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[トレイルログ vol.0] 鎌倉・逗子 / 天園ハイキングコース
北鎌倉駅をスタート地点に4kmほどの「天園ハイキングコース」のトレイルで山を駆け抜け、逗子の久木ハイランドを抜けて逗子駅まで。ロードをあわせて11kmほど、約2時間の旅。4kmのトレイルを1人で走るのは初めてで、学びも多かった。そんなトレイル&ロードを振り返る。
片手に、ソルティライチ。
サングラス越しに感じる強い紫外線、1週間の生命を謳歌しているようなセミの力強い、鳴き声。そんな猛暑に、たった一人で、細いトレイルを走る。お気に入りの「山と道」の5poketsショートパンツにノースリーブシャツ、左手にスーパーで買っていったソルティライチを持っている。
ロードで4kmといえば、リモートワークで体力低下が著しい現在でも気持ちよく走れる距離である。標高も159mと低いことから、ロードを走る時と同じような気分で家を出た自分のほっぺをひっぱたきたい。
入山早々、人が一人かろうじて通れる道幅のトレイルが続き、鳥や虫たちそして夏の日差しで青々して育った雑草が体にぶつかってきた。いきなりひと気のない場所に入っていくこともあり、鳥がすこし動くだけで、驚く。街では感じない心細さと恐怖心が芽生える。
なだらかな上りが続き、狭い道幅と右へ左へ方向転換を余儀なくさせるコースに緊張感が増していく。そして、何よりも猛暑の中、山を小走りで登る行為にはこの体は順応できていません、と言わんばかりに溢れ出る滝汗と足の疲労に開始30分も立たずに引き返すことを幾度か検討した。
なんせ、ソルティ・ライチ500mlしかないのに、残りは3.5kmと表示されているのだから。
トレランは、徹底して自分と向き合うスポーツなのではないか
山の心細さにも慣れ、足場の悪いトレイルを進むことに体も少し慣れてきた。道幅も広くなり、軽快に足を運べるぐらいに余裕が出てきた僕は、最近興味を惹かれているトレランについてぼんやり考えていた。
なぜ、僕はトレランに100マイルレースに心が惹かれているのだろう。そんなことを考えていると「徹底して自分と向き合うスポーツだから」という一つの仮説にたどり着いた。
暑い、のどが渇いた、落ちたら死ぬかも、怖い、水分が足りない、道があってるか分からない、日没までに山をぬけられるだろうか。様々な不安や気持ちと向き合いながら、目の前の1歩をすすめるために意識を集中する。下山までの時間や体力をシミュレーションして、引き返すかそのまま突っ走るか決める。自然を楽しむ余裕、スキルが今の僕には無いのに何故かちょっと心地よかった。
人生でのあるシーンと重なったからだ。それは、夜中や早朝に一人で素振りをしたり、ランニングをしたりするときだ。自分の世界に没頭している感覚。山に入って1時間ぐらい経つと、そんな懐かしい感覚に陥った。
自分と闘っている感じがした。
一人でやり続けるのは少しハードルが高そうなので、グループランをうまく使いながら少しこのスポーツにハマってみようと思う。
ザックとトレランシューズは買おう
十躓き一尻もちが本日のヒヤリハットリザルトであるが、このヒヤリハット途中に頭をよぎったことは、①手にペットボトルを持つのは危ない、②怪我のリスクは常に付きまとうのでemergencyキットは持っておきたいということである。快適にかつもしものときに備えてザックはマストだな。
ロード用のランニングシューズはグリップ力が弱い。もちろん足腰の問題もあると思うのだが滑る、踏み外す。もう、昔のアスリート感覚の体ではないことを自覚しうまく道具に頼ろうと思った。
話は逸れるが、死んだじいちゃんが90歳まで昔の感覚で無理やり体を動かし怪我だらけだったことを思い出す。今思えば、爺ちゃんに性格似ているな。
ザックとトレランシューズを手に入れるまでは、ロードで走力を着実に身につける期間にしよう。
学び
山に一人で入るのは怖くて心細い。自分と闘う、向き合う楽しさがある。
山に慣れるまではトレイルに入るときはグループランに参加する。
ザックとトレランシューズは必須。まずは、ザックとソフトフラスク。
基礎走力がなさ過ぎる。毎日5km~10kmは走って体力をつけよう。
本日のコース
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