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こんな紅白歌合戦が観たい!新しい紅白の(勝手な)提案
今年もあと1週間ちょっとで終わりですね!
年末の風物詩といえば紅白歌合戦ですが、私は流行歌に疎いので、紅白で初めてその年の流行りを知ることになります。楽しみにするとしたら、氷川きよしと東京スカパラダイスオーケストラと三浦大知(と、水森かおりの衣装)くらいです。
私は紅組と白組がアーティストの性別によって決められているということを中学生くらいまで知らなかったのですが(気に留めていなかった)、知ってからも「不思議なこだわりだなあ」と思っています。今年は氷川きよしが紅組でも白組でもない、特別枠として出場されるそうですが、そこまでして番組側が性別による組み分けにこだわるのはなぜなのか疑問です。
朝日新聞デジタルの記事によると、かつての「世の中には男と女がいて、みんなどちらかに属するはずだから、紅組と白組のどちらかを応援するだろう」というセクシャリティー観から、男女対抗形式が紅白の盛り上がりを支えた部分もあったそうです(社会学者の太田さんによる見解)。
オリンピックやワールドカップで「○○人だから○○チームを応援するだろう」という感覚と同じということでしょうか。自分のセクシャリティー観と合わなすぎて想像も及ばないのですが、興味深いと思いました。
スポーツ観戦にしても、応援における帰属意識については気になることがたくさんあります。オリンピックの話題が出る度に考えています。
「男女平等」などという言葉を出すと(なぜか)一部の人々の間で議論がややこしくなりますが、その理由を抜きにしても組み分けをランダムにしたらもっと魅力的な番組になるかもしれないのに!というか、私はそんな紅白を観たい!と思います。なので、今回は新しい紅白の構想を勝手に書きたいと思います。
提案1: 組分けを完全にランダムにする!
まずは、先述した組分けの方法についてです。性別に関わらず、その年に活躍したアーティストをくじ引きなどで紅白に組み分けすると「男女比をそろえる」という考慮をしなくてよくなるというメリットがあると思います。
また、例年紅組は赤っぽく、白組は白っぽい衣装を着ていることが多い印象ですが、ランダムな組分けにすれば好きなアイドルの様々なパターンの衣装がみられます。
提案2: 紅組と白組でそれぞれの応援歌を作る
『ゴーゴーゴー』という、運動会で歌われる応援歌のイメージです。紅組と白組がそれぞれのパートを歌ってから、最後に同時に歌うという曲なのですが、それをプロのアーティストたちでやったら最高だろうなと思います。その年に活躍した歌手たちが勢ぞろいして1曲を歌うことになるため、いわば『We are the world』です!
その年、その組だけのコラボレーションになるので、年ごとの特異性が生まれ、マンネリ防止になるのではないかと思います。『第〇回紅組応援歌』という形で曲もリリースできるし、ビジネス的にも良いのでは~?と思います。
また、ランダムな組み分けによって生まれる普通だったらありえない交流がをみてみたいです。音楽におけるIntergenerational interactionが生まれることは、音楽業界のこれからにおいてもよいのではないかと思います。意外なアーティスト同士、技術者同士の繋がりができて、ビジネスチャンスもあるかもしれません。
私は今、日本の番組を観る術がないので、正月らしいことは何もせずに過ごすと思いますが、やはり年末年始は節目として大事だと思っています。特に2025年は自分が20歳になる年でもあるという点で、大きな区切りの年に感じています。
最近大学に入学したばかりなので、もう1年が終わるなんて信じられない気持ちですが、2024年の残り数日を大切に生きようと思います。