難易度高いけど目指したい。
できることならば、誰かの話を聴くときには
”自分の解釈”や”決めつけてしまうこと”を極力少なくしたい。
…という気概でいるのですが
なかなかそれって難しいよね、としょんぼりすることも。
最近、珍しいことに「師業のタマゴ」である学科の相談を受けることが多くなってきました。
数年前にひとりだけ継続支援をしたのですが、それっきりだったので久しぶりです。
この時期に履歴書を出すようなので、その添削がほとんどなのですが
先日対応した学生さんの「志望動機」が真っ白でした。
問い掛ける前に
「ここって、やっぱり地元だからという理由じゃないと弱いですよね」
と先んじて切り出す学生さん。
地元と言えた方が説得力があるのではないか?と思われているようでそこは気になると話す。彼が希望している所は県外。
なぜか聞いてみると「地元は競争率の高いところばかりだら」というところから語りだし、実は「その師業にはなりたいと思ったことがなくて…」というところまでたどり着きました。
えっ、そうなの?と一瞬びっくりしたのです。
じゃあ何でその学科なの?とも思ったのですが。
ハッとします。
お前は?と。
工学部…出身です。でも一回もモノづくり系の仕事したことないです…。
したいと思っていたかっていうとそうでもなかったです。。。
同じように工学部や教育学部の学生には
「必ずつながることじゃなくてもいいよ」って違和感がなく言えたのですが
なぜ、今回のように師業に関わる学生さんにはいえなかったんだろうか。
数年前継続支援していた同じ学科の学生さんが
その師業に想いを持っていたからだろうか…
それとも
師業に対して、個人的になりたくて目指す人ばかりという思いこみがあるからなのだろうか。
それって師業、師業じゃないの間に何か大きな色眼鏡を私がかけているってことなんじゃないか。
目の前の相手を”肩書””ラベリング”ではなく、個人として接したいと
私の中ではテーマとしているのですが
なーんだ、全然違うじゃないか。とガッカリ肩を落とし地面にめりこんでしまっています。
個人として接したい、がまだまだであることが分かったので
自分自身がモノをどうとらえているのか
再点検していく必要が出てきました。
あー嫌だけど、直視していこうと思います。