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【いつから行ける?】2020年末の海外旅行を香港とタイのトラベルバブルから考える。


Intro

2020年も残り2ヶ月となり、今年どこに行ったかに思いを馳せ、
年末年始の旅行の計画をしているタイミング。
しかし、毎月のように海外旅行に行っていた僕にとっては、
今年に限って言えば、遠い彼方の思い出になりつつある。
日本ではGoToトラベルキャンペーンを利用して少しずつだが、
旅行を楽しめる雰囲気が戻りつつある。
海外に目を向けてみると、香港-シンガポール間での観光者向けのトラベルバブルが検討状態にあることや、
タイの特別観光ビザ (スペシャルツーリストビザ)の発給者を対象に観光が再開しつつある。
これらの動きから日本からの海外旅行がどんな動きになるか予想してみた。
以下の話は、あくまで予想かつ専門家でもない、個人の勝手な意見なので、
妄想程度に受け止めていただければと。

香港とシンガポールのトラベルバブル発表で起きたこと

香港とシンガポールの共通点といえば、コンパクトである。という点。
観光で回るのはコンパクトであれば、ありがたい限りだが、
居住者については、パンデミック以降、自国に閉じこもりっぱなしで、
日本に住んでいる我々よりも、国外に旅行に行きたいという思いも強いであろう。

そんな中、10月15日にシンガポールと香港は相互に往来する住民を対象に「トラベルバブル」により隔離措置を免除する報告で基本合意をした。
2020年10月末現在では、開始時期は未定だが、早ければ年内にもスタートする予定だ。
この「基本合意」はある大きな動きを生み出した。

「航空券の高騰」だ。

開始時期が未定にも関わらず、予約が殺到し、一夜にして予約が殺到した。
(引用 : Bloomberg)

タイの特別観光ビザによる外国人観光客の受け入れ

タイ政府は長期滞在者に特別観光ビザ (Special Tourist Visa, 以下STV)の発給を開始し、
2020年10月には中国からの観光局を第一弾として受け入れを開始した。
STVの詳しい解説はタイ大使館などの公式発表を参考にしていただきたい。
ポイントは以下である。(2020年10月末の情報)

・ タイ到着後、ASQ(指定隔離施設)などでの14日間の隔離生活が必要
・ ビザ申請料は9,000円
・ 滞在期間は90日間。更新が2回可能で、最大270日滞在可能。
・ ビザの実施機関は2021年9月30日まで

一番ネックなのは、タイに到着後14日間の隔離の部分だろう。
今後、この到着後の隔離期間の短縮が検討されている。
しかし、今現在でも渡航前の陰性証明提出がなされているが、
タイ到着後に陽性者が出ていることから、個人的には慎重に検討するべきだと思う。
一定の隔離期間が必要な現状では、
「気軽に」週末海外というのは、程遠い状況にあり、中長期滞在が前提となっている。
でもでもでもでも、少しずつだが「前進」していることは、とってもいいことだと思う。
また、費用面についても以前の旅行気分では到底出せる金額ではなく、
ASQのホテルなどのクラスや航空券の価格や保険、事前の検査費用まで含めると、60万〜100万弱くらいの予算が必要だ。
(引用 : 在東京タイ王国大使館)

Outro

2020年10月に動きのあった、香港、シンガポール、タイのトラベルバブルの状況から見るに、ポジティブに言えば少しずつだが、
これまでの海外旅行への歩みは動き出してきていることがわかる。

これまでのように自由に海外旅行に行けるようになるには、
こうした小さな一歩をこれから積み上げて行くしかないと思っている。
陸で接している国については、不法入国者が新型コロナウィルスを持ち込んだと思われる事例も少なくない。
日本については、海で囲まれているという地政学的な特徴を活かして、
他国の状況を参考にしながら、自国に取り入れていく後出し作戦で全然十分だと思う。

また、国際線に搭乗できる日を楽しみにしている。

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