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要領の良い人間になる方法~"後天的に"センスを身に着ける

スキルを習得するときに、最も大事なのは練習量である。

ただその一方で、同じ練習量でも凄く上達する人と、それほど上達しない人がいるのもまた事実。

この上達量の差を世間一般では”才能”と呼ぶ。しかし、私はそれとは違う考えを持っている。

上達量の差は、とあるスキルの習熟度によって生みだされている、と。

私は、このとあるスキルのことを「意識的練習」と呼んでいる。

私がこの「意識的練習」と呼んでいる技能に気付いたのは2023年2月の事である。

自分の要領の良さに気付いた幼少期

私は地方の田舎出身で、家ではほとんど勉強をせず、友達と外で遊びまわったりゲームばかりをして過ごしていた。

それでも、小学生のテストなんて100点が当たり前だと思っていたくらいには成績が良かった。

しかし、一方で一緒に遊んでいた友達はまぁ普通の点数で、家族にテスト結果を見せると褒められる。そこで気づいた、「どうやら自分は頭が良いらしい」と。

中学校、高校と時を経てもその感覚は変わらなかった。

必死でノートをとって毎日夜遅くまで勉強をしているM君はどうして自分よりも成績が悪いのだろうか?

あれだけ練習しているI君は自分よりもどうして下手なのだろうか?

自分としては「自分のやり方が効率よいおかげだ」と思っていたが、友人からは「才能があるからそういえるだけ」、「プロコンだからできたんでしょ」と言われる。

しかし、2023年2月、ある本に出会ったことで確信を得た。

「要領の良さは後天的に身に着けられるスキルである」と。

私が無意識に行っていた方法が見事にこの本では言語化されていたのだ。

この本は超一流のヴァイオリニスト・ピアニスト、チェスのグランドマスター、オリンピック選手、記憶力の達人、医師、ゴルフ選手、クイズプレイヤーなど様々な分野の超一流を研究し、「超一流になるための努力の仕方(deliberate practice)※」について書かれた本だ。

※deliberate practice
「超一流になるのは才能か努力か?」では限界的練習と訳されているが、個人的には意識的練習の方がしっくりくるのでこの記事では意識的練習とさせてもらう。

また、超一流になるための努力の仕方について書かれている本だが「要領よくそこそこの結果を出す」ためにも十分使える。

この本に登場する事例と比較するとしょぼいが、3か月でTOEIC600点台から900点以上を獲得したときも、ベンチプレス60kgから約1年間で130kgまで成長したときも、今回の記事で解説する内容を実践していたからだ。

今回は、そんな後天的に要領の良さを身に着ける方法を解説していこうと思う。勘違いをさせないために先に述べておくが、上の本を要約する回ではない。

今回はあなたが要領の良さを身に着ける方法を解説していく。

  • ライティング力を引き上げるにはどうしたらよいのか?

  • なんでも売れる営業力を身に着ける方法

  • 儲かるビジネスモデルを作る方法

  • 外さない商品企画力を身に着ける方法

  • 商売センスを身に着ける方法

など、スモビジ的な文脈でも応用可能性は幅広いため、是非とも意識的練習という素晴らしいスキルを身に着けてほしい。

さて、有料部分に入る前に、皆さんが懸念しているであろう遺伝について言及をしておく。

ネットで"IQ 遺伝"と検索すると【知能は遺伝率約80%】、【IQは66%、収入は59%が遺伝の影響!】など刺激的な見出しが飛び込んでくる。

しかし、これを真に受けてはいけない。


才能は遺伝する!というよくある勘違い

「才能は遺伝するから努力しても無駄」という斜に構えた意見を持っている人もいるだろう。しかしそれは間違いである。

多くの人は遺伝と遺伝子をごっちゃにしてしまっている。

「遺伝」と「遺伝子」への誤解

遺伝と遺伝子は別物だ。

遺伝とは親から子へ生物の特徴を伝える「現象」のこと。

遺伝子とはDNAに記載されている「情報」のこと。

複雑すぎるので結論だけ

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