出没!あちこちに
「今まで住んだところで、どこが一番好き?」
小学生の時、同級生に何度となく聞かれました。
その時の心情として
「う~ん、どこもいい所もあるから一番ってないんだよね」
「っていうか、前の所スキっていったらこの子に失礼じゃないかな」
と返答に相当困っていました。
きっと無邪気に
「ここでしか暮らしたことないし、他ってどんなとこなんだろう?」
と興味をもって聞いてくれていたのかもしれないのに
なんだか答えになっていなかったなぁ、と今は申し訳ない気持ちになります。こういうとこだぞ私。
幼少から、今まで東は東北・南は九州まで計7つの県に暮らしました。
住めば都、とはよく言ったもので
引っ越して住んでみると「あ、意外にいいかも」となっちゃうんです。
海が近くて、徒歩で海水浴に行けちゃう
ミカン畑がそばにあって、はねだしもらえちゃう
雪いっぱい降るけど、消雪パイプで道が歩きやすい
(人間関係うまくいかなかったもので、環境のいいとこ見つけてました)
だからいちばんも、二番もつけがたいんですよね。
大人になってから、なぜか幼少期に行った県とご縁があり
大学→小学1年生の時に暮らした県
30代後半→生まれたときに住んでいた県に暮らし、幼稚園の頃くらした県に通勤していました。
最近、通勤していた市の特集を
私が愛聴する「アド街ック天国」で取り上げられていました。
新幹線がとおるでおなじみ、「群馬県高崎市」です。
私にとっては「職場がある街」という意識が強い。(今も)
県境をこえ、ところどころ渋滞をくぐりぬけ
高崎市役所の高い建物が見え始めると、
あ~今日も一日あれこれやることが満載だー
とややどんよりした気持ちになっていました。
今回アド街をみながら、
「元職場のビルが映っているなー」
「相変わらず栄えた都市だな」なんて
そのころ感じていた「憂鬱さ」はみじんもなく見ることができました。
仕事が終わって、毎週火曜日安いので駅前のショッピングモールに
リュックしょって買い物行ったなぁ
帰りながら、仕事の反省して、自分の無力さに絶望したなぁ
その経験は今となっては、いい思い出でもあるし
絶望した、思いは今の仕事に結構生きているなと思いました。
カタチがない業務だからこそ、実績を作る大変さと
意味と、大事さと。
まさに最近つながっています。
むしろ、いいもわるいも自分の中で受け止めたうえで
思い出深く、好きな街のひとつになっています。
今もこの街には、私の大事な人たちが働き生活を紡いでいます。
移動がもう少し自由にできるようになったら、また闊歩したいな
今度ここ行ってみようかな
そんな個人的な楽しい計画を温めながら、今日も仕事に励んでいました。
目の前に、人参ぶら下げると全力ダッシュできるタイプです。
(あ、ほどほどに休みます)