オレンジ4個をふたりで分けてください【交渉戦略】

こんにちは 関西エリアで営業リソースが少ない企業に対して、営業代行サービスを提供している「関西営業代行事務所」です。

現在、秋の連続投稿チャレンジに挑戦している中で、今回は本来のビジネス関連の話題をお届けしたいと思います。

オレンジ4個をふたりで分けてください

まず、この問いについて考えてみてください。簡単ですね。
ふたり(AさんとBさん)とも2個ずつ分ければ平等だと考えるのが普通ですね。これならお互い不満がなく、平等に分けられたように見えます。

こんな情報が追加されるとどうなりますか?

ここでふたりに「なぜオレンジが欲しいの?」「オレンジをどうするの?」と聞いた場合、Aさんは「オレンジジュースを作りたいの」と答え、Bさんは「皮でマーマレードを作りたいの」と答えたとします。

さて、ふたりの満足度を最大限に高めるには、どのようにオレンジを分ければよいでしょうか?

そうですね。まず4個とも皮をむいて実とわけます。そしてAさんには4個分の実を、Bさんには4個分の皮を渡します。

ビジネス取引では常に価値創造を考える

この例では、追加の情報がなかった場合、ふたりとも2個分のオレンジ(実と皮)しか得られませんでした。

情報共有によって、ふたりの価値は2倍になったわけです。これは交渉における「価値創造」の一例です。

わかりやすく説明しましたが、ビジネスも常にこのように価値を創造的に考えることが重要です。

価値を創造する交渉を本格的に学びたい方へ

今回は価値創造の交渉の話を簡単に説明してみました。交渉スキルはビジネスマンに必須です。本格的に学びたい方は日本交渉協会の交渉アナリスト資格に挑戦するのもいいと思います。私も10年ほど前にこちらで学び交渉アナリスト1級を取得しました。

書籍がたくさん出版されていますが、非常に学術的でとっつきにくいので、まずはマンガで学ぶことをおすすします。

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