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TTP(徹底的にパクる)ために必要なビジネスリサーチ~誰も教えてくれない最強のデータ収集方法

「TTP(徹底的にパクる)をしろ!」

良く聞く言葉です。

しかし実際のところ「パクりたい事業を見つける方法」や「パクる事業はどのように運営されているのか」、「パクりたい事業は本当に収益性が高いのか」などを確かめる術を持たずしてTTPをしたところで


「そもそもどんな事業をパクれば良いか分からないから、俺流事業で突き進んじゃった…」

「パクってみたは良いけど運営どうやってんだこれ。採用難しいし人件費かかり過ぎでは…」

「パクり元の事業をそもそも間違えていて、そもそも収益性が低かった…」


のような事態に陥ることは容易に想像がつきます。

ということで今回はTTPするために必要なリサーチ力を身に付けるための方法をお伝えします。

誰でも出来るオンラインリサーチ

正直、オンラインのリサーチは誰でも出来ます。面倒くさいだけで時間さえかければある程度の情報は取れるでしょう。

「とはいえ、誰でも出来るならみんなが気付いて参入しちゃうんじゃないですか?」

はい。良い質問ですね。

ぶっちゃけ、オンラインリサーチなんて”ググれ”ばいっしょなので特別なことなんて何もありません。あくびが出るくらい簡単にリサーチできます。

あくびが出るくらい簡単に手に入る情報

たとえば、【市場規模】をリサーチしたい場合、皆さんご存じのこちらの検索窓に「市場規模」と打ち込んでエンターキーを押下するだけ。

はい、検索上位に表示されている「市場規模マップ」というサイトを見てみましょうか。

市場規模マップより

こんな感じで各市場規模や前年度比・出展などが確認できる便利なサイトですね。

市場規模マップより

このようにデータを選択していくこともできるので、「この業界の市場規模ってどのくらいなんだろう?」と調べることができますね。

ただ正直なところ…「で、【市場規模】が分かれば何なんですか?私がお金を稼ぐのに何か役に立ってくれるんですか?」というのが正直な感想ですよね。

スタートアップで時価総額1,000億、1兆円を目指すような事業をするならまだしも、小金持ちになりたい人が市場規模にこだわる必要はあまりないのが現実です。

精々、その市場が「伸びている」のか「縮んでいる」のかを調べるくらいでしょう。市場規模よりも「どんな競合がいるのか」の方があなたが稼げるかどうかに影響します。

正直な話…簡単に手に入る情報がそのまま金儲けにつながることはあまりない

【市場規模】のように、Googleで検索すれば瞬時に入手できて加工もできない情報がそのまま金儲けのタネになることはありません。

ただ、上場企業のIR情報など「すぐに手に入るけど読み込むのが面倒臭いなぁ」と感じる情報などであればそこから次に来そうな市場を見つけるタネになることもあるでしょう。

そもそも調べようと思わない、入手自体が面倒くさい、読み込むのが面倒くさい、想像力を働かせる必要がある、など何らかの手間がかかり希少性があることが価値を持つために重要なののです。

誰でも簡単に入手出来て容易に解釈可能な情報が金儲けにつながるなんてそんな甘い話はない

じゃあ、オンラインリサーチで価値のある情報とは、具体的にどのようなものなのでしょう?

ここからは、私が普段実際にどのようにリサーチをしているのかを紹介していきます。

なによりも大事なのが気付きを得ること

新規事業のアイデアやパクりたい事業をリサーチしようにも世の中には無数に事業があるため「そもそもなんの事業をリサーチすればいいの?」という疑問があるはずです。

そのためリサーチする対象を絞るために「気付きを得る」ステップが必須になってきます。

100冊の本を読んでも気付きを得られない人もいれば散歩をしているだけで稼げる事業の気付きを得ることができる人もいます。

自分が普段からどれだけ好奇心を持って生きているか、全ての事から学びを得ようと思って生きているかという姿勢の違いが顕著に結果に反映されます。

オカルトチックですが、事実そうなっています。

「今日一日で黄色いものをどれだけ見るか」を意識して歩けばいつもよりも黄色いモノが目に入るように、全てのことから学びを得ることを意識していれば気付きの数も増えていきます。

俗にいう「カラーバス効果」ってやつはビジネスの種を見つけるのにも適用できるのです。

オフラインで気付きを得るための具体的行動例

たとえば外出や散歩中に次のことを意識するだけでチャンスが10倍以上になります。

そこそこよさげな立地にあるビルの中にはどんな会社が入ってますか?何をしてそれほど稼いでいるのでしょうか?

デパートなどに行ったときに最近できたコーナーはないでしょうか?催事場では何が催されているでしょう。

大手書店の雑誌コーナーの表紙で自分が全く知らない単語はないでしょうか?

また、読書などのインプットがひらめきにつながることも当然あります。

他にも、友人との飲み会で最近ハマっていること・悩んでいること・購入したものを聞いてみてはいかがでしょうか?

オンラインで気付きを得るための具体的行動例

結果的にゴミしか集められない可能性もありますが、TwitterなどのSNSで「稼げるらしい」、「稼げた」、「副業」、「はまってる」、「うざい」など雑多なワードでネットサーフィンをするのも意外にヒントが上がってたりします。

CAMPFIREなどのクラウドファンディングサイトのトップをだらだら見てみたり

キックスターター・INDIEGOGOなどのクラファンサイトを見てみたり

国内・海外問わずニュースサイトやテック系サイトなどから着想が得られることがあります。

上で挙げた以外にもネットサーフィンがきっかけで知ったサイトなどが無数にあります。

これさえ知っておけば完璧!と言える方法は少なくとも私にはありません。

興味関心や自分の頭で考える癖がつけば自ずと閃き力は上がっていきます。

”気付き”のフェーズはそれこそ生き方などの根本的な話なので変えようと思っても簡単に変えられるものではないです。運に頼るのが嫌なら自発的なインプット(読書・Webマガジンなど)の量を増やしていくしかないですね。

10冊本を読んで、何の気付きも得られなければあなたの考え方に問題がある可能性が高いでしょうね。キツイ話になりますが、一旦起業などは諦めて瞑想とか無駄に思える時間を設けたほうが良いかもしれません。

オンラインリサーチのやり方

気付きを得た後は、基本的に次の流れの通りです。

  1. リサーチするWhyとWhatを明確に

  2. 必要な情報をとりあえずググる

  3. 必要な情報を別の形で取れないかを考える

STEP1. リサーチするWhyとWhatを明確に

気付きを基にリサーチをしていくのですが闇雲にググっても欲しい情報が得られるとは限りません。

「何のために何をリサーチするのか」これを常に明確にしておく必要があります。

たとえば、ステップ1でサウナの人気が高まっていることに気付いたあなた。リサーチする理由が、サウナ関連の投資先を見つけたいのか、サウナ関連で事業を始めたいのかで検索ワードが変わってきますよね。

サウナ関連で事業を始めたい場合でも、【既存企業(競合)の収益性を知りたい】のか【商品開発の方法】が知りたいのかでも変わってきます。

行き当たりばったりで「次はコレ、その次はアレを」とリサーチしていれば必ず漏れがでますし、最終的なゴールにたどり着くことは希です。

ですのでWhyをまず決める。「サウナ関連事業で起業をして稼ぎたいから」がWhyだとすれば、今のあなたに足りない知識をWhatとして洗い出していくのです。

  1. 【サウナ関連事業一覧と必要資金】をリサーチしてあなたにできそうな事業のみにスクリーニング

  2. 【売上・利益】などで更にスクリーニング

  3. 【競合】をリサーチして自社でも勝てそうな事業にスクリーニング

  4. 【商品開発】、【販売方法】、【コスト構造】など実際に起業する際に必要な情報を集める

たとえば上の順序でWhatを埋めていけば目的は達成できますよね。

STEP2. 必要な情報をとりあえずググる

ある程度、集めたい情報が決まればググりましょう。

簡単に集まるモノもあればそうでないものもあります。

たとえば関連事業一覧や必要資金などは容易に入手できる一方で、売上や利益などを公表していることは稀です。こうした単に検索しただけでは取れない情報を入手するために次のステップに移ります。

STEP3. 必要な情報を別の形で取れないかを考える

売上や利益などを公表していることは少ないのですが物販関連であれば次のように調べられます。

Amazonにある商品の多くは中国から輸入しているので、Alibaba(1688.com)などで似たような商品がないかを調べましょう

Chrome拡張機能を追加すればAmazonの商品画像から似たような商品が作れないかをリサーチできます。大体のコストを計算して利益率を出すことができるので後は月間の販売個数を推測できれば売上と利益額が出せますね。

販売個数はセラースプライトなどのWebサービスを利用するか、商品をカートに追加して在庫数を追跡することで推測できます。

物販系であれば「中国OEM Amazon」とかで調べると無数に情報が出てきます。売上や利益を計算するくらいであれば無料で出てくると思うので調べてください。

他にもクラウドファンディングで似たような商品がどの程度実績を出しているのかも参考になります。

CAMPFIREでサウナと検索した結果

主催者がインフルエンサーか素人かなど注意すべき点はあるものの、どのくらい売れるものかが分かります。

物販ではなく「稼げてそうな企業の情報が欲しい」といった場合は費用がかかりますが帝国データバンクや商工リサーチなどの活用を検討しましょう。1件あたり3万円払えば信用調査ができます。

ネットには限界がある

ネットの情報は玉石混淆であり、公的情報のような信頼性の高いものから近所の噂話レベルや陰謀論のような情報まで雑多にあふれています。

まさにこれ。

正直、入手が面倒くさい情報であっても誰かしらリサーチしている人は居るのでネット上の情報だけで儲かる事業が簡単に見つかることはありません。

後述しますが、ある程度リサーチしてみた後は低コストで仮説検証をしてみるというのが確度高く稼げる事業を作るコツです。

オフラインリサーチのやり方

オフラインでできることは「人に聞く」か「スパイをする」かの二つだけです。

ここからはあまり知られたくない情報もあるので購読者限定です。

人に聞くアプローチ

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