やっさいもっさいについて語る(平成~令和)
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小学生のうちはやっさいもっさいに参加したりしていても、中学以降は踊りを見るでもなく、友達と一緒に、お祭りの雰囲気を味わいに屋台回りがメインで行く程度のやっさいもっさい。
知らない間に主催が、木更津青年会議所から港まつり実行委員会(市役所、観光協会、商工会とか)に移管され、マンネリ化もし、なんなら一度中止にもなっていたらしい。
たぶん、また盛り上がる?のは、きっとあのTBSドラマ、木更津キャッツアイでやっさいもっさいが取り上げられたからだと思う。
2002年1月から始まったドラマ、木更津キャッツアイ。
私は「木更津のどこが撮影に使われたか」ばかりが気になって、なかなかストーリーが頭に入ってこなかったけれど、ここで「やっさいもっさい」が登場したのだ。
県外の学生時代の友人たちから「木更津キャッツアイ見てるよ」と連絡をもらったけれど、皆が例外なく綺麗に驚いてくれたのが「やっさいもっさいが実在している」ということだったw
「やっさいもっさい」って響きも普通じゃないし、昭和40年代最後に作られたテンポだけはよく音の数が少ないサウンドは「昔ながらの盆踊り」というでもなく、サブカル雰囲気満載のあのドラマに奇妙にマッチして、地元外の人は「やっさいもっさいはドラマのために作られたもの」と受け取っていたようだ。
元々あるんですよー、ほんとだよーw
何人か、本当にあるのか確認しに木更津まで来てくれたよwありがとうwww
やっさいもっさいのサウンドは、デューク・エイセスの男性コーラスの迫力に、今ではめっきり聞かなくなった女性バックコーラス、70年代半ばの単音しか出なかったアナログシンセサイザーの音、唸るようなベースにドラム、そして軽快な小太鼓などのパーカッション、私の中では色々と完ぺき過ぎて今さら変えてほしくはないけれど、今の人が聴くとどうなんだろう。
サザエさんや笑点の曲みたいなレトロさしか感じないのかな。
8月14日、久々に夕方に木更津駅西口にいたので、やっさいもっさいのさわりだけ見てきたけれど、スピーカーの音が良くなっていて、昔のように東口まで聞こえるような爆音ではなくなっていた。
曲のつなぎも、昔は最後のフェードアウト部分(波の音がかかるのだけど、昔の音が悪いスピーカーだと、ただレコードが痛んだバリバリとした音にしか聞こえないw)をばつっ!と切って、最初の「ハッ!」に戻る、という乱暴な繋ぎ方で、よく曲と踊りのタイミングがずれて連によって踊りがばらばらになる、という現象が起こっていたのが、今はちゃんと綺麗につながっていた。
以前は踊りの最中に喧嘩が勃発したり、全然踊らないで吞みながら歩くだけの連があったらしいけれど、今は昔と違って飲酒禁止だし、連もメンバーもちゃんと事前登録で、だいぶトラブルはなくなったようだ。
だけど参加連が減ってしまってはいるらしい。
確かにうちの子も、子供会でやっさいもっさいの参加の誘いはあったけれど、結構早いうちから登録しなくちゃいけなくて、友達が出るのかどうかもよくわからないし面倒…という感じで、結局参加をしなかった。
でも昔のように酔った勢いで、歩道で見かけた友達も平気で踊りに引き入れて大騒ぎする、というのも今の時代的に微妙だし、登録メンバー以外踊れないようにするのは、しょうがない気がする。
そういえばうちの子は、結局、やっさいもっさいに出なかったし、小中高と学校でもやっさいもっさいを一切やらなかったので、地元民にもかかわらず、全然踊れないw
私が小学校に通っていた頃は、やっさいもっさいができて10年前後で、全国新聞の千葉版には毎年大きく載っていて盛り上がりもあっただろうし、父兄にJCメンバーもいたりで、学校でも取り入れていたのかな。
さすがに踊れないうちの子たちも、友達と屋台めぐりでやっさいもっさい会場に行ったり、なんなら木更津のイオンモールでも季節になると流れているので曲は知っているようではあるけれど。
と、なんとなくやっさいもっさいについてダラダラ書いてきたけれど、来年は50回目のやっさいもっさい大会なんですって!
半世紀も続くなんて、当時の青年会議所のメンバーは思ってもいなかっただろうなぁ。
久しぶりに父親に昔のやっさいもっさいのことでも聞いてみようかな。
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