいわけではありません。
仲間はずれにされたらされたで、女子グループの面倒臭いしがらみから解放されてラッキー!と思う人もいますし、一人の時間が大切で他人とつるむことが苦痛という人もいます。
人によって価値観が違うのですね。
こうした個々が持つ価値観やその価値観から発生した欲求は自覚がないことがほとんどです。
それを『潜在的欲求』と呼びます。
そして『顕在的欲求』と『潜在的欲求』の割合を見てみると、実は『潜在的欲求』の方が圧倒的に多くて、図であらわすとこんな感じになります。
これをビジネス的に捉えると、『顕在的な欲求』の市場はすでにレッドオーシャンです。
レッドオーシャンとは、競合が多すぎて血みどろの争いを繰り広げている市場のこと。
非常に残念なお知らせですが、エステや整体の業界もかなり前からお客様を取り合うレッドオーシャンになっています。
もしも価格競争に巻き込まれたら、資金力のない者から力尽きていきます。
反対に、『潜在的な欲求』の市場は美しく澄んだブルーオーシャン。
需要はあるのに、まだ誰も手をつけていない非常に美味しい市場です。
赤い海を深く深く潜って『潜在的な欲求』の誰も手につけていない市場を見つけて大ブレイクした企業があります。
それは、ライザップです。
ダイエット業界って、昔から業者多いし競争激しいですからね。
そんな「ただ痩せたい」ではなく、さらに深い部分の『潜在的な欲求』にフォーカスすることでライザップは莫大な収益を得ました。
最近はちょっと名前を聞かなくなりましたけどね。
でも業界が似ているので、参考になるかと思います。
このnoteでは各体癖の『潜在的な欲求』の見抜き方とアプローチの方法をお伝えしています。
では、一種体癖から順番に見ていきましょう。
【前編】では一種体癖〜六種体癖、
【後編】では七種体癖〜十種体癖について書いております。
一種・体系化のエリート
それはテキスト文化から始まった
SNSの始まりはテキスト文化から。
初期のSNSはライティングスキルを持つ一部のエリート達のものでした。
【頭脳型】に分類される一種。
頭脳型が表す通り、明晰な思考力を持ち論理性に優れます。
知的好奇心が強く、読書家も多いのでブログのネタに困ることがありません。
またセールスレター、コピーライティングなど文章にて相手を動かすのは一種体癖が得意とするものでした。
NHKの特番っぽいやつが好き
毀誉褒貶(きよほうへん/褒めたり貶したり)を感受性の軸とする一種は、エリート、聖人君子、紳士…といった感じに見られたがる傾向があります。
自分を常識人と信じて疑いませんが、一種の常識はマイルール適用がデフォルトなので、一般常識とはちょっとズレていることもあります。
また、きちっと論理だったことを好み、説明をする時、グラフや図のようなものを書いて説明すると喜びます。
数式っぽい表現も好き。
雑学・トリビア大好き。
歴史上の出来事や歴史上の人物の名言も好き。
死ぬほどどうでもいいことですが、一種(+七種)の私が一番好きだったテレビ番組は【ダーウィンが来た!】です。
面白かったんだよねぇ。
共感性はあまり高くなく、女性でも男性脳的な人が多いので共感についていは「ふーん(無関心)」といった感じ。
『女性向けマーケティング』の本が多く出ていますが、共感系のマーケティングは一種女性にはイマイチピンとこないので、『女性は共感が大切』はあまり鵜呑みにしない方がいいです。
歴史上のネタ、数学や科学のネタなどは結構ネット上に転がっているので、一種を喜ばせるのはぶっちゃけチョロいです。
知的好奇心も強いので「え、なんで?知りたい!」と思わせると簡単に釣れるのでやっぱりチョロいです。
セミナー系では「きちんと学びたい」という人が多いので、専門性やきちんと感を。
注意事項としては、一種が知っているネタだとマウントを取ってくるので注意。
あと、一種の得意分野では話を乗っ取られることもあるので注意。
一種に何かを売りたい場合は、「物質」よりも「知識」など概念的なもののほうが良く売れます。
物質を売りたい場合は、「ストーリー」といった付加価値をつけると、お財布を開きやすくなるのも一種の特徴。
4,000円の本は躊躇なく買うのに、コンビニの300円のハーゲンダッツは高級品だと買い物かごに入れるのを躊躇する傾向もあります。
ちなみに「ハーゲンダッツって北欧っぽい響きだけど、アメリカの会社なんだぜ?」とドヤ顔で語り出すのも一種。
日本のハーゲンダッツの工場は群馬県にあります。
選民意識の強い人たち
「なんでそんなに上から目線なんだよ!」と八種をブチ切れさせる一種。
この体癖はエリート意識というか、選民意識が強いんですよ。
ビジネスの世界で行動力がないのは致命的な欠点ですが、行動力のなさを指摘されても一種はナチュラルにこう思います。
「人体でいえば一種は頭なんだから、手足のお前らが動け」と。
ハイ、八種、またブチ切れましたーwwww
選民意識の強い体癖は一種・六種・七種。
軽く違いを
集客やセールスをする場合は、各体癖の上記のような感受性を突っつくとよく釣れます。
一種の場合は、「一種さんほどの社会的地位のある方には、このクラスの高級品がふさわしいです」。
こうしたフレーズが一種の心をくすぐります。
さらに製品の歴史的な背景や伝統を語ったり、権威ある人のオススメだと、即落ちです。
データとかエビデンスという言葉にも弱い。
ホントチョロいな。
上から目線でどこか偉そうなところが一種と七種は似ていますが、「野生の七種」に対して一種は「社会的」。
一種の感受性としては、「上」を目指したがりますが、必ずしもトップを狙うのではなく「上の方のポジション」という位置を好みます。
どちらかというと、ナンバー1よりも、参謀・軍師的なナンバー2のポジションが落ち着くという人が多いです。
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