[トレイルログ vol.5] 二の鳥居グループラン⛩ 鎌倉 / 名越切通~衣張山
昨晩チェックした今日の天気予報は晴れ。爽快な秋晴れを期待して目覚めること5時半。今日は二の鳥居グループランの日だ。
少し肌寒い風を切りながらロードバイクで二の鳥居まで向かう。真夏の照りつける太陽は影を潜めたものの、まだ夏の残り香を感じる。
もっと、こう、スッキリ、カラッとしてて、爽快な気分になれる秋晴れを期待していたのに。まぁ、立秋前までは夏の悪あがきを許しても良かろう。
スタート地点に集まる顔ぶれの中には、初対面のメンバーが数名。自己紹介がてら会話を交わしつつ、ゆるりと金曜朝のトレイル小旅が始まった。
さて、今日のトレイル隊長御一行はどんな道を探索するのだろうか。
初参加から数回が経ち、毎回違うコースを走っていたので、そろそろトレイル隊長の手持ちコースをコンプリートして経験済みのコースを走るのかなと想像していた僕。
まだまだ隊長の奥深さ・強かさを理解していなかったようだ。
名越切通・衣張山というしっぺ返し
今日のコースは、鎌倉から逗子方面にあるトレイルを走る”新”コースであった。「まだ手札を持っていたのかトレイル隊長!」という気持ちの裏にあったのは、強烈なしっぺ返しであった。
逗子をホームタウンにしている僕は、普段のランニングコースとして使うルートの中に名越切通・衣張山というトレイルがあることはGoogleマップの下調べにより完全に頭にインプットされていた。
コースを進めて行くと、既視感のある道に差し掛かった。
何を隠そう、名越切通はホームトレイルにしようと、トレイルの入り口まで足を運んだことがあるのだが、大雑草と怪しげな雰囲気に完全にヒヨって折り返したところなのだ。
完全にやられた。参りました、隊長。
入り口から50メートルほど進むと、想像していた2倍ぐらいの道幅がある立派なトレイル。僕はこのトレイルをホームトレイルとすることを心に誓った。目指せ、ローカルレジェンド!
名越切通を抜けると、今度は衣張山のトレイルへ歩を進めた。途中に石切場跡があったり、富士山が見える展望スポットが待ち構えていたり、今日も多様な景色を見せてくれる小旅であった。
台風でなぎ倒された木々たちに道を封鎖されている箇所があり、そこを抜けるとトレイルからロードへと道のテクスチャ―が変化した。
あれ、待てよ。ここもなんか既視感ある・・・・。
1週間ほど前、巨大な倒木たちを目の前に、この先は危険だと判断し、入り口で引き返した。そんな記憶が鮮明蘇る。
まぁいいや、あれはたぶん、きっと夢だったに違いない。
二度もしっぺされて完全に目が冷めました。金曜の朝です。
オジサマたちの集い in 水道山展望台
今日の1つ目の写真スポットは、水道山展望台というところで、富士山や逗子、葉山の海が綺麗に見渡せるところだった。文字通りの秋晴れだったらもっとくっきり大きく富士山が見えるはずなのに。来週以降の景色が楽しみだ。
さて、水道山展望台には先客たちが居た。
荒れ狂う社会の波を幾度となく跳ね返したあげく、高台の代名詞ハイランドに居を構え、毎朝の犬の散歩と友人とのお喋りを生きがいに余生を楽しんでいそうなオジサマたちだ。
身につけている小綺麗な洋服から醸し出すいいオヤジ感と落ち着いた口調についつい仲間に迎え入れたくなる。
そして、そのオジサマたちもすぐに気付いた。
我々一行の半数近くが謎のサンダルで山を走っていることに。オジサマたちには戦国時代の武将の足元に見えたらしい。御の字。
こうした出会いも、トレイルを走る魅力なのかもしれない。
今週末は、信越五岳トレイルランニングレース 2022 〜パタゴニアCUP~
グループメンバーの中には、週末に新潟で開催される「信越五岳トレイルランニングレース 2022 〜パタゴニアCUP~」に出走する人もいる。
100マイル課長、ワラーチパイセン、ULパイセンが100キロ越えのレースに参加されるみたいだ。100マイル課長はまた100マイル走るらしい。
皆様が無事にレースを終え、レースの感想聞けるのを楽しみにしている。
ところで、今日のグループランにはULパイセンの姿が見えなかった。おそらく、出走に向けて疲労もウルトラライトにするための戦略だと思われる。
みなさま、健闘を祈っております!!!