【ホテルレビュー】 W バンコク - Wホテル宿泊記 (2019)
Intro
2019年7月にバンコクに滞在した際、かねてより訪れてみたかった、
「W Bangkok」に宿泊してきました。W バンコクのデザインやこだわりを紹介してみようと思います。
Wホテルとは何?の解説を前半に、後半は「W バンコク」のレビューをご紹介します。
Wホテルってなに?
Marriotホテルグループのブランドの一つで、1998年にW New Yorkからスタートしました。Wの文字は“Whenever/Whatever”から来ています。
ざっくり「デザイナーズホテル」ではあるものの、ただのデザイナーズホテルだけではありません。ホテルのロケーションに合わせた、カルチャーの解釈を、インテリアやホテルで流れるBGMにまで反映した5つ星ホテルです。
大きな「W」のオブジェクトがどこのホテルも目印。特徴的な色彩が多いLEDライティングで、ひと目で「Wホテル」とわかるアイデンティティーを作り上げています。
どんな人におすすめ?
とにかく派手なライティング、ノリノリのBGMが特徴のホテル。
そのため、「ホテルではゆっくり静かで優雅なひとときを〜」と想像されるとちょっとミスマッチかもしれません。
1. 若者の方 (心だけでもOK!!)
2. ラグジュアリー & イケイケを体感したい
3. 非日常の宿泊をしたい (日常の逆サイドへ)
そんな方におすすめのホテルです。
2021年には大阪に「W OSAKA」がオープンするようですので、オープンしたら是非訪れてみたいです。
今回は「W バンコク」編ということでスタートです。
Wバンコクにチェックイン
今回の予約は、Marriott Bonvoyの公式アプリから予約しました。
以前はBooking.comやTrip.comも使うときもあったのですが、
・Marriott系列は公式が最安値のことが多い
・Marriott Bonvoyのメンバーだと、アップグレードやレイトチェックアウトなどの特典を受けられる
ことから、公式アプリで予約しました。公式アプリからだと、モバイルチェックインや、スマホがルームキーとしても使えるメリットもあるので、要チェックなアプリです。
今回はアップグレードやレイトチェックアウトの特典をリクエストするため、自分はカウンターにてスマホを見せてチェックインです。
自分はMarriot Bonvoyのゴールドエリート会員でしたので、
・部屋のアップグレード (Wonderful → Spectacular)
・14:00までのレイトチェックアウト (通常のチェックアウトは12:00)
の特典を受けられました。
部屋も一番下のグレードホテルでしたが、ワンランク上の部屋にアップグレードされ、Spectacular Roomが全てそうかもしれませんが、コーナールームにステイしました。
WELCOME (ホテルレセプション)
エントランスはWホテルではWELCOMEといいます。(こういったWホテル用語があり、すべてWからはじまります。)
W バンコクのキーカラーはパープルでいたるところにアクセントとして見ることができます。
受付時にいただけるウェルカムドリンクはとてもおいしくタクシーの待ち時間にもいただきました。
WELCOM (フロントデスク)
WOOBAR (バー)
WELCOMEのよこのスペースはバーになっており、ここでもWホテルようごで、「WOOBAR」と呼ばれます。週末にはDJも来るようで、夜は更にムーディーな空間になります。音楽と雰囲気を楽しむWホテルならではの空間になっています。
WOOBAR
WET (プール)
最後のWホテル用語である「WET」ことプールです。Wバンコクのプールは周りのビルに囲まれることなく、開放的な雰囲気です。音楽のBGMも心地よいです。
SpotifyでもWホテルはプレイリストを公開しており、
WETで流れているプレイリストもあります。
お部屋紹介
今回宿泊した、Spectacular Roomはキングサイズのベッドとバスタブがついている部屋になります。部屋は十分な広さがあり、窮屈と感じることとは無縁の広さです。向かいには、バンコクでもユニークなビル、「マハナコーン」が目の前にありました。部屋の雰囲気も相まって、非日常感が満載の滞在となりました。
部屋自体はワンルームで、黄色いすりガラスで、ベッドルームとバスルームが仕切られている間取りになります。入浴中も一応カーテンで隠すこともできますが、部屋の設計からもわかるように、だいぶセクシーなデザインになっています。
ベッドサイドには専用のタッチパネルが用意されており、フロントデスクとのメッセージや部屋の証明の調整、エアコンの調整など、お部屋の調整ごとの諸々が集約されています。このコントロールシステムはあらゆるホテルにも導入して欲しいほどの快適さでした。(ベッドで寝ていて、電気を消すためにスイッチのところまで行ったり、エアコンのところまでいったりするのはめんどくさいですよね。)
テクノロジーの作り込みでユーザーのことを考えられているなと関心しました。(大人のホテルでもこういった便利なところはどんどんパクればいいのにと同時に思ってしまいました。)
アメニティ類は比較的最低限になります。もっと上のランクの部屋であれば充実しているかもしれませんが、「bliss」ブランドのレモンの香りが特徴的なアメニティで統一されています。特にこだわりがなければ、基本的には十分だと思います。その他には、ドライヤーはもちろん、アイロンもあるので設備に不満点はありませんでした。
W バンコクのカルチャーオマージュ
Wホテルの特徴である、それぞれのロケーションに合わせた文化へのオマージュがホテル内のインテリアに反映されています。それぞれの文化への着眼点や解釈が独特で、世界各地のWホテルに訪れてみたくなります。
1. ベットの上のムエタイ グローブクッション
ベッドの上のクッションが「ムエタイ」をイメージした、グローブ型のクッションが置かれています。実用性はともかく、バンコクに滞在する楽しさを演出するアイテムになっています。
2. エレベーターホールのトゥクトゥクランプ
バンコクの都市を駆け回る、トゥクトゥクのランプがエレベーターホールの壁一面に飾られています。ランダムに光るランプの光はまるでバンコクの夜の賑やかさを表しているかのようです。
3. らせん階段の屋台のテイクアウト用バッグの装飾
バンコクを始め屋台の持ち帰りのときに、タレやスープを持ち帰る小袋を見かけることがあります。バンコクの文化でもある屋台文化をらせん階段の装飾にまで落とし込むクリエイティブさは流石に脱帽です。
Outro
バンコクには、ラグジュアリーホテルがたくさんあり、そのどれもが他の国に比べ安価に泊まることができます。
その中でもWバンコクはある意味トガッているホテルです。
Wホテル全体に言えることですが、Wホテルでの滞在は「宿泊」ではなく、「体験」になります。ユニークなインテリア、BGMからなる「体験」は他のホテルでは味わうことのできない思い出になること間違いなしです。