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『死』について。

前回は、家族が無事だったからこそ笑って話せる出来事になりましたが、
今回は私が身近に感じる『死』について書こうと思います。
(少々長文になってしまいました。)

初めて「死」を意識したのは小学生の頃。
私の父は、私が高校1年の時に癌で亡くなりましたが、
父は昔からベビースモーカーで、お酒も大好きな人でした。
仕事人間でしたが、休みの日には色んなとこへ遊びに連れて行ってくれたりと、普通の優しいお父さんでした。
タバコのせいで、よく咳をしていたんだけど、
毎日の事なのでそれが日常でした。
でも朝、私が起きるよりも早くに起きる父が 歯磨きをしていると、よくえずいてたんですよね(~_~;)
タバコを吸う人は分かると思うけど、歯磨きするとえずきますよねf^_^;
幼い私はそれが、吐いてるのかなって(~_~;)
吐くなんて体調悪い時にしかしないから、
お父さん病気なんかな、、死ぬんかな、、と
朝から布団の中で怖くて1人泣いてた事もありました。
でも、そんな事父にも母にも聞けなかったんですよね。怖かったんでしょうね。
まぁ、のちにタバコとお酒のせいでガンになるんですけどね。

そして同じ頃、クラスメイトのお母さんの死。
ある日、突然クラスメイトが先生に呼ばれて職員室に行ったんですね。
なかなか珍しい事なので、クラスが少しざわついてたのを覚えてます。
そして1人の子がこっそり話を聞きに行ったのか、
教室で、「〇〇ちゃんのお母さんが死んだらしいよ、、、」と話してるのを耳にしました。
私はすぐには信じませんでした。
そんな事ある訳ないやん、ついていい嘘と悪い嘘があるぞ!と思ってそのウワサを流してる子が少し腹立たしいとさえ思いました。
先生が戻ってきて、緊張が走る中 静まり返った教室で先生は静かに説明してくれました。
亡くなったのは本当でした。
古いお家だったらしく、お風呂のお湯を沸かしたまま止めるのを忘れたらしく、急いで止めに行った時に足を滑らせて、大火傷を負ったそうでした。
噂が本当だった事のショックと、その時の状況、防げたかも知れない事故。まさか『お母さん』が、、。
家族が死ぬなんて、考えたくもない事。
友達は大丈夫かな。
でも今その子に何もしてやれない。
頭の中がぐちゃぐちゃで気付くとボロボロ泣いてました。
その子は急いで家に帰ったそうですが、その後どうしたのか、実は覚えてないんです。
でも、『家族の死』という事の恐怖を初めて目の当たりにした出来事でした。

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