ヨットでの大冒険~ジブラルタル海峡縦断~
今までの自分を振り返るシリーズ。
私の人生の中で大きな転機でもあったヨットでの挑戦について書いておこうと思います。
ミスユニバ―スの挑戦の時公式ブログに書いていたのですが、サイトがなくなってしまったので自分自身がずっと心に留めておくためにも。
大学卒業後就職した建築関係の会社で営業をしていたけれど、ある時原因不明で布団から起き上がれなくなってしまい、ドクターストップで退職することになりました。
寝たきりの時に友人の楽しんでいる姿や、活躍している姿をSNSの中で見かけては「なんで私だけこんなことになったのだろう」と自己嫌悪に陥る日々。
でも私は自分の人生を諦めたくなくて。
体調も少しずつ良くなってきたとき、
あるご縁で今までやったことのないヨットにチャレンジすることになりました。
そしてスペインとモロッコの間にある、ジブラルタル海峡の縦断へ仲間と挑戦することになりました。
練習期間は3ヶ月。
毎週末葉山マリーナに通い、練習を重ねましたが、私本当にトロくて。
ヨットの上では死と隣り合わせ。
一つの行動のミスやスピードが命取りになります。
ヨットの上のミスは実は日頃の生活や自分の思考の癖などからくることが練習をする中でよくわかりました。
だから日頃の習慣から変えなければなりませんでした。
何度も何度も正直辞めたいと思いました。
当日が来てほしくないとも思いました。
自分のせいで周りに迷惑をかけたくないと不安で寝られないこともありました。
練習を重ねる中で葉山~江の島の往復をスキッパーというヨットの進路を決める役割で達成したときは、嬉しくて自分の成長を感じることができ次第に自信につながりました。
そして、2016年7月8日。
現地でのサポート艇やヨットのレンタルも行い、ついに縦断当日。
天候も心配されていましたが、驚くほどの快晴。
ヨットが進み辛いと思うくらい風もありませんでした。
タンカーが100隻はゆうに行き交う海峡だと聞いていたけれど、10隻くらいが停泊しているだけで全てに恵まれました。
ヨットの上から見渡す海は格別で、清々しくて、こんな素晴らしい景色を見られるなんて1年前の私には想像もつきませんでした。
そしてついに8時間30分かけて42キロの海峡を縦断することができました。
モロッコの砂浜に降り立とうとした瞬間、ヨットのブームが直撃、血が吹き出るハプニングが、、 .
またジブラルタルにサポート艇で帰るとき、10頭以上のイルカが一緒に泳いでくれて、まるで海峡縦断成功を祝福してくれているようでした。🐬 .
(海上やイルカの様子は こちらのインスタグラムの投稿で見られます)
なんでいつもそんなに頑張ってるの?
と自己啓発のフロントエンドのイベントで問われたことがあって、誰かに褒められたいのかなとか色々考えてそのときは答えがハッキリ出なかったのだけど。
何かに常にチャレンジする人生が私は好き。
誰かに褒められたい、認められたいとかはなくて自分が納得するワクワクする人生を歩みたいからチャレンジしているのだと思います。
正直この5年の中で色々なことが起こったけれど、今思い返せば全部全部その時々で気づきがあって自分のためになっている。
今までの人生の中で経験したことのないことが起こっているけど、これも自分にとっての気づきになる期間だと思う。
自分や大切な家族や友人が健康で安全であることだけでなく、もっと広い視野を持って過ごすことが大切なのかな。こんなときこそ与えることだったり愛することだったり笑顔を忘れないようにしようと思います。
日本が、世界が大変な状況だけれどこんなときこそ手を取り合ってみんなで力を合わせて乗り越えていける力が試されているのかもしれません。
早くマスクなしで世界中のみんなが過ごせる日がきますように🕊
今日も手洗いうがい消毒しっかりして素敵な1日をお過ごし下さい🌼
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?