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【商品開発大全#2】USP:"あなたから"買うべき理由を設計する

「売れる商品設計!って商材を買ってプロダクトを作ってみたんですがあまり売れません……」

「なんか、コンテンツ制作の方法ばかりが書かれていて実業に使えるとは思えない……」

「TTP(徹底的にパクる)が良いって聞いたから、競合のパクり商品を作ったのに売れない……」

「市場自体はあるのに、私の商品が売れないのはなぜですか?」

「私よりフォロワーの少ない人の商品がすごく売れてるのがむかつく!」

などなど、商品コンセプトを考えて作ったは良いけどあまり売れないという悩みを抱える人は多いです。

せっかく「売れる商品設計!」という商材を買って商品コンセプトを設計したのになぜか売れない……。でもこれが現実です。

良く考えてみれば当たり前の話なんですよね。商品コンセプトが超重要なのは間違いないですが、それだけで売れる商品が作れるなら世の中にもっとお金持ちが増えてるはずですから。

そもそも、”読むだけ/見るだけ/学ぶだけ”で売れる商品開発がマスターできるとかないですよね。ーーいや、まぁ「一つ売れる」とかをカウントしていいならあり得ますけど……。

まぁ、とにかく!”爆売れする商品コンセプト設計!”みたいなのは話半分、いや一割くらいで考えてください。それが仮に優良コンテンツだったとしてもせいぜい、学ぶ前より失敗する確率が下がるくらいです(それでも十分ですが)。

情報発信ってのは因果なもんで、伝わらないと意味がないので、伝わるように分かりやすさの追求をしてしまうようになるんです。でもこれは仕方ないんです。誰も聞いてないのに考えを発信し続けるなんてこと、超一部の狂人にしかできないんですから。電車に居たら空気がピリッとしちゃうくらいの狂人にしかできないんですから。

ただ、ここで断言しておきます。ビジネスが”点”の情報を知るだけでマスターできるなんてことはあり得ません!スモビジ大全読者の皆様は単純化の罠にはまらないでくださいね(スモビジ大全でもたまに単純化して伝えることがあるので……)。

あなたも経験したことがあるように、「商品コンセプト設計」だけを学んでも売れる商品が作れるようにはなりません。

大事なものは商品コンセプト以外にも沢山あるからです。当然ですね。

その大事なモノの一つがUSP、Unique Selling Propositionです。今回のスモビジ大全では「USPを理解し、自分から商品を買う理由を設計する方法」と題して

  • USP(Unique Selling Proposition)ってなんだっけ?

  • USPがなぜ必要なのか?

  • USPになる施策、ならない施策の違いは?

  • 失敗しないUSPを設計するアクションプラン

  • 「返金保証!」がUSPにならない理由

などを学んでいただきます。詳しくは目次を見ていただきたいですが、全部超大事です。

関連する記事

本題に入る前に、参考になる記事を紹介しておきます。お時間あるときにぜひ。

【商品開発大全#1】商品コンセプトの作り方

商品開発大全の初回です。今作が二作目。

「商品コンセプトを学んでも売れる商品が作れるようにはならん!」とは言いましたが、商品コンセプトが大事なのは間違いないです。

  • 良い商品コンセプト・悪い商品コンセプトの違いってどんなのだっけ?

  • 良い商品コンセプトを作る方法って?

  • 明確な商品コンセプトが良いってわけじゃないよ

  • 机上検証する場合のチェックリスト

  • 実践的に検証する場合のチェックリスト

などについて解説しました。めちゃくちゃ良い記事に仕上がってます。

第一回、第二回(今作)、それぞれ単体でも価値があるとは思いますが、全部通して学んでいただいた方が「読む前よりも売れる商品が作れるようになった」という体験を強く感じるように設計していますのでぜひ読んでください。

スモビジ大全の商品コンセプトについて解説した記事

スモールビジネス大全を始めたて、超初期に書いた記事です。始めた理由やコンセプトについて解説しています。約一年半も前の記事ですがこの記事に書いた戦略から大きく外れることなく進んでいるので、本当にすごい。そうです、自画自賛です。


参考になる記事の紹介も終わったところで、本題(購読者限定部分)に入っていきたいと思います。スモールビジネス大全は初月無料で、二か月目以降も980円(1日当たり約32円)と手ごろな価格です。

有料記事は大体980円~で、月に1本でも読めば元が取れますし、アーカイブマガジン(過去月のまとめ)は4,980円するものもあります。解約して「あ、過去月の内容が読みたくなった……」という事態が発生すると約5か月分の購読料金を払う必要が出てきます。

スモールビジネス大全は、できるだけ早く「とりあえず購読、とりあえず継続」するのが最もお得になるように設計しています。なので、少しでも興味を持った方は早めに購読をすることをおススメします。もちろん、購読するもしないもあなたの自由です。

※ちなみに、現時点(2023年3月11日)で約80記事の購読者限定記事(無料だけど購読者限定部分がある記事)が追加課金なしで読めるようになっています。めっちゃお得です。

過去月の"有料"記事は別途購入する必要があります。
その場合、マガジンがお得。

USP(Unique Selling Proposition)ってなんだっけ?

USPとは独自のセールスポイントのことです。自社の商品・サービスが他所の商品・サービスと何が違うのかを明確に定義することで、顧客に対して「うちの商品を買うべきだよ!」とアピールするために使います。

USPってなんで必要?

商品コンセプトが「この商品を買うべき理由」、商品自体の魅力をデザインしたのに対して、USPは「あなたから買うべき理由」、あなたから買う魅力をデザインするものです。

つまり、冒頭で「商品コンセプトは良いはずなのになんで売れないんだ……」と悩んでいた人はUSPが弱かった、”あなたから”買う理由がアピールできていなかった可能性が高いということです。

競合他社をリサーチして、売れるはずの商品コンセプトが作れたとしても顧客に「あなたから購入する理由」がなければ買いませんもんね。仕方ないです。

つまり、本当に商品を売りたいなら商品コンセプトだけでなく、USPもキチンと設計する必要があるのです。

USPの具体的な種類にはどんなものがあるか?

極論を言うと、「あなたから買うべき理由」がデザインできるのであればすべてUSPなんですが、良く使われるUSPについて紹介します。

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