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Salesforce認定アドミニストレーター100題 過去問+模擬問題集 全問解答解説付き(即わかる) 2024年版

Salesforce認定アドミニストレーターの過去問+模擬問題100題【2024年最新】を全問解答+全問解説しています。

この問題集では、正解、不正解の選択肢全てに解説を付けています。
初学者でもわかりやすく学習可能です。

Salesforce認定アドミニストレーターとは

認定アドミニストレーターは、Sales Cloud、Service Cloud、Experience Cloud において、アプリケーション、エンドユーザが利用できる機能、システム管理者が利用できる設定および管理のオプションを幅広く網羅します。
プログラムの基本の認定資格が、Salesforce 認定アドミニストレーターです。
Salesforce の実装管理に使用する機能に焦点を当てています。

試験範囲は?

設定とセットアップ: 20%
オブジェクトマネージャとLightning アプリケーションビルダー: 20%
セールス&マーケティングアプリケーション: 12%
サービス&サポートアプリケーション: 11%
生産性向上とコラボレーション: 7%
データ管理&分析: 14%

Salesforce 認定アドミニストレータープログラム

ここから問題と解答/解説になります。

24年版の過去問と模擬問題がセットになっており、模擬試験としても活用できます。

初めの10題のみ無料、合計100題、全問解答+全問解説付きになります。

1.

新しいSalesforce管理者が初めてログインするときに必要なユーザー設定を選択しなければならないシナリオです。以下のうち、最も緊急性が高く、初回ログイン時に設定されるべきものはどれですか?

A. ユーザーに適切なロールを割り当てる

B. ユーザーのプロファイルの適切な言語とタイムゾーンを設定する

C. ユーザーに必要な共有ルールを設定する

D. ユーザーがアクセスするすべてのレポートとダッシュボードの共有設定を確認する



正解: B. ユーザーのプロファイルの適切な言語とタイムゾーンを設定する

解説:

A. ユーザーに適切なロールを割り当てる - この設定は組織内の情報アクセス階層を管理するために重要ですが、初回ログイン時に緊急性が最も高い設定ではありません。ユーザーがシステムを使用する際の基本的な操作性に影響しないためです。

B. ユーザーのプロファイルの適切な言語とタイムゾーンを設定する - 初回ログイン時にユーザーに最も快適な環境を提供するためには、言語とタイムゾーンの設定が最も重要です。これにより、ユーザーは自分の地域に合わせた時刻表示や言語設定でSalesforceを使用できるようになります。

C. ユーザーに必要な共有ルールを設定する - 共有ルールはデータアクセスを管理するために重要ですが、初回ログイン時に設定を急ぐ必要はさほど高くありません。これはユーザーがシステムを使用する上で最初に必要とする基本設定ではないためです。

D. ユーザーがアクセスするすべてのレポートとダッシュボードの共有設定を確認する - これも重要なセキュリティ設定の一つですが、初回ログインで即座に設定する必要性は低いです。ユーザーがシステムに慣れ親しむ基本的な設定が優先されるべきです。


2.
あなたはSalesforce管理者として、新しいカスタムオブジェクトを作成し、特定のビジネスプロセスに合わせてカスタマイズする必要があります。このカスタムオブジェクトには幾つかの項目が必要ですが、ユーザーが異なる部署から来る場合があるため、異なるページレイアウトとセキュリティ設定が必要です。最適なアプローチを選択してください。

A. すべての項目を含む一つのページレイアウトを作成し、共有ルールを使用して各部署のユーザーアクセスを制限する。

B. 各部署用に特有なページレイアウトを作成し、関連するレコードタイプをそれぞれに割り当てる。

C. 一つのレコードタイプとページレイアウトを作成し、項目レベルのセキュリティを介して各部署がアクセスできる項目を制御する。

D. 全ての部署が使用する項目のみを持つ基本ページレイアウトを作成し、特定の部署が利用する追加項目を持つために別のカスタムオブジェクトを作成する。



正解: B. 各部署用に特有なページレイアウトを作成し、関連するレコードタイプをそれぞれに割り当てる。

解説:

A. すべての項目を含む一つのページレイアウトを作成し、共有ルールを使用して各部署のユーザーアクセスを制限する。 - これはデータへのアクセスを制限する方法ですが、ユーザーインターフェースのカスタマイズには向いていません。ユーザー毎に異なるビューが必要な場合には最適ではありません。

B. 各部署用に特有なページレイアウトを作成し、関連するレコードタイプをそれぞれに割り当てる。 - これは異なる部署が異なるデータへの需要を持つ場合に理想的な方法です。レコードタイプとページレイアウトを使って効果的にユーザーエクスペリエンスをカスタマイズできます。

C. 一つのレコードタイプとページレイアウトを作成し、項目レベルのセキュリティを介して各部署がアクセスできる項目を制御する。 - これはセキュリティ設定を通して一部の項目を隠す場合に有効ですが、ページの見た目自体のカスタマイズは行えません。

D. 全ての部署が使用する項目のみを持つ基本ページレイアウトを作成し、特定の部署が利用する追加項目を持つために別のカスタムオブジェクトを作成する。 - これはデータモデルが複雑になり、管理が困難になる可能性があります。また、データの一貫性を保つのが難しくなります。


3.
あなたは取引先情報の更新を自動化しようとしています。取引先のステータスが「プラチナ」に変更された時、関連する全ての取引先責任者に特定のToDoを割り当てる必要があります。以下のオプションの中から、この要件を達成するための最適なツールを選択してください。

A. ワークフロールールを使用してToDoを割り当てる

B. プロセスビルダーを使用してToDoの自動割り当てを設定する

C. Flow Builderを使用して条件に基づくToDo割り当てロジックを構築する

D. 承認プロセスを使用してToDo割り当てを管理する



正解: C. Flow Builderを使用して条件に基づくToDo割り当てロジックを構築する

解説:

A. ワークフロールールを使用してToDoを割り当てる - ワークフロールールはシンプルな自動化タスクに適していますが、関連する全ての取引先責任者にToDoを割り当てるという複雑な条件に基づくアクションを実行するには限界があります。

B. プロセスビルダーを使用してToDoの自動割り当てを設定する - プロセスビルダーも複数関連レコードに対する操作が可能ですが、Flow Builderよりも柔軟性に欠け、複雑なロジックの実装が難しい場合があります。

C. Flow Builderを使用して条件に基づくToDo割り当てロジックを構築する - Flow Builderは高度なロジックと多様なアクションの組み合わせを可能にする最も柔軟なツールです。このシナリオのように複数の関連レコードに対する動作を条件に基づいて制御する必要がある場合に最適です。

D. 承認プロセスを使用してToDo割り当てを管理する - 承認プロセスは主にレコードが特定の基準を満たした場合の承認フローを管理するために使用され、ToDoの割り当てなどのタスク管理には適していません。


4.
Salesforceで多数の販売データをインポートする予定です。データの整合性を保ちながら効率的にインポートするために、最も重要なステップは次のうちどれですか?

A. 入力規則を設定してデータの品質を保証する。

B. インポートする前にデータを手動でレビューし、誤りを修正する。

C. インポートプロセス中にのみデータバックアップを作成する。

D. インポートするデータの量を制限し、段階的にデータを追加する。



正解: A. 入力規則を設定してデータの品質を保証する。

解説:

A. 入力規則を設定してデータの品質を保証する - これはデータの整合性を確保する最も効果的な方法の一つです。入力規則により、データがシステムの要件やビジネスルールに違反する場合に自動的に警告が出されるため、データ品質が向上します。これは大規模なデータインポートの前に非常に重要です。

B. インポートする前にデータを手動でレビューし、誤りを修正する - これも重要なステップですが、大量のデータを効率的に管理するには手作業による確認だけでは限界があります。

C. インポートプロセス中にのみデータバックアップを作成する - データのバックアップは重要ですが、インポートプロセス中だけではなく、定期的に行うべきです。また、インポート前に問題を防ぐための最も効果的な方法ではありません。

D. インポートするデータの量を制限し、段階的にデータを追加する - これはデータ管理の良いアプローチですが、データの整合性を確保する直接的な手段ではありません。また、大量データを扱う場合、効率的ではない可能性があります。


5.
あなたの組織では顧客サポートの効率を向上させるために、ケース管理の自動化を強化したいと考えています。ある特定の顧客カテゴリからのケースが一定数を超えた際に自動的に高優先度でエスカレートさせるプロセスを設計する必要があります。以下のオプションのうち、この要件を満たす最も適切な方法を選択してください。

A. ケース割り当てルールを使用して、特定の顧客カテゴリからのケースを特定のチームに自動的に割り当てる。

B. ケースのエスカレーションルールを設定して、一定数を超えたケースを特定の条件で自動エスカレートさせる。

C. ケースキューを定義して、特定の顧客カテゴリのケースを優先的に処理するように設定する。

D. ナレッジを活用して、特定の顧客カテゴリの問題解決に必要な情報を自動的に提供する。



正解: B. ケースのエスカレーションルールを設定して、一定数を超えたケースを特定の条件で自動エスカレートさせる。

解説:

A. ケース割り当てルールを使用して、特定の顧客カテゴリからのケースを特定のチームに自動的に割り当てる。 - これはチームへのケースの割り当てを自動化しますが、ケースの数が増加した際の自動エスカレーションは行いません。

B. ケースのエスカレーションルールを設定して、一定数を超えたケースを特定の条件で自動エスカレートさせる。 - ケースの数が一定数を超えた際に自動でエスカレーション処理を行うため、このシナリオの要件にぴったり合います。

C. ケースキューを定義して、特定の顧客カテゴリのケースを優先的に処理するように設定する。 - これは処理の優先順位を設定しますが、自動化の観点からはエスカレーション処理ではありません。

D. ナレッジを活用して、特定の顧客カテゴリの問題解決に必要な情報を自動的に提供する。 - これは情報提供を助けますが、ケースの自動エスカレーションとは関係がありません。


6.

あなたはSalesforce管理者として、新しいオフィスの立ち上げに伴い、その地域に特有の設定を適用する必要があります。以下のうち、最初に設定する必要があるのはどれですか?

A. ユーザー毎に異なる営業時間を設定する。

B. 地域特有の通貨を組織の通貨管理に追加する。

C. 地域に応じた会計年度の設定をカスタマイズする。

D. 地域特有のセキュリティ設定を含むカスタムプロファイルを作成する。



正解: B. 地域特有の通貨を組織の通貨管理に追加する。

解説:

A. ユーザー毎に異なる営業時間を設定する - この設定は重要ですが、新しいオフィスの基本的なビジネス操作に影響するものではなく、通貨設定よりも優先度は低いです。

B. 地域特有の通貨を組織の通貨管理に追加する - 新しい地域でのビジネスを行う上で、地域特有の通貨設定は極めて重要です。これにより地域の市場や顧客との取引が可能になりますので、最初に設定すべき内容です。

C. 地域に応じた会計年度の設定をカスタマイズする - 会計年度の設定は組織の財務管理に必須ですが、最初に行うべき設定ではありません。通貨の設定が先行します。

D. 地域特有のセキュリティ設定を含むカスタムプロファイルを作成する - セキュリティは非常に重要ですが、まず基本的な経済活動を支える通貨設定が先です。プロファイルやセキュリティ設定はその後に適切に行うべきです。


7.
Salesforce管理者として、あなたは新しいカスタムオブジェクト「プロジェクト管理」を作成しました。これには、取引先、ToDo、および商談との関連付けが必要です。これらのリレーションシップを適切に設定するためにはどのようなステップを踏むべきですか?

A. 参照リレーションシップを使用して、取引先とToDoから「プロジェクト管理」オブジェクトへのリンクを作成する。

B. 主従リレーションシップを設定して、「プロジェクト管理」を商談の主オブジェクトとし、取引先およびToDoを従オブジェクトとする。

C. 連結オブジェクトを作成して、取引先、ToDo、および商談間の多対多のリレーションシップを管理する。

D. レコードタイプとビジネスプロセスを使用して、取引先、ToDo、および商談と「プロジェクト管理」の間で条件に基づく参照リレーションシップを設定する。



正解: C. 連結オブジェクトを作成して、取引先、ToDo、および商談間の多対多のリレーションシップを管理する。

解説:

A. 参照リレーションシップを使用して、取引先とToDoから「プロジェクト管理」オブジェクトへのリンクを作成する。 - 参照リレーションシップは単一のオブジェクト間のリンクを提供しますが、多対多のリレーションシップを管理するのには適していません。

B. 主従リレーションシップを設定して、「プロジェクト管理」を商談の主オブジェクトとし、取引先およびToDoを従オブジェクトとする。 - 主従リレーションシップは階層的なデータモデルを提供しますが、この場合多対多の関連を設定するには不適切です。

C. 連結オブジェクトを作成して、取引先、ToDo、および商談間の多対多のリレーションシップを管理する。 - この方法は多対多のリレーションシップを扱う際に最も適切です。連結オブジェクトを使用することで、各リレーションシップを適切に表現し、管理することができます。

D. レコードタイプとビジネスプロセスを使用して、取引先、ToDo、および商談と「プロジェクト管理」の間で条件に基づく参照リレーションシップを設定する。 - レコードタイプとビジネスプロセスはビジネスロジックとユーザーインターフェースのカスタマイズに役立ちますが、直接的なリレーションシップ管理には向いていません。


8.
あなたの組織では商談管理を強化し、精度の高い売上予測を得るためのシステムを実装しようとしています。以下のツールのうち、リアルタイムでのデータ分析と予測精度の向上に最も効果的なものはどれですか?

A. Einstein 商談スコアリングを導入してリードの質と獲得可能性を評価する。

B. 商談パス設定を活用して、セールスチームに各商談のフェーズごとのアクションプランを明確に示す。

C. セールスダッシュボードをカスタマイズして、実績と目標進捗を可視化する。

D. リードの自動割り当てルールを設定して、リードを最適なセールス代表に速やかに割り当てる。



正解: A. Einstein 商談スコアリングを導入してリードの質と獲得可能性を評価する。

解説:

A. Einstein 商談スコアリングを導入してリードの質と獲得可能性を評価する - この機能は人工知能を活用して各リードの獲得確率を数値化し、セールスチームが優先度の高いリードに焦点を当てられるようにします。売上予測の精度を大幅に向上させるため、商談管理と精度の高い予測に非常に効果的です。

B. 商談パス設定を活用して、セールスチームに各商談のフェーズごとのアクションプランを明確に示す - これはプロセスの可視化とガイドライン提供には役立ちますが、直接的な予測精度の向上には寄与しません。

C. セールスダッシュボードをカスタマイズして、実績と目標進捗を可視化する - このツールはパフォーマンスのモニタリングと進捗の追跡に役立ちますが、予測そのものの精度を向上させるものではありません。

D. リードの自動割り当てルールを設定して、リードを最適なセールス代表に速やかに割り当てる - 効率的なリード管理には有効ですが、これ自体が予測精度に直接的な影響を与えるわけではありません。


9.

ある企業のSalesforce管理者が大量の取引先責任者データをSalesforceにインポートするタスクを任されましたが、いくつかの項目に特定の形式やルールが必要とされています。このシナリオで管理者が正しくデータをインポートするためにはどのようなアクションが最も適切でしょうか?

A. すべてのデータレコードを手動で入力し、それからインポートツールを使用する

B. インポート前にデータをクレンジングし、適切な形式に統一する

C. 入力規則をすべて無効化してからデータをインポートする

D. インポートツールを使用してから、問題があるデータレコードのみ手動で修正する



正解: B. インポート前にデータをクレンジングし、適切な形式に統一する

解説:

A. 手動でデータをすべて入力した後にインポートツールを使用する方法は効率が悪く、時間がかかります。大量データを扱う場合には実現不可能です。

B. 正解。データをインポートする前にデータクレンジングを行い、必要な形式に統一することで、データの品質を保ちながら効率的にインポートができます。

C. 入力規則はデータの品質を保つための重要なツールです。これを無効にすると、誤ったデータがシステムに流入するリスクが高まります。

D. 問題が生じた後に修正を行うアプローチは、問題の特定と修正に追加の時間が必要であり、非効率です。また、問題の特定が遅れるとビジネス上の影響が出る可能性があります。


10.
Salesforceで特定のユーザーが特定の選択リストの値を選択できないように制限するためには、どの機能を使用すればよいですか?

A. プロセスビルダー
B. 項目レベルのセキュリティ
C. レコードタイプとページレイアウト
D. 共有ルール


解答: C. レコードタイプとページレイアウト

解説:
A. プロセスビルダー:プロセスビルダーは業務プロセスの自動化を行うツールであり、選択リストの値を制限する直接的な機能はありません。
B. 項目レベルのセキュリティ:項目レベルのセキュリティは特定の項目の表示や編集権限を制限するためのものであり、特定の選択リストの値を制限する機能はありません。
C. レコードタイプとページレイアウト:レコードタイプとページレイアウトを使用すると、特定のユーザーやプロファイルに対して表示する選択リストの値を制限することができます。これにより、特定のユーザーが特定の選択リストの値を選択できないように設定できます。
D. 共有ルール:共有ルールはレコードの共有設定を管理するためのものであり、選択リストの値を制限する機能はありません。

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