よくわかる農業#1 農業ってなに?
こんにちは!
小学生に農家という職業をPRするため、小学生にもよくわかる「農業ってなに?」を解説するシリーズです。
物心ついたときからリビングのチャンネルは阪神タイガースの農家で育った、コテコテの大阪娘がお送りします。
農業ってなに?
農業とは、植物や動物を育てる仕事のこと。
畑や田んぼで野菜やお米を育てたり、牧場で牛や豚、鶏などの動物を育てたりすることを農業といいます。
食べ物は、人間の体を健康に保つために欠かせないもの。農業は、生きていくうえで絶対に必要な「衣食住(いしょくじゅう)※」のうちの「食」を作る仕事です。
※衣=着ること、食=食べること、住=住まうこと
食を作る仕事は2つ
農家って畑にいる人でしょ?と思った人が多いかもしれませんが、実はそれだけではありません。
作物栽培:野菜(にんじん、トマト、じゃがいもなど)や果物(りんご、ぶどう、みかんなど)、お米や小麦などの穀物を育てること
畜産:牛から牛乳を、鶏から卵を、そして豚や牛などのお肉を育てること
野菜を育てる人、牛を育てる人、どちらも農業に含まれます。
ちなみに、豚や牛、鶏を育てて肉・卵などを生産するのが人を畜産農家、乳牛を育てて牛乳や乳製品を生産する人を酪農家といいます。
農業の仕事ってどんなことをするの?
一般的に、農業の仕事は次の手順でおこないます。※作物栽培の場合
土を耕す(たがやす):作物を育てるために畑を耕して、土をふかふかの健康な状態にします
種まき:野菜や果物の種を畑にまきます
水やりとお世話:作物が元気に育つように、水をあげたり虫や病気から守ったり、毎日お世話をします
収穫:作物が大きく育ったら収穫して、スーパーや販売所に届けます
育てる作物は人それぞれ、好きなものを作れる
スーパーではトマト、きゅうり、レタス、ニンジンなどたくさんの種類が並んでいるけれど、それらはほとんど別々の人が作っています。
農家には「トマトだけを一年中作っているトマト農家」や「葉物野菜だけ作っている農家」、「季節の野菜を少しずついろいろ作っている農家」など、いろんなパターンの人がいて、
何を作るかは自分で決めることができます。
ただし「適地適作(てきちてきさく)」という言葉があって、農地(畑の場所)によって作れやすいor作りにくい作物があります。
例えば比較的涼しい気候がつづく北海道では、温暖な気候を好むバナナの自然栽培は適していません。(特別な栽培環境を用意できれば不可能ではない)
そのため、農業を始める前にはその場所の土や気候を確認しておかなければなりません。
せっかく農業を仕事にするのですから、作りやすくて、かつおいしい作物を作りたいですよね。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
次回は「#2 どうして農業が大切なの?」をお届け予定です!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?