Salesforce認定上級アドミニストレーター100題 過去問+模擬問題集 全問解答解説付き(即わかる) 2024年版
Salesforce認定上級アドミニストレーターの過去問+模擬問題100題【2024年最新】を全問解答+全問解説しています。
この問題集では、正解、不正解の選択肢全てに解説を付けています。
初学者でもわかりやすく学習可能です。
Salesforce認定上級アドミニストレーターとは
Salesforce認定アドミニストレーターの上位に位置付けられる認定資格です。熟練したSalesforce システム管理者としての経験と専門知識を持つ個人を対象としています。
Salesforce設定のメンテナンスを熟知し、高度な機能を使用してビジネスのさまざまな課題を解決できるSalesforce認定アドミニストレーターを対象とします。
Sales Cloud、Service Cloud、Salesforce Chatter アプリケーションにおいて、アプリケーション、エンドユーザが利用できる機能、システム管理者が利用できる高度な設定、管理、アプリケーション拡張のオプションを幅広く網羅します。
試験範囲は?
ここから問題と解答/解説になります。
24年版の過去問と模擬問題がセットになっており、模擬試験としても活用できます。
初めの10題のみ無料、合計100題、全問解答+全問解説付きになります。
1.
営業部門のユーザーが特定の取引先責任者のレコードのみ閲覧できるようにするには、どのアクセス制御設定が最適ですか?
A. 取引先責任者の読み取りアクセス権を持つカスタムプロファイルを作成する
B. 権限セットを使用して特定の取引先責任者レコードへのアクセスを付与する
C. 条件に基づく共有ルールを設定して、特定の取引先責任者を共有する
D. 代理管理者の機能を使用してアクセス権を付与する
解答:
C. 条件に基づく共有ルールを設定して、特定の取引先責任者を共有する
解説:
A. カスタムプロファイルを作成することは可能ですが、特定の取引先責任者のレコードのみをターゲットとするのには十分ではありません。
B. 権限セットはユーザーのプロファイルに追加の権限を付与することができますが、特定の取引先責任者レコードに対するアクセス管理には適していません。
C. 条件に基づく共有ルールを設定することで、特定の条件に合致する場合に、特定の取引先責任者レコードを特定のユーザーに共有することができます。これが最も適切な方法です。
D. 代理管理者は管理タスクを他のユーザーに委任する機能であり、特定の取引先責任者レコードのアクセス制御には適用できません。
2.
企業Yのサポートチームは、特定のケースのフィールドを異なる部署によって異なるUIで表示したいと考えています。それぞれの部署には異なる情報が必要とされています。この要件を満たす最適な方法は何でしょうか?
A. カスタムオブジェクトを作成して各部署用に個別のページレイアウトを作成する
B. ケースオブジェクトのレコードタイプを使用して各部署用に異なるページレイアウトを設定する
C. 各部署用に異なるLightningアプリケーションを作成して情報を表示する
D. ケースオブジェクトの項目制御で必要な情報を表示させる設定を行う
正解:B. ケースオブジェクトのレコードタイプを使用して各部署用に異なるページレイアウトを設定する
解説:
A. カスタムオブジェクトを作成して各部署用に個別のページレイアウトを作成する
カスタムオブジェクトを作成するのは冗長であり、既存のケースオブジェクトを再利用する方が効率的です。情報を異なるページレイアウトで表示したい場合、既存オブジェクトを利用した方が管理が簡単です。
B. ケースオブジェクトのレコードタイプを使用して各部署用に異なるページレイアウトを設定する
レコードタイプを使用することで同一オブジェクト上で異なるページレイアウトを設定することができ、各部署に適したUIを提供することができます。最適なソリューションです。
C. 各部署用に異なるLightningアプリケーションを作成して情報を表示する
異なるLightningアプリケーションを作成すると、同一オブジェクトの管理が複雑になり、冗長になります。専用のページレイアウトを用意する方がシンプルです。
D. ケースオブジェクトの項目制御で必要な情報を表示させる設定を行う
項目制御だけでは各部署ごとに異なるUIを提供するには不十分です。レコードタイプを使用する方が目的を達成しやすいです。
3.
ある会社では、商談オブジェクトに対するカスタム項目を追加し、商談ごとに詳細な情報を追跡したいと考えています。この要件を満たすために、最適な方法はどれですか?
A. 商談オブジェクトに新しい参照関係を追加して、関連するカスタムオブジェクトを作成する
B. 商談オブジェクトに新しい主従関係を追加し、詳細情報を管理する
C. 商談オブジェクトにカスタム項目を直に追加し、必要な詳細情報を追跡する
D. 商談オブジェクトと関連リストを使用して、複数のレコードを管理する
解答:
C. 商談オブジェクトにカスタム項目を直に追加し、必要な詳細情報を追跡する
解説:
A. 参照関係を作成することでカスタムオブジェクトと関連付ける方法は有用ですが、詳細情報を追跡するために新しいオブジェクトを作成するのは過剰な手間がかかります。
B. 主従関係を追加するのは、詳細な情報が主オブジェクトと密接に関連する場合に有効ですが、ここでは詳細情報を商談オブジェクト内で追跡するのが目的です。
C. 商談オブジェクトに直接カスタム項目を追加することで、必要な詳細情報を簡単に追跡できます。これが最も直感的で効率的な方法です。
D. 関連リストは複数のレコードを管理する場合に便利ですが、商談ごとの詳細な情報を追跡するには、それぞれにカスタム項目を追加するのが適しています。
4.
新しい商品ラインを追加し、価格表と商品スケジュールを設定するための適切な手順はどれですか?
A. 商品レコードを作成し、価格表に価格を入力し、商品スケジュールを設定する
B. 価格表エントリを作成し、商品レコードを追加し、スケジュールオプションを無効化する
C. 商品レコードを作成し、価格表を追加し、商談に対してスケジュールを手動で適用する
D. カスタム価格表を作成し、商品レコードを作成し、スケジュールをカスタムオブジェクトで管理する
解答:
A. 商品レコードを作成し、価格表に価格を入力し、商品スケジュールを設定する
解説:
A. 商品レコードを作成し、価格表に価格を入力し、商品スケジュールを設定することで、新しい商品ラインを追加し、その価格とスケジュールを管理するための最適な手順です。
B. 価格表エントリを作成する方法は正しいですが、スケジュールオプションを無効にするのは適切ではありません。商品スケジュールを設定する必要があります。
C. 商品レコードと価格表を作成するのは正しいですが、スケジュールを商談に対して手動で適用するのは手間がかかり、効率的ではありません。
D. カスタム価格表を作成するのは一つの方法ですが、スケジュールをカスタムオブジェクトで管理するのは複雑であり、標準機能を最大限に活用する方法が望ましいです。
5.
Salesforce CRM Contentを利用して文書の共有と管理を最適化するためには、どの設定を行うべきですか?
A. コンテンツ配布用のパブリックスペースを作成し、全ユーザーに共有する
B. コンテンツライブラリを作成し、関連するトピックごとにフォルダを整理する
C. 商談に関連する文書をすべて取引先責任者に添付する
D. 個人用コンテンツライブラリを使用して、ユーザーが独自に文書を管理する
解答:
B. コンテンツライブラリを作成し、関連するトピックごとにフォルダを整理する
解説:
A. パブリックスペースを作成して全ユーザーに共有することは可能ですが、文書の整理や特定のトピックに基づいた管理には適していません。
B. コンテンツライブラリを作成し、関連するトピックごとにフォルダを整理することで、ユーザーは文書を見つけやすくなり、管理もしやすくなります。これが最も適切な方法です。
C. 商談に関連する文書を取引先責任者に添付するのは、文書の目的に応じて手動で行う場合には有用ですが、全体的な文書管理としては効率的ではありません。
D. 個人用コンテンツライブラリを使用するのは、個々のユーザーが独自に文書を管理するための方法であり、組織全体での文書共有や整理には適していません。
6.
企業XのSalesforce管理者は、新機能を開発環境から本番環境に移行する必要があります。この作業を効率的に行うための最適な方法はどれでしょうか?
A. 本番環境で直接変更を行う
B. データローダを使用してメタデータをエクスポートし、本番環境にインポートする
C. 変更セットを使用して、開発環境から本番環境にメタデータを移行する
D. CSVファイルを使用してメタデータを転送する
正解:C. 変更セットを使用して、開発環境から本番環境にメタデータを移行する
解説:
A. 本番環境で直接変更を行う
本番環境で直接変更を行うのはリスクが高く、変更内容のテストが十分にできません。運用中の環境に影響を与える可能性があります。
B. データローダを使用してメタデータをエクスポートし、本番環境にインポートする
データローダはデータの一括インポート/エクスポートのためのツールであり、メタデータの移行には適していません。
C. 変更セットを使用して、開発環境から本番環境にメタデータを移行する
変更セットを使用することで、開発環境からテストおよび本番環境に安全かつ効率的にメタデータを移行することができます。メタデータ移行の標準的な手法です。
D. CSVファイルを使用してメタデータを転送する
CSVファイルはデータの移行には使用できますが、メタデータ(オブジェクト、項目、ページレイアウトなど)の移行には適していません。
7.
新しい商談が一定金額を超えた場合、マネージャーの承認を自動的に要求するために、どの自動化手段を使用すべきですか?
A. 数式項目を使って、商談金額が一定金額を超えた場合にフラグを設定する
B. ワークフロールールを設定し、商談金額が一定金額を超えた場合にマネージャーに通知を送る
C. 承認プロセスを作成し、商談金額が一定金額を超えた場合に承認リクエストを送信する
D. 条件に基づく共有ルールを設定し、商談金額が一定金額を超えた場合にマネージャーに共有する
解答:
C. 承認プロセスを作成し、商談金額が一定金額を超えた場合に承認リクエストを送信する
解説:
A. 数式項目を使ってフラグを設定することは情報の表示に役立ちますが、承認を自動的に要求するためには不十分です。
B. ワークフロールールを使用して通知を送ることは可能ですが、通知だけでは承認プロセスの完了にはなりません。
C. 承認プロセスを作成することで、商談金額が一定金額を超えた場合に自動的にマネージャーに承認リクエストを送信でき、承認フローを構築することができます。これが最適な方法です。
D. 条件に基づく共有ルールは特定の条件に基づいてレコードを共有するためのものであり、承認リクエストを送信する目的には適していません。
8.
Service Cloudでエンタイトルメント管理を利用して顧客のサポート契約を管理する際に、最初に設定すべき合理的なステップは次のうちどれですか?
A. エンタイトルメントテンプレートを作成して、標準サポート契約を定義する
B. エンタイトルメントプロセスを作成して、契約に基づくサポートプロセスを自動化する
C. 顧客の契約情報を手動でエンタイトルメントレコードに追加する
D. エンタイトルメントのレポートを作成して、契約の履行状況を監視する
解答:
B. エンタイトルメントプロセスを作成して、契約に基づくサポートプロセスを自動化する
解説:
A. エンタイトルメントテンプレートを作成することは有用ですが、契約に基づくサポートプロセスの自動化が最初のステップとして優先されます。
B. エンタイトルメントプロセスを作成することで、エンタイトルメントに基づくサポートプロセスを自動化し、マイルストンの設定や進捗管理を容易にすることができます。これが最も適切な最初のステップです。
C. 顧客の契約情報を手動でエンタイトルメントレコードに追加する方法は、プロセスの次のステップとして適していますが、最初の設定ステップとしては不十分です。
D. エンタイトルメントのレポートを作成することは管理にとって重要ですが、契約に基づくプロセスを自動化するほうが初期設定として優先されます。
9.
あなたはセールスフォース管理者です。営業チームから、「契約」オブジェクトに新しい「契約更新日」という項目を追加し、その項目情報を「アカウント」オブジェクトに表示させたいという依頼を受けました。この要件を満たす最適な方法は何でしょうか?
A. 契約オブジェクトからアカウントオブジェクトへの参照関係を設定する。
B. 契約オブジェクトからアカウントオブジェクトへの主従関係を設定する。
C. 契約オブジェクトの「契約更新日」項目をアカウントオブジェクトにロールアップサマリーとして追加する。
D. 契約オブジェクトの「契約更新日」項目をアカウントオブジェクトのカスタムリンクとして表示する。
解答: B
解説:
A. 参照関係を設定するだけでは、「契約更新日」の項目を自動的にアカウントオブジェクトに表示させることはできません。参照関係は主に、関連するオブジェクト間のリンクを提供しますが、項目の情報が自動的に引き継がれるわけではありません。
B. 主従関係を設定すれば、契約オブジェクトの「契約更新日」項目をアカウントオブジェクトに表示させることができます。主従関係では、従属オブジェクトの情報を主オブジェクトに引き継ぐことができます。
C. ロールアップサマリーは、数値や合計などの集計情報を表示するためのものです。日付項目などの個別の項目情報を表示するためには適していません。
D. カスタムリンクは、オブジェクト間のナビゲーションを目的としたリンクを提供しますが、項目情報そのものを表示させるための方法ではありません。
10.
ある企業が、個々の顧客宛のカスタムメールを送信するオートメーションプロセスをSalesforce内で設計しています。このメールは、特定のToDoが完了されるたびに各取引先責任者に送信されることが期待されています。これを効率的に運用するために管理者は何を使用すべきですか?
A. ToDoでトリガとなるワークフロールールを設定する
B. 取引先責任者に対して一括メール配信リストを設定する
C. ToDo完了時に動的なEメールテンプレートを使ってメールを送るプロセスビルダーを設定する
D. 商談が完了するたびにメールアラートを送るカスタムApexコードを書く
答え:C
解説:
A: 「ToDoでトリガとなるワークフロールールを設定する」は、Eメールアラートを自動化する方法の一つですが、ToDoが完了したばかりの情報を動的に取り扱うには、カスタムテンプレートの利用が非常に制限されています。
B: 「取引先責任者に対して一括メール配信リストを設定する」は、特定のToDoの完了とは無関係に一律にメールを送る場合に適していますが、ToDoの状況に基づいた動的な対応には不向きです。
C: 「ToDo完了時に動的なEメールテンプレートを使ってメールを送るプロセスビルダーを設定する」は、このシナリオに最適な選択肢です。プロセスビルダーを使用することで、特定の条件が満たされた時点でカスタマイズされたコンテンツを含むメールを送信するプロセスを自動化できます。この方法では条件に基づいて動的にEメールをカスタマイズ可能です。
D: 「商談が完了するたびにメールアラートを送るカスタムApexコードを書く」は、ToDoの完了ではなく、商談の完了に焦点を当てているため、このケースには合わない選択肢です。また、必要な場合以外は標準機能を使用してプロセスを管理する方が保守が容易です。
プロセスビルダーを使用することで、ToDoが完了したときの特定の条件に応じてカスタマイズ可能なEメールを取引先責任者に送ることが最も効率的に行えます。
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