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非専門家が起業したソーシャルセリング代理店事業~専門家かどうかを決めるのは知識ではなく評判

今回紹介するのはソーシャルセリングサービスを提供している事業です。

ソーシャルセリング、良い響きですよね。「SNSマーケティングを教えます。」だと、そこはかとなく嫌な匂いがしますが「ソーシャルセリングサービスを提供しています。」だと、toB感が強いためエグみを感じません。

toB感を強くすればtoCでは受け入れられない商品もキレイに見える魔法ですよね。人間の認知って本当いい加減。

ソーシャルセリング?SNSマーケティングと何が違うの?

ソーシャルセリング (英: social selling)は、販売プロセスの一環として顧客との関係を発展させるプロセスのこと。今日、これはLinkedIn、Twitter、Facebook、Pinterestなどのソーシャルネットワークを介して行われることが多いが、本来はオンラインでもオフラインでも行うことができる。

wikipedia「ソーシャルセリング」より

ちょっと何言ってるか分かんないって人は「SNSでの活動を営業プロセスに組み込むこと」だと思ってください。

なので、コンテンツを共有して興味を持ってもらうこともソーシャルセリング、潜在顧客を見つけてDMやリプなどでやり取りすることもソーシャルセリング、潜在顧客のニーズを見つけるために聞き込みして調査することもソーシャルセリングと言えます。

本来の意味的には、”SNSに限らず”顧客との関係構築をしていくプロセスのことをソーシャルセリングというのですが、ざっくり「プロダクトを販売するためにSNSで顧客との関係を深めていくのがソーシャルセリング。」と思ってもらえれば大丈夫です。

日本ではウィルゲートの吉岡さんが有名ですね。Twitterプロフィールにも記載がありますが、ソーシャルセリングで年間3億円の受注を行っています。

この、「ソーシャルセリングって言えば吉岡さんが有名だよな」って第一想起を取れたのもソーシャルセリングを実践していることの賜物だと思います。流石ですね。

SNSマーケティングとの違い

SNSマーケティングが「マーケッターが多数に向けて行うこと」だとしたらソーシャルセリングは「営業が1:1の関係を構築するために行うこと」だと思ってください。

マーケッターが行うのか、営業が行うのかというのが第一の相違点。

多数に向けてメッセージを伝えるのか、1:1でコミュニケーションをとっていくのかというのが第二の相違点です。

今回のケーススタディで学べる事

一つ目がそもそもソーシャルセリングのサービスを売るって何を製品にするの?ということ。

ただ単に「ソーシャルセリングを教えます!」という内容を製品化してしまうと、一回きりの卒業型プロダクトになってしまいます。これだと新規顧客を集め続けるのが大変です。

今回のケーススタディでは卒業型ではなく、継続的な収益が得られるように複数の製品を提供しているため「このような製品群を作れば継続的な売上が見込めるのか」ということが分かります。

それ以外にも

  • 仕事スピードが遅い人を敢えて投入するべきプロジェクトがある

  • 人事プロセスをゼロから構築する場合こうすべき

  • 自社ソフトウェアを開発するときの注意事項

  • 優位性を築くのに役立ったコンテンツ公開に関する意思決定

    • ウケが良かったコンテンツのジャンル

  • 非専門家が専門家のポジションを確立するために役に立ったこと

    • 誰でも最初は非専門家、自分から「専門家です!」とアピールするのは痛い。

    • 他者から「あの人は詳しそう」と思ってもらうのがベスト。

    • 新たなパートナーシップを見つけるためにも役立つ。

などの学びがあります。

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本文最後にはこのケーススタディからどこまでの学びが得られたか?自分に落とし込めたか?をチェックする理解度チェッククイズがあります。提出をする必要などはないのでサボれてしまいますが、自分の頭で考えるためにもしっかり行ってくださいね。

※今回のケーススタディは18,000文字を超えるボリュームです。一度で読むと大変かと思いますので、スキを押して読み返せるようにしておくのがおすすめです。

誰がどんなビジネスを始めたのか?

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