結果を予測して改善する ※Salesforce認定AIアソシエイト学習教材
はじめに
この教材では、Einstein Discoveryで作成したモデルを使用して、予測と改善をビジネスにどのように組み込むかを学びます。Lightningレコードページへの予測の追加、その他の取得方法、そして、モデルの活用方法を包括的に解説します。
この教材で学ぶこと
予測、上位の要素、改善の概要と、その有用性
Lightningレコードページに予測と改善を追加する方法
予測と改善を取得するその他の方法
予測、上位の要素、改善とは?
予測:
モデルから導出された値で、将来起こりうる結果を表す。
予測因子:
予測結果に寄与する変数。
上位の予測因子は、予測結果に最も大きな影響を与える因子。
改善:
予測結果を向上させるために推奨されるアクション。
アクション可能な変数(発送方法、メンバーシップレベルなど)に関連付けられる。
Lightning レコードページに予測を追加する
リリースしたモデルを使用して、Lightning Experience レコードページに予測と改善を表示できます。
Lightning レコードページに予測を追加する手順:
Lightning アプリケーションビルダーを開く:
[設定] から、[クイック検索] ボックスに`lightning app`と入力し、[Lightning アプリケーションビルダー]をクリックします。
[新規]をクリック:
[レコードページ]を選択し、[次へ]をクリック:
表示ラベルを入力し、[商談]オブジェクトを選択して、[次へ]をクリック:
[ヘッダーと右サイドバー]テンプレートを選択し、[完了]をクリック:
コンポーネントをドラッグ&ドロップ:
[強調表示パネル]をヘッダーにドラッグ
[レコードの詳細]を左側のパネルにドラッグ
[Einstein 予測]を右側のパネルにドラッグ
[Einstein 予測]コンポーネントを設定:
プロパティパネルで、[予測]ルックアップを使用して、モデルを選択する。
Lightningレコードページに関連付けられたオブジェクトと一致するリリース済みのモデルが自動的に表示される。
[Einstein 予測]パネルをカスタマイズ:
予測の表示:
例: 予測が6.01%で、これはモデルがこの商談の成立確率が6.01%と予測していることを示す。
表示ラベルの変更:
[肯定的予測の表示ラベル]に`成立と予測されました`と指定
[否定的予測の表示ラベル]に`不成立と予測されました`と指定
不要な情報の非表示:
[予測の表示ラベルを表示]をオフにする。
[予測因子の値を表示]をオフにする。
[予測の警告を表示]をオフにする。
保存と有効化:
[保存]をクリックし、[有効化]をクリック。
[組織のデフォルトとして割り当て]をクリックし、デフォルトをすべて受け入れ。
レコードページを確認:
アプリケーションランチャーで[セールス]を選択し、[商談]タブをクリック。
任意の商談を選択し、予測がリアルタイムで更新されることを確認する。
予測と改善を取得する他の方法
Einstein Discoveryモデルは、Lightningレコードページ以外にも、以下の場所で利用できます。
Experience Cloud サイトページ
CRM Analyticsデータセット(データプレップのレシピとデータフローを使用)
プロセス自動化数式のPREDICT関数
Salesforce Flow(Flow Builderを使用)
Tableauのフロー、ダッシュボード、計算済み項目
Einstein予測サービスとインサイトAPIを併用したプログラムでの操作
まとめ
この教材では、Einstein Discovery モデルを使用して予測と改善を取得する方法を学びました。Lightning レコードページに予測を追加したり、その他の方法で予測を活用したりすることで、よりデータに基づいたビジネス上の意思決定を行うことができます。
リソース
Salesforce ヘルプ:
結果の予測および改善
Lightning ページへの Einstein 予測の追加
テスト
1. [Einstein 予測] パネルで設定できるものはどれですか?
a. 予測と改善の設定
b. 機械学習の設定
c. モデルのしきい値の設定
d. ライブパフォーマンスの監視
答え: a
2. Einstein Discovery の予測を CRM Analytics データセットに戻す場合は何を使用しますか?
a. Lightning レコードページ
b. データプレップのレシピ
c. Experience Cloud サイトページ
d. データフロー
e. b と d
答え: e
この教材が、Einstein Discoveryを活用してビジネスの成果を改善するための一助となることを願っています。