100%自己資本・無借金で年商72万ドル、ホームレスを救う社会的意義(SDGs)と利益を両立させた靴下ブランド
「社会貢献をしたい!」
「地球のことを考えたSDGsなモノづくりで起業するんだ!」
「私には強烈な原体験があって~~~だから起業して世の中を変える!」
どれも素晴らしい志です。
ソフトバンクグループの創業者である孫正義さんも「志高く」というフレーズを良く口にしています。
伝記のタイトルが「志高く」なくらいです。
YouTubeで"孫正義 志"と検索すると、数万回再生以上の動画が沢山見つかります。存命する起業家の中でもトップクラスの実績を持つ孫正義さんが言うのだからそれを見た人が感化されて"志"を連呼するのも仕方ないのかもしれません。
”志”とSDGs系ビジネスの相性は良い
”志”とSDGs系ビジネスと相性が良いことに疑問を覚える人は少ないでしょう。地球環境に優しいのは立派な志に感じられますからね。
ですが、SDGsだけを売りにしたビジネスが成功するのは非常に難しいのです。以前「SDGs起業家が気付いてない真実~キレイな理念を持ったビジネスが失敗する理由」という記事にも書きましたが顧客の多くは「面倒くささと利便性を天秤にかけたとき、利便性をとる」のです。
上の記事でも説明していますが"過激なまでの透明性"を理念に掲げたエバーレーンもサステナビリティにこだわっているオールバーズ(allbirds)もSDGsだから成功した企業ではありません。
成功したSDGs企業というのは「サステナブルである前によい商品である」ことの重要性を認識しているのです。
SDGsと利益の両立は難しい。
考えてみれば当然の話ですが、「環境害悪なんのその!」とSDGsそっちのけでプロダクトを生産する方が制約条件が少ないため難易度は低いのです。
一方で、「いや、SDGsに気を遣えばマーケティング的に有利だろ!」という考え方もあることは理解しています。確かにSDGsというマーケティング的に有利な要素を使うことができるようになるのは事実でしょう。
しかし、それによって課せられる制約条件が厳しすぎては「サステナブルである前に良い商品であること」を満たせなくなるのです。
本気でSDGsに取り組んで良い商品を作ろうと努力している企業が存在しているのは確かですが、ほとんどの企業はなんちゃってSDGsで満足しているのです。
しかし、今回紹介するのは珍しく利益と志を両立したアパレル事業のケーススタディです。
口で綺麗なことを言って利益の残らないことはしたくない。利益も残しながら、社会的意義のあることをやりたい。という欲張りな方は是非ご覧ください。
誰がどんなビジネスを始めたのか?
サポートしたつもりで身近な人にプレゼントして上げてください.