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租税教室

先日学校で租税教室があり、外部から講師の方が来てお話をしてくださいました。韓国やドイツなどの税率をクイズ形式で紹介され、その中でスウェーデンの話も出ました。スウェーデンの税率は25%。それが成り立っているのは、スウェーデンが福祉国家であり、国民は税金が「取られるもの」ではなく、「国に預けるもの」であるという意識を持っているからだということ、日本もそのように認識すべきだということを話されました。

その話を踏まえ、私は質疑応答の時間に「日本では税金は国に預けるものだという意識は低いように感じるが、それはなぜか」と質問しました。回答は、要約すると「スウェーデンは国民たちが国を信頼しているから。」というものでした。なので、重ねて「なぜ日本はその『信頼』がないのか。」と質問をすると、上司らしき人が乱入してきて「税金は国に預けるというものというよりも、国民が安全に暮らすための会費なので(スライドにもこの内容は載っていた。)払う義務がある。今大人になっている人たちはこのような租税教室をやってこなかったからその必要性をわかっていない。皆は払ってください。」的なことを言ってきました。いや、「国に預けるもの」じゃなかったんかーい、と心の中のモヤモヤが残ったまま時間切れで教室は終了してしまいました。

「安全に暮らすための会費」を払うのが苦しくて、安全に暮らせなくなっている人が生まれているこの社会の仕組みは何なのだろうと思いました。

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